【 注 意 】
この小説はmothy_悪ノP様の「悪ノ娘」、及び「悪ノ召使」の二次創作です。
原作者様であるmothy_悪ノP様には全く関係はなく、また本来のmothy_悪ノP様の構想とは異なっていると思います。つまり私の勝手な妄想です。
勝手に創作する事をお許しください。何かあればすぐにでも消します。
原作者:mothy_悪ノP様
・「悪ノ娘」http://piapro.jp/a/content/?id=sjgxgstfm2fg2is4
・「悪ノ召使」http://piapro.jp/a/content/?id=ktapoh00jbyf60v3
今日は私の誕生日。
毎年この日には城にたくさんの人を呼び、盛大にパーティーが行われている。
でも、今年の誕生日は少し違っていた。
母上がいつも座っている玉座には違う女の人が座っていて、私のご機嫌を一生懸命とっている。
(そこは母上の場所なのに。元気になったらそこに座るのよ)
召使達は、次の女王はあの女性だと噂している。父上もそのつもりでそこに座らせているのだろう。
「……あ!」
そんな女性のことはどうでもよかった。この日の私の最大の目的は、違うところにあったのだ。
今日のパーティーには子供が多い。みんなキョロキョロと周りを見渡し、知り合いの子供のところで固まって動こうとしていなかった。
「皆さんごきげんよう。楽しんでいらっしゃるかしら?」
私が王女として微笑みながら声をかけると、みんなどうしてよいのか分からない顔をしていた。
この場に慣れている子供達もいるが、大多数は場にそぐわない服装をしていた。
パーティーに慣れていない子供達は皆、本来はこの場に来る事はない召使達の子供達だ。
(この中に、私の弟がいるのね)
初めて母上から双子の弟の存在を聞いてから、どうして一緒にいられないのか、どこにいるのか、疑問に思ったことを全て問いかけた。
『双子は国を滅ぼすといわれているの。だから弟はいてはいけないの。本当は……いなくなってしまわなければいけなかったの』
『でもね、いてはいけない子供でも私の大事な子供。召使の1人に捨て子として育ててもらえる事になったの。父上も知らないことよ』
『会うことも無いでしょうけれど、元気で育っていると聞いているから』
『双子だと知られてしまったら、あの子がどうなってしまうか分からないの。だから秘密なのよ』
いつもくる召使の子供達の中にはいない。知られてしまってはいけないから連れてこないのだという。
(でも、会いたいのよ)
だから父上にお願いして、今日の誕生日には召使の子供達全員を招待する事にした。必ず全員来るようにお願いしたのだから、弟も絶対に来ているはず。
けれど、大勢の子供達を見渡しても、弟らしい姿は見つけられない。弟とは面識はないけれど、見れば分かると信じていた。
「本当に、今来ている子で全員なのかしら?」
呟きながら、この場に居ることを許されている一部の召使を見ると、慌てたように子供達に、この場に居ない子供はいるかと問い詰め始めた。
「……そういえば、レンがいない……です」
大人達の切羽詰ったような問い詰めに、召使の子供1人が思い出したように言った。
「言われて見ればいないね」
「うん。レンが居ないよ」
「風邪をひいたってきいたけど」
子供達が口々に『レン』という子について話し始めた。
「全員じゃなかったのね。誰か、その『レン』という子供を連れてきなさい」
それを聞いた途端、母上の世話を良くしてくれていた召使が私の所へ駆け寄ってきた。
「王女様!レンは具合が悪いのです。このような場所へ連れて来るのは皆様の」
「私が連れてきなさいと言っているのよ?早く連れてきなさい」
「王女様……どうか……」
「私の命令が聞けないの?」
召使ははっとしたように深々と頭を下げ、大広間から出て行った。
(そうよ、初めから連れてくればいいのに)
私はこの国の王女。国民がいるのは私たちのおかげなのだから、逆らうなんてとんでもない。
しばらくすると、召使は1人の子供を連れて来た。
風邪なので移ると申し訳ないからだと言いながら、何重にも重ね着をし、顔も殆ど布に覆われるようにしてきた。
「あなたがレンね?」
子供は小さく頷いたが、返事はそれだけだった。
「声が聞きたいわ。その布をとってちょうだい」
「それは……」
「いいから取りなさい!」
苛立ちながら命令しても、その召使は頑なに拒んだ。
「……いいよ。とりますよ」
「!!」
私も召使も、そしてその場に居た人たち全員が驚いてレンを見た。
声が、私にそっくりだった。
「とりますけど、驚かないでください。王女様」
レンはゆっくりと纏っていた布を剥がし始めた。側にいた召使は何度も止めようとしたが、その都度レンはそれを拒むように首を振った。
そして現れた顔は、私とそっくりな顔だった。
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