つまりそれは夢のおはなし
いつか記憶のなかで
きらきらと輝く

『夢で逢えたら』
願いながら星を見あげ
やわらかな五月の雨を聴く
彼方からの穏やかな風が
そっとカーテンを揺らすから
まつ毛の先でうけとめた

部屋に満ちるやさしさ
深呼吸でその手に触れる

温かな眠りについたら
逢いに来て
そして この世界に一人ではないと
教えて

夢から醒めても
瞳は閉じたままにして
しとしと絡まる雨に沈んでゆく
頬を撫でる風が
やさしく心をさらうから
もう一度眠りにおちる

深い碧(あお)につつまれて
わたしは何もできないの

しずかな底についたら
逢いに来て
そして この世界に一人ではないと
教えて

やさしさ と かなしみ は似ている
夢(ここ)から出て 逢いたい

温かな眠りについたら
逢いに来て
そして この世界に一人ではないと
教えて

今はまだ夢のおはなし
いつか記憶となって
きらきらと輝く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

夢路

初投稿です!羽多湖(うたこ)と申します。

この詩は、1年以上前に書いたものなのですが、今の季節に合うのではないかと思って上げてみました。
声としてはミクに合うんじゃないかと思ってます。

曲を作るのが苦手なので、歌詞だけがどんどんたまっていってます。笑

閲覧数:153

投稿日:2008/06/06 00:45:45

文字数:400文字

カテゴリ:その他

オススメ作品

クリップボードにコピーしました