僕と君は交われないから別れの歌を口ずさんだ
終電電車に乗り込んだ僕はずっときっと

9月に起こされた卑の音が
僕の頭を揺さぶった
幻のまま終わる幸せなその夢
目を覚ましてしまった

君の涙と僕の笑顔が
宝箱に仕舞うほどに暖かくて
君とおんなじ温かい熱は
僕のこと目を細めて後ろを向いてしまった

あの日から
僕と君の交わる世界から
どちらかが呆れて飛び出した
寂しんだ僕の心中に無いわ悲しいなんて
でも分からなくなって消え去ってしまうなら
僕の前から去らないで
懐中電灯も無くなった僕はずっときっと

灰の夢の中僕は今
笑い合える時間に居た
君の顔が懐かしくなって
やけに歪んでいた

君の言葉と悲しんだその目が
人を殺めるような冷たさがして
君の背中も逸らしたその目と
僕のこと諦めたような僕はただ並びたくて

あの日々の
僕と君が離れてしまうから
幻は跡形もなく消え去って
寂しいなって思うだけの毎日僕だけなんだってずっと
分からなくなったし消え去ってしまったなら
僕とのつながりももうないね
懐中電灯も無いけど僕は前にずっと

分からなくなるなら現れないでよってねえ
消え去ってしまったならもう会いに来ないで

離れてしまった
僕と君は交われないから別れの歌を口ずさんだ
思い出の宝箱に仕舞っていた笑みを愛を哀を
「会いに来ないで」の嘘の歌は歌わないから
安心して会いに来て
終電電車に乗り込んだ僕はずっときっと
最期にこれだけ言えたならもう僕は全部何も

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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別れの歌

閲覧数:43

投稿日:2025/11/24 15:40:32

文字数:630文字

カテゴリ:歌詞

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