病み付いて　咬み千切る唇 　
血の味が　埋め尽くす口内　　　　　　　
濡れた唇の赤さに　混じる吐息が熱を帯び　
汚れる制服も厭わずに　征服の喜びに震える　
希い　恋願う本能　
相対し　否定する理性　　　　　　　　　　　　　
曖昧に想う気持ち　会いたいの言葉もいらず　　　
２人溺れ合っていくだけの　目眩めく　Double treacherous　

違ったのは何時頃だったか　互いの彼女を奪い合い　
互いの気持ちを踏みにじり　疑いの眼で蔑視した　　
我欲だけで出来た愛で　所有を誇るだけの恋で　　
憎しみだけの繋がりで　親友の面影は何処へ…　

止められず　また契る結合　　　　　　　
不純な白　で満たす体内　　　　　　　　
埋めていく程切なくて　埋められる程足りなくて　　
だから深く傷を付け合って　認識する今を生きる意味を
解体したい　不埒な欲望と　　　
懐胎したい　不埒な愛情と　　
嘘だよと答えたなら　嘘だよと応えてくれる　
愛ではない言葉で綴った　嘘吐きのゲームは終わらない　　
　
フラスコの中の実験体　　不満感情も吐き出せず
失くしたリアル求め気付く　傷象る自分の在処　
カタルシスに憧れ語る　君の騙る歪んだ理想　　
リスクに焦がれて君という　毒薬を求める楽園崩壊依存症(エクスタシー）　　

裏切って、それを裏切って　　
また裏切り　全てを裏切る　　　　　　
求める事も出来ないで　断ち切れる可憐な感傷　
その終わりすらも手切れずに　繰り返し連鎖する環状　
背中這う　刺激に抗えず　　　　　　　　　　
灰になる　まで燃え尽きていく
２人だけの暗い教室　破滅だけを期待したキス　　
愛でも欲でもないそれは　懐かしい君の味がした…　

嵌められて　断ち切れてく理性　　　　　　　
純粋な白　埋め尽くす脳内　　　　　　　　　　
裏切るように吐く言葉　それを裏切り吐く感情　
否定した先にある本能　不快な快感に敏感に　　
破滅を、もっと、崩壊を、もっと…！　　　　
最高の　その瞬間まで…！　　　　　　　　　
不日　訪れる　落日　そして　　　　　　　　
この感情の意味を知るんだ…　　　　　　　　
巡り着く　Double treacherous