タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(248)
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『宵明けのチャリネ』
絡むパノラマに佇む獣に描き足す涙色
光る羽音にご注意を もうすぐ始まる funeral
開く楽屋で語らうのは道化の下らない睦言
髪もメイクも雑な仕様 どうせ今日限りでおさらば
奇想天外な秘密の parade へ 貰った風船 タネも仕掛けもなくて
細く長い糸を辿り ふらりゆらり ...『宵明けのチャリネ』
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『狐のかんざし』
触れて 揺れて 夕暮れ時
攫われたのは誰
階(きざはし)に一歩進んで 暗がり 怖がり
彼の子(あのこ)は何処だと耳を済まして 人形遊び 笑う声 消えていった
石灯篭並ぶその先にふわり そっとひとつひとつ掬う小さなその雄叫び
後ろ指差した籠の中には 綺麗に縫われた「きっと幸せになれる...『狐花』(きつねばな)
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『Pleiades』
歌えや踊れ この花の中 楽園で
我等気高き御遣いだ 主よ聞き届け給え
何故邪魔するの 上辺だけだというのなら
その心に問うといい 勝ち誇る愚か者
召し上げられた悠遠に心馳せて
慈しむ日々に何を返そう
澄み渡る空には今日も花が咲く
『あらどちらへお出かけ?』「アルデバランの丘まで...『Pleiades』
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『Lupus and Aries』
遠くで聴こえる唄は
広さを知らず果てに消えて
秤に残る星屑は叫んだ
何も考えず後先知らずにかけずって
この世界にあぶれる様な恩恵に縋った
神が遣わした誰かの灯火 今捧げて
奪い取って何が悪いと平然と笑った
辿り着けるのだと信じてー
転がってく(堕ちていった)...『Lupus and Aries』
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『Alrescha』(意味:紐)
逃げ切ろう 何処までも
二人でなら耐えられる
はぐれたりはしない様
このAlreschaに誓うよ
結んで結んで 渡って行く
いずれ川に溶けるだろう
誰もこの流れに追いつけはしないさ
引いて引いて 渡って行く
いつか川に消えるだろう...『Alrescha』
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『ガラクタ』
痛みなんてナンセンスだ
ボロクソでいい 吠えまくる
さよならを返せ
決起決済 博打喝采 どうだどうだとドヤ顔で
サッと吐き捨て パッと並んで 拾った泥の宝物
擦り抜けていく悲しい記憶の轍
鉛筆で塗り潰し 刺し貫いて
痛みなんてナンセンスだ
ボロクソでいい 吠えまくる...『ガラクタ』
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『迷い森の道化師』
悲しみや よろこびさえ 土になり 花になって
木漏れ日も 月明かりも 踊り出す ららら らりら
あの頃に描いてた夢 叶わずに
いつしか足跡に変わり 別の途(みち)
数えきれない笑顔の中から 拾ったものはタカラモノ
大事に大事にこの腕の中 さて遊びに行きましょう 気の向くままに
木...『迷い森の道化師』
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『規則性スクロール』
忙しなく透き通る雨足に背を向けて走る
耳元で鳴り出した天気予報
大通りのモニターに映り込む人形芝居は
あちらこちらフラリフラリ 主役は何処?
この世界は嘘だらけ
環状線を擦り抜けていく リズム取れず未完成
制限なんて無視しちゃって踊り明かした
ライラ・ライラ 馴染む声を愛に例え...『規則性スクロール』
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『文鳥が死んだ街』
世紀末を決めた科学者がこう言った
「0に0を掛けたって無限にしかならねぇよ」
そんな理屈を押し通す
いつしか当たり前 人々はただ笑う
“さよなら”=(も)“こんにちは” 街は今日も死んでいく
そして昨日は生まれていく
チラリ チラリ 見下ろす羽根は何かに追われて泣いていて
なんて...『文鳥が死んだ街』
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「あなたが灯火になる前に」
夜空に咲いた向日葵から流れ出した
芽吹くはずだった種の欠片 散ってしまった
きっと君は知っていたんだ 進んでいく先にある
後ろから迫る全部を
爪先が躍る 息も吐かせないほどに
揺れて 引き留める事も出来ず微笑んだんだ
綺麗な海に溶ける物語のよう 泳いでいきたいな
何にも考...「あなたが灯火になる前に」
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『ケ・セラ・セ・ラ』
Funnyなselection それで乗り切るの?
