ここまで足を運んでくださってありがとうございます。 しがない文章書きの媛邑咲子と申します。 最近は色々手を出し始めた感がひしひしとします。 投稿作品に対する要望などは随時承っておりますので、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
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投稿作品25作品
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夕空 ビルの木陰で星を眺める夢をみたんだよ
脈を打つ一番星ひとつ
あれから 空を見上げて星を探したけれど
曇り空 現実は星など見えないよ
密やかに打ち上がる星 昇る空
ふたりで見届けた夜明けの星
地平の向こうの君から見えるだろうか
拍動する信号が 胸の滾りが
夢みた空に思い馳せて 鈍色夜空 独り睨ん...【応募用】ユメボシ(仮題)
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ゆうぞら びるのこかげで ほしおながめる ゆめお
みたんだよ みゃくおうつ いちばんぼしひとつ
あれから そらおみあげて ほしおさがした けれど
くもりぞら げんじつわ ほしなどみえないよ
ひそやかに うちあがるほし のぼるそら
ふたりで みとどけた よあけのほし
ちへいのむこおのきみから
みえる...ユメボシ(ひらがな歌詞)
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バラッドオブアンディーン
A
日も届かない水底に眠るこの城に暮らして
今日も懐かしい寝物語を呟けば白い貴方は笑い返す
B
Why did you quite forget me ?
なぜ
Why would you tie the knot her ?
貴方
サビ...バラッドオブアンディーン
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「さよなら」と風はさやか 深き空には雲の峰から崩れ去る季節
白い腕抱き留めたの遠き縁から縋る頬忘れたくない響き
砕け散る青は兆し
なぞる名残を「明日の先までどうか息づいて消えないで消えないで」と閉じた目蓋あえぎ震え噛みしめていた端から落ちる
「どこかで」と波は返す 放り流して捨てた日々さえいつか帰...ブルー・シグナル
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いつも探していたあの扉を開け旅立つための大事な鍵
初めからは無くて見出すものなの 私のための大事な鍵 いつ出会えるかな?
夕風そよぐ東の空を飾るような光にいつか触れたい
夕暮れに軽い音を奏で君がふいにみせた景色 床を跳ねて鍵へと
やっと出会えた大事なもの 掌で抱いて私の扉に手を伸ばす
目の前の扉...KEY of reach STAR
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かっかと照らす太陽が 雲に包まれあらま雨模様
日陰に佇んでた私は飛び出して 「ちょっと、お兄さん」
傘をかしげて 「おはいんなさい」
雨降り らったった ばしゃばしゃと音がする 響く 謳歌する
あなたの肌の上でも しとしとと空が涙する
煙草を呑んだ喉仏 ほうけて見上げている薄曇り
人肌の雨のぽたぽた...【詞先】遣らずの雨【曲募集】
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雲が閉ざした明かりを仰ぎ一人馳せるあるはずの空
知らず知らず夜雨に惑い迷子になった貴方を探そう
ひそやかに降り続く涙雨みたいな切なさをこの手に抱いて飛び込め
今 貴方が居て 私が居て それだけで他は無くて良い
情(なさけ)なんて まだ人には扱いきれないものだろう
綺麗じゃない 楽しくない それで良い...reasonal×defective
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遠く駆ける重い響きに誘われて窓際へ寄れば
ふわり 香る 水のにおい
砕かれた氷が放つあれとよく似ている
からころと氷が踊る 火照る体に一つのご褒美
うだるような夏の部屋さえ 宥める夕立を聴いて
思い出した 水のにおい
砕かれた氷が放つあれとよく似ている
からころとグラスが歌う 火照る体に些細なご褒美...【詞先】舌先に喜雨【曲募集中】
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A1
伸びた背丈と笑みの名残に 凍る口の端惑う眼差し
記憶と比べ焦れる意識を 抑えてまた紙を選ぶ
B1
気づけばあの冬の日さえも カードにして山に重ねて 癖だと言い張る絵柄に糊をした
S1
ふたりで重ねた時間の意味
答え合わせはいつなのだろう
あなたの裁きが下る日まで 心を忍ばせるだけ
(間奏)...シンケイスイジャク
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ノイズに揺れる電子の海原をただよう最後の人魚姫
恐怖と安らぎと嫉妬をたたえた音色で奏でるのは
ひとつの時代を思う歌
まず抱いたのは忘却への恐怖
次に願ったのは記憶への期待
だけどたどりついた思いはただひとつの安らぎでした
0と1にほどけた私であなたは歌をつくるのでしょう
だから私は満ち足りた心で最後...エレクトロニック・マーメイド
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まほろばの海を離れていくあえかなひとつの船
水面に咲いた花を揺らして通り過ぎた 夜明け
凪いだ風はほのかに目覚めて
あなたの空駆け抜けていく
遥かなる彼方へ一途に進め
あの海を渡る船のように
朝もやの荒野独り渡る流浪の羊飼いが
沼地に集う小鳥散らして通り過ぎた 夜明け
凪いだ風はほのかに目覚めて
あ...夜明けの足音
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歩けない 歩けないの
歪なことに 気づいてしまったから
動けない 動けないの
知らなかった頃には 戻れないの
ずっと不思議でした
履ける靴がないことが
異形の脚なら 人魚の尾びれが良かったなぁ
自由に海を泳げて みんなから愛されただろう
だけど
生憎ながら 私の脚はキメラのそれでした...合成獣の脚
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A
月の照らる夜半に
散るは桜なり
夢に幾十許も
君を見けむかな
B
君はまた 人に あらざる者なれば
別るる 気配 決して悟らすまじ
C
自ら戯るは...【歌詞】春桜夢
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A 仄暗い部屋 ひんやりと冷えた 風に撫でられ 密かに息をする
A シングルベッド 一人きりの朝 孔雀の羽 ひとひら揺れるだけ
S 羽をつまみあげて 都合の良い言葉 並べ立てるだけの 目覚めに溺れてる
B 綺麗な声と顔 取り巻きを引き連れて 今宵もあの孔雀は 誰かの心射貫く
B 綺麗な声と顔 取り...孔雀
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【月愛三昧】
例え 君が泣いていても
大変悔しいことですが
私は君の泪を止める術を持っていません
なので
君の隣に居ることにします
私に出来るのはそれだけです
例え 君が苦しんでいても
大変歯痒いことですが
私にはどうすることもできません...月愛三昧
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【優しい痛み】
思いやりの言葉には痛みがついてくる
けれど優しい痛み
消毒液を塗った時の滲みる感じとよく似ている
後でじんわりと温かく感じるところもよく似ている
いつだったか私がしゃがみこんだとき
そっと肩を押してくれた言葉があった
労りの言葉には痛みがついてくる
けれど優しい痛...優しい痛み