ミルバケッソの投稿作品一覧
-
『――ありがとう、思い出してくれて』
彼はそう言って、私に優しくキスをした。
何もできずに固まったままの唇に、微かに触れるような感覚。
胸の中に広がる懐かしさと嬉しさと愛おしい感情が、私の心臓をキュウと締め付けた。
今日は日曜日。
いつもより少し遅く目が覚めた私は、ゆっくりと起き上がるとのそのそと...私が金縛りにあった時の話。
-
鮮やかに光る街並みが
急に滲んで見えるのは そう
きっとあの日こぼれ落ちた
何かが心を濡らしたから
あの二人歩いた坂道も
見つめあったカフェテリアも 今
幸せな顔した誰かの
笑い声が聞こえてくる
去っていくあなたの背中に
私はなにも言えなかった...【歌詞】white eve
-
「どうすればいいか」なんて
考えたくないわ
今を楽しく生きたいの
ただ それだけ
誓いの証を手に入れたって
満たされるまで抗うわ
笑顔であなたと言葉を交わし
想いを馳せる 彼の人へ
抱きしめられた強い腕に
揺れる ココロ...【巡音ルカ】愛欲パラドックス【歌詞】
-
【sunshine!】
目が痛くなるくらいの青と
夏にはじける君の笑顔
流れる汗さえ気にならない
急上昇する鼓動
海辺に走っていくその姿
視線を外せる訳もない
楽しそうにはしゃぐ声が
キラキラ眩しすぎて
ah…もし君が隣でそうしてくれたなら…なんて...sunshine!【歌詞】
-
こわしてやろうかと、
本気で思った。
【気まぐれ小説・なな】
「ね、そろそろよくない?」
「何が?」
「俺達」
「それは答えになってません~」
彼女のガードはきっと鉄筋コンクリートよりも硬くて耐熱防火金庫よりも開けにくい。
(こんなに好きなのになぁ)
てか分かってるし気付いてるはずなんだけど何ですか...気まぐれ小説・7
-
あたしの腕にぶら下がって。
紙袋が揺れる。
気まぐれ小説・ろく(似合わない事はするもんじゃないと痛感させられたよホント)
夕暮れの帰り道。
今日は珍しく冬らしい。
寒い。
かじかんだ手に息を掛ける。
一瞬だけ温もりを感じて、またすぐに冷えた。
「はぁっ」
「何お前溜め息してんの」...気まぐれ小説・6
-
いつにも増して教室がざわめく。
気のせいだろうか、ピンク色の空気が見える様で少し甘ったるい。
気まぐれ小説・ご(2/14?だから何?)
「おーはよッ!!」
「わっ!……何?」
いつもハイテンションなのに今日はまた一段と凄いな。
あたしの机にトンと手を置く友達に目をやった。
「ねぇ、持ってきた?」
「...気まぐれ小説・5
-
おー、
びっくりしてるしてる
【気まぐれ小説・よん】
地獄のテスト週間も何とか終わって(結果はまぁどーにでもなるっしょ)さてこれから家帰ってゴロゴロ漫画でも読むかななんて思ってた矢先、またアイツがアタシの席へとやってくる。
「さぁて帰るべー」
「待てコラ」
気付かないフリしてさっさと帰ろうと席を立っ...気まぐれ小説・4
-
「はよーっす」
「おー、はよー」
【気まぐれ小説・さん】
がやがやと騒がしい教室の隅の窓際席。ボーっと座ってHRを待ってたらアイツがわざわざ足を運んできた。
「おい、」
「何デスカー」
言われるであろうセリフが分かってたので敢えてそう返事をしたら案の定「ムカつくなお前」と前置きされた。
「俺のマフラ...気まぐれ小説・3
-
イテテ、イテ
いたいいたいいたいよやめて下さーい
【気まぐれ小説・に】
「ちょっ、いたいよいたいっていつまで引っ張るのー」
「てか俺のだろうが!返せよ!」
いやですー絶対返してやるもんかと粘ってたら首締め状態に突入してしまった。
「あーうーく、苦しい、って首締まってるから!」
「いつまでも返さねぇか...気まぐれ小説・2
-
神様、
がいたら今あたしはこんなになってない、か
【気まぐれ小説・いち】
「何て顔してんの」
「うるさいよ」
大体誰のせいだと思ってんですかあんた。
あたしの普通レベル(だと自分では思う)の顔がこんなにも醜く歪むのは一体誰のせいだと。
「何かあった?」
「何かあったね」
「だから何があったんよ?」...気まぐれ小説・1
-
ムジカデリクさんの作りかけ楽曲をイメージして。。。
『初恋ビター』
目を閉じて あなたを想うの それだけで…
その笑顔 遠くから見てる まぶしくて…
二人 視線 交じる 瞬間 胸が高鳴る
笑って手を振るあなたに 何も出来ない けど
もう 好きで 好きで 好きで 好きで どうしようもないよ
伝えたい…...【歌詞】初恋ビター