イチ・ニィ・サン・シの 次に来る五月馬鹿
say ya 息衝いて dramaticにbroken heart
こんな時代に売れない絵空事
指先で彩る 不可能しか映さないサブカルチャー
数え切れない信管を 此処で押さねば意味が無...『ケ・セラ・セ・ラ』
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『君を厭う』
転がる坂で猫が逝く
嫌がる今日に蛆がわく
何でもかんでも捨て鉢な 真実なんて何処にある
信じるものなどありはしないと
頑に拒んだ舞台の上で叫んだものは 遠かった
君を厭う 君を厭う
知った振りした君を厭う
鼻持ちならないスタイルがただただ憎いと
それでもどうして 追ってしまうから...『君を厭う』
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『セノタフ』
ただ静かに掘り続けている
大事なものが何かも忘れて
なびく紋章 誰の為さと
思考回路が迷路に変わっただけ
密やかになぞる名前は
何も無いな
跪き祈るのは電子の海に消された
邪な正しきリアリズムで
螺旋状に蔓延る綱を手繰り寄せてみた...『セノタフ』
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『星の花が降るころに』
さめざめと鳴く竹林(たけばやし) 流れる彩(いろ)は何処へ
悪戯に微笑む君の横顔 傘の下
消せぬ陽の遠く 眠れるは星の花
待てど暮らせども落ちるは溜め息
揺らぐ空 咲く幸せを柔らに腕に抱き締め
掌に掬うひとひら 響いて ざわめく
降り積もる想いを育みゆくは君の眼
明けぬ雲の隅...『星の花が降るころに』
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『ゼブラの鍵』
イヤらしいコトとよからぬコトばかり浮かんで
すべてが誰かの必要な栄養素だ
アカで通り過ぎ アオで思い過ごして 昇天
気付く眼下から立ち止まり眺める現実
転がした答えは「ノー・ノー」ばかり 嗚呼 つまらない
身体中を掻き乱すような世界を今すぐ頂戴
善も悪も据え膳で どちらつかずフラフラ...『ゼブラの鍵』
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『さすれば』
汚れちまった悲しみに
気障な台詞で告白を 終ぞ相手にされぬまま
いいや・いややと照れ隠し なんて素敵な馬鹿頭
見捨てられずに仕舞い込む どうせそのうち塵捨て場
とんと・とうとう世捨て人 きっと尻軽 お愛想
立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は何だった
喩えようにも綺麗すぎるから ちょっと其...『さすれば』
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『フェードアウト』
勝者を跪かせようと四六時中 右往左往して
結果どうにもならないから見切り付けて次へ移行
卵と雛 どちらが先 そんな問答はもう何回目か
掌に残る重さはたったその程度の命で
起死回生の暴虐論を突き通せると思うその自信が
誰かのせいにして 誰かの為になる
それが本当に正しいなんて
響か...『フェードアウト』
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『メトロノーム信号』
今 キミに伝えたいコトがあるんだ
とてもクダラナイことなんだけど
聴いてくれたらうれしいよ
完璧なんて何処にも無い
ボクはいつでも負けてばかり
ふと気にかけた路傍の花
まるであの日の夢のようだ
トントンとノックする光が ほら
教えたがって笑ってるんだ...『メトロノーム信号』
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『絶望の花』
あの日 誰かが吐き散らした
強く何かを宿すのは 多分死んだいつかの事
あぁさめざめだね 煌めく瞳は濁ったんだ
沸いた泡に溺れては 胸に刺さる下らぬ笑み
あぁしらけるだけ 馬鹿だね お愛想と手を繋ごう
何も無い そうだ 此処は夢に見る廃墟の地
目覚めよう 眠らせて どっち付かずの揺れ遊び...『絶望の花』
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『Stay』
空は今日も相変わらずに笑う
時刻表を間違えてバス停前
追いかける手は何処に向かっている
僕の日々は遅刻だらけのペナルティ
また笑われた どうしようもない
心ばかりが強くなる
恥ずかしいだらけの青春なんだ
手を当ててみて冷静に
気付けば此処はもうスタートライン...『Stay』
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『誰も居ないあばら屋で』
夜明けを待たずに咲いた朝顔はまだ
届けと褪せぬ恋を叫ぶ
歪に微笑むあの頃の笑顔が
何故か強く心を締め付けて
軽んじてた君の強さを
まだ間に合うというのなら
この手を伸ばさせてよ
“愛していない” そんな嘘で此処から出ていこうなんて
出来る訳無いと 始まりの場所なんだ...『誰も居ないあばら屋で』
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『Psychedelic サイケデリック』
1A
感じ足りないの ココは何処?
今にも私は暴れそう
1B
give me your breath
2A
キラキラ廻る光の中
渦巻く歓声 独り占め
2B...『Psychedelic サイケデリック』
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『トラブルンバ』
お悩みは何ですか?
公共料金 一律で
そんなのあるワケないじゃんね
ツケにツケまくって ケツまくり
問題提起は書類にて
コミュ障 気取り屋 厨二病?
