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コヨミくんの言葉に、テトさんとマスターは、びっくりした。
「えっ、行方不明って、なに? どうしたの」
コヨミくんはコーヒーカップを置くと、ちょっと考え込むようにして続けた。
「ええ。昨日ですけど、ボクの店の“鑑定団”に、リンちゃんのお兄さんのレンくんが来たんですよ」
「うん」
「その時、彼、心配そう...玩具屋カイくんの販売日誌(240) 妹が行方不明で
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だんだん、大きなヒットになっている“リンリン・はっちゅーね”。
でも、その裏に見え隠れするウワサの“妙な会社”…。
そんななかで、そのライバルとしてやっぱり人気が出始めているのが、“テト・ドール・ナチュラル”だ。
作者の雑貨アーティスト、テトさんのお店「カフェ・つんでれ」。
ここで、彼女と、仕事の仲...玩具屋カイくんの販売日誌(239) リンちゃんが一昨日から…
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「わざと、じゃないよ。だって、偶然に居たんだもん。あたし、ハミングスの雑貨って、好きだし」
口をとがらせて、駿河ちゃんは言う。
「わざととは言ってませんけど、でも、さすがに情報通の駿河さんですね」
ちょっと笑って、マスターの吉さんが言った。
「この子、結構、早耳だからね~」
霧雨さんが、笑いながら、...玩具屋カイくんの販売日誌(219) テトさんとりりィさん、ニコビレに…
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「なんか、ちょっと変な話になってきたわね。マスター、これおかわり」
カウンターに座った霧雨さんは、身を乗り出すようにして、コーク・ハイのグラスを差し出した。
「強めに作ってね。酔わないと聞いてられないかもね」
そういって、彼女は笑った。
「カフェ・つんでれ」のマスター、吉さんの話が、なにやら不思議な...玩具屋カイくんの販売日誌(216) オカルト談義、白熱!?
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「おや、いらっしゃい」
入口のドアが開いて、「カフェ・つんでれ」に入ってきたのは、霧雨さんだった。
「どーも」
傘を閉じて傘立てに入れながら、彼女はそうつぶやいた。
「まだ、雨が降っていますか?」
マスターの吉さんが尋ねる。
「うん。まだ。大分小降りになってきたけど」
そういって彼女は、カウンターに...玩具屋カイくんの販売日誌(215) 「つんでれ」で、オカルト談義!
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さわやかな秋晴れの、日曜日。
公園の敷地いっぱいを使って開かれているのは、「アート&グッズ・フリーマーケット」。
手作り作品や自作のアートを、展示販売する催しだ。
「それ、いいですね」
「そう?安くしときますよ」
ホットドッグをほおばりながら言うレンくんに、ぱみゅちゃんが答える。
公園の一角に止まっ...玩具屋カイくんの販売日誌(214) 信じる者に、不思議は起こる?
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テト・ドール人形の、目玉が動く?
マスターの言葉に、テトさんと霧雨さんは思わず、人形をのぞき込んだ。
しかめ面をして、しばらく見続けていた霧雨さん。
しかし、人形に変化はなく、諦めたように顔を上げた。
「ぜーんぜん、動かないじゃない。ホントに動いたの?マスター」
そういって、疑わしそうに、彼を見つめ...玩具屋カイくんの販売日誌(211) テト・ドール in つんでれ
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ゆくりさんのお店に、お客としてやってきた駿河ちゃん。
りりィさんたちに訪ねられて、“人形”の秘密を少し、話し始めた。
「あたしと姐さんで、デフォ子さんに、特注のはっちゅーね人形を作ってくれるよう、頼んだんです」
そう聞かされて、ゆくりさんは興味津々の様子で聞いた。
「あらー、そうなのー。でも、特注っ...玩具屋カイくんの販売日誌(210) 新しいドール
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テトさんの店、「カフェ・つんでれ」で。
お客の霧雨さんが、テトさんに熱心に勧めているのは…
新製品のアイデアについてだった。
「こんどのテト・ドールに?」
テトさんは、霧雨さんに聞き返した。
「そうです。テトさんの製品ですもん、デザインとかはきっと、素晴らしいと思うけれど」
霧雨さんは、うなずきなが...玩具屋カイくんの販売日誌(208) 霧雨さんの“新製品”提案!
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テトさんの店で、やたらとはしゃいでいる霧雨さん。
ハイ・テンションな彼女の様子に、やや面食らってしまったテトさんだ。
「まあ、昼間に来るこのお店も、素敵ですねえ!アタシはいつも、夜の“バー”の時に来ることが多いんです」
そんなことを喋りながら、霧雨さんはハーブティーを注文した。
手には、なぜか“はっ...玩具屋カイくんの販売日誌(207) 霧雨さん meets テトさん
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「ふぅん。そう、それじゃあー、あれなのー?」
相変わらず、のんびりとした調子で、ゆくりさんは聞いた。
「あのお人形が、不思議なしゃべり方をするのは、仕掛けがあったってわけなんだ」
「うん、そういう感じもしますね」
レンくんは、カウンターの中で、店のチラシやクーポン券を揃えながら言った。
ゆくりさんの...玩具屋カイくんの販売日誌(206) いらっしゃいませ!
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