#15「嫉妬とテト」



前回のあらすじ

カイトさんと、ネルさんがやってきた

しかも、彼らは勝手に我が家を出入りしているらしい……




私は深く深呼吸し、リビングに戻る

その足取りは重く、いっそこのまま、そこの玄関から逃げ出そうかとも思った

が、結局のところ、それでは何の解決にもならない


この恨み、辛みは、あとでしるるにおもいっきりぶつければいいのだから……ふふふ



「あ、テトさん、おかえりなさ~い」


ルカさんが、ニコニコして私をみてくれた

今の疲れ切った私の心に、彼女の笑顔はとてもよく染みわたる


あいかわらず、壁でのびているがくぽさん…………って!あれ!?

なんか、カイトさんも隣でうつぶせにのびてる!!!!? 

あぁ……ふ、増えてる……



「あ……あの……カイトさんはどうしたんですか?」


私が一番近くにいたハクさんに話しかける


「あ、あれは……私も悪かったと思うんだけど……」




>>>>数分前


「おじゃましまーす」

「あ、カイト!」


まず、メイコさんの顔がぱあっと明るくなって……


でも、カイトの隣にネルがいることに気付いたメイコさん……


「あら?ネルさんも一緒なの?」

「あ、はい。お疲れ様です。メイコさん」


ネルが礼儀正しくお辞儀しました


「カイトさんとネルちゃん、仲がいいのね~」


そして、ルカさんの発した、この言葉がきっかけでした


「え!な、なにいってるんですか!る、ルカさん!」


ネルは顔を真っ赤にしていました

こういうことには、あまり慣れていないネルには耐性がないんです


「……ネル?そうだったの?」


そして、私も思わず、そう聞いてしまったので……

ネルはさらに真っ赤になって……反論できず……


「ちょっと!カイト!こっち来なさい!」

「あぁぁ……めーちゃん、何を怒っているの?」


マフラーをガシッと掴まれて、引きずられていくカイトさん

そして……窓際で二人して、なにやらお話してて……

その数秒後、メイコさんにおもいっきり吹き飛ばされて……

>>>>>



あぁ……今に至ると……なるほど……

カイトさん、メイコさんの気持ちわかっているだろうに……


でも、なんとなく、カイトさんは、そういうのに配慮が足りなそうだし……

私はそんな失礼なことを考えながら、のびているカイトさんをみていた

そして、危なく手を合わせそうになったけど、それは色々、自重した


「あ、あの……そ、それで……カイトさんもあのままでいいんですか?」

「いいの!もう!しらない!」


ぷいっと、首を横に振りながらメイコさんはそういった


「あらあら?メイコさん、カイトさんと喧嘩ですか?喧嘩は駄目ですよ?」


ルカさんは、なにも知らずにそういっていた

しかし、きっかけをつくったのは、この人なのだが……

もしかして、一番やっかいなのは、ルカさん?



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

みんなにインタビュー(仮)#15

早くも、というか、なんにも進展がないまま、#15

しかし、これからも進展するとは思えない

ま、楽しければ、いっかw

閲覧数:109

投稿日:2013/02/12 23:14:41

文字数:1,250文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • イズミ草

    イズミ草

    ご意見・ご感想

    きゃわわわっ、メイコさんかわいいなあー
    もうみんなまとめて、なでくりまわしたいですねww
    わっしゃわしゃにしたったーww

    2013/02/13 21:55:03

    • しるる

      しるる

      メイコさんはかわいいのですよw
      私、めーちゃんが好きですものww

      わしゃわしゃ?ww
      私もして?←

      2013/02/13 22:07:59

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