すでに流行り終わり とばっちり
あぁ もぉ 本当 君は天才だ
他人(ボクら)はいつも踊らされる...『トラブルンバ』
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『転生adamの憂鬱論』
環状線で立ち止まって
心細いと嘯いてみた
どうせただの思い付き
腕を真っ直ぐ広げたら
僕の方角はどちらなんて
気分気侭 決めればいい
Fly away いつしか未知を失くし
地を這う蛇に起源を尋ねた
転がる林檎に手を伸ばしては...『転生adamの憂鬱論』
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『オシロスコープ』
緩やかに 艶やかに ただ思うよ
花の様に綻んだ 君の弱さ
何時までも 何処までも 繋がれたい
そんな夢を見られたら 良かったかな
自らで選んだんだ
この後悔はシアワセ
どうしても手にしたくて
ただ目を塞ぐ それでも
聞いてしまったよ 心臓を...『オシロスコープ』
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『STORIES』
いつか手を取って 声にして笑おう
嗄れた声 曲がった腰も 今までが
あぁ可愛いなって思うんだ
最初はね ただの擦れ違う誰かで
ゆらゆらと過ぎていく日々に ふと急に
振り向いてみたんだ 始まりは
待てど暮らせど 長く感じて
君に逢いたい 今日が終わった
重ね重ねた 想いの全て...『STORIES』
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『君が笑っていた理由』
もしも全部が辻褄合わせだったなら
君が隠した「下らん理由」を知れたかな
死にたいやつは死んでろよ
飽きるのが癖 懲りないな
他人(ひと)の言葉が届かない頭 好きにして
そこら辺にあるマニュアルでも使ってさ
書かれた事実 大抵が気付くのに何故
気付かない馬鹿 吼えるなよってさ ...『君が笑っていた理由』
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『カラッポイズン』
退職を承認 勧告を受けたエリートが
皿まで喰っておっ死んだ
浅学はある意味 天才が育つ為のコツ
たちまち煽て祭り上げ
口紅引いて パンプス鳴らして 満足かい
犬猫のよう 盛りに盛って 馬鹿にしたい
本当はどっちになりたかった?
溢れ出した水は何処へ行く
滲んだのは空っぽのお涙頂戴...『カラッポイズン』
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『リアリストランプ』
テーブルについたら さぁ
もう全部終わっていて
君は何を間違っていた?
その視線を根刮ぎ奪うよ 空白の席で
組み直した脚の隙間から顔を出した嘘
如何様の表は
あちらこちらどちらそんなキラキラ盗見して 負け犬
晒すにはまだ程遠い人生の行方は
起死回生に挑み出す ほら 法螺吹きは ...『リアリストランプ』
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『Now On Selection』
うだつのあがらねぇ野郎は蹴り飛ばせ
おぼこい牝狐(めぎつね) あざといド附子(ぶす)も
辻褄合わせな唄を歌うよ ララライララ
不健康な大義名分 喰らい尽くそう
最初から選択の余地なんてありました?
自分探し 「何それ、やべぇ」の繰り返し
今更 今時 有り得ない無...『Now On Selection』
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『あいしまつり』
さぁさ 皆で踊りませぇ!
番傘片手に洒落込んで 髑髏(されこうべ)と逢瀬に参りましょう
口溶け甘くも辛辣な砂糖菓子摘んだ どんな色
綺羅綺羅 この世は不条理と項垂れりゃ機嫌は晴れますか
挽回必死の仁王立ち 睨めっこで般若に負けを見る
カランコロンと砂利を転がす下駄の音(ね)が
勇み...『あいしまつり』
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『バイ×バイ×ゲーム』(バイアス×バイタリティ×ゲーム)
右向け右で倣うだけの簡単なお仕事でして。
悪戯働きゃ、途端に人生→→→堕落行き。
我慢と辛抱。
どちらがより深くの理解を得て、
根負けした方が負けなんて、白々しいにも程がある。
丸投げたいだけなんだって。
あくまで例え。並ぶだけの適当な役割な...『バイ×バイ×ゲーム』
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『早とちリズム』
取り敢えずで突っ走る
当たって 砕けて やらかして
瞬時 ネガティブ突入です
如何にもでも バカですか?
頭を抱えて大笑い
途端に思考はコンバート
DL出来たらいいのになぁ
何度何回ワンクリックでやり直し
壊れていたなら それはもぅ...『早とちリズム』
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『その手に触れないで』
その眼に映り込んだ
永遠を望むヒロインみたいに
暴いた幼さから
その左側を独占出来たら
無骨な仕草も 嫌味な態度も
君の気を引く為の手段で
辿り着けるかな・・・
その手に触れないで
嫉妬に身を焦がす私を見ないで...『その手に触れないで』
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『愛しのスケアクロウ』
君の心を直してあげる
どんなものでも続きがあるなら
ボクに出来る事をしようと思うよ
だからお願い いつでもいいから
見せてくれるとうれしいな
眺め続けた空の下 閉ざされた場所で
自分の役割を知ったんだ
拾い続けて 一つずつ 重ねていく日々に
小さなよろこびに微笑んだ...『愛しのスケアクロウ』