「どうしてそんなこと言うの?」


揺らめき映しながら夕陽に染まる空 輝く川
笹の舟が遠くへと霞む


一つきり影伸びた 隣の空間
見る度に目を逸らす
あの日思い出して

まるで運命を知っていた様な 君の台詞に
傷付き零れた 声は擦れて そして傷付けた
君は正しかった

何度繰り返したか分からない
気付けば問い続けてた
二人の過去に「どうして」

揺らめき波立ってた心も染める陽に 輝く川
笹の舟に思い出が過ぎる


笹の葉を選り分けて千切る一葉
一筋の刺激から落ちる珊瑚の玉

切り傷に広がってく痛みが 心までに沁み込んで 滲んだ
折り方を君が教えてくれた その指の感覚

一人だけで作った青い舟
小ささに乗せ切れない感情と想い 折り込み

記憶の色映して輝くあの川に
瀬織津姫祈りながら 流れへと放そう


時へと霞んでいく 思い出 その笑顔
その眩しさ曇らせてた私のあの問い

二人の分の涙 後悔さえもどうか
早瀬踊る水にいつか消えてゆく様に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

一葉(仮)

Kazