晴れた夜の桜
別にライトアップされたわけでもないのに
仕事終わりの通用口
扉を開けると見えてくる
晴れた夜の桜
その後ろにまたたく月と星たち
春の姿を形造る
疲れも忘れて見上げてる
昼間は暖かかった空気も
少し肌寒く感じるかな
開けてたジッパーを
首元まで上げて歩き出す
あぁ春を感じる
仕事終わりの気の抜けた心で
あぁ春を感じる
夜桜だろうとたしかに見える
淡いピンクの色合い
あぁ春が過ぎてく
きっとこの建物の中にいる間に
あぁ春が過ぎてく
夜桜を見上げるたびに過ぎてく時間
冷えた身体に残るぬくもり
雨の夜の桜
別にライトアップされたわけでもないのに
自販機から差す光が
雨を照らして桜ひかる
雨の夜の桜
耳をすませば雨が降る音
春の姿を形造る
メガネが濡れて目を伏せる
晴れた日の緩やかな空気も
少し鋭さを感じるかな
たたんだ傘を開いて
空を覆い隠して歩き出す
あぁ春を感じる
雨にため息をつく冷えた身体で
あぁ春を感じる
雨桜だから輝いて見える
淡いピンクの色合い
あぁ春が過ぎてく
きっと何度も雨が降る間に
あぁ春が過ぎてく
夜桜を見上げるたびに過ぎてく季節
ぬくもりも冷ます冷たい雨に
こんなに冷たい雨が降ったんだ
きっと桜ももう見納めかな
足元を覆うピンクに
そんなふうに思ってた
きっと春ももう終わりだろうな
あのサドルを覆うピンクに
僕は決めつけていた
あぁ春が舞ってる
夜風の中でいちばん綺麗に
あぁ春が舞ってる
終わるはずなのに目を奪ってく
淡いピンクの色合い
あぁ春が過ぎてく
そう思って見上げていたのに
あぁ春が過ぎてく
最後にいちばん綺麗な姿で
夜桜を見上げるたびに思い知る
春は終わるからこそ美しい
あぁまた次の春を待ち望む
そしたらまた終わりが来るから
夜桜
仕事終わりに毎日見上げる桜のことを書いた歌詞です。
晴れた夜の桜、雨の夜の桜、そして春が終わると思っていた最後に見た、いちばん綺麗な姿までを、そのまま辿るように書きました。
建物の明かり、雨、自販機の光、夜風、通用口みたいな生活の中にある春を大事にしています。
少し大人っぽい静かな春の終わりの歌です。
作曲してくださる方、歌ってくださる方を探しています。
気になった方はご連絡いただけるとうれしいです。
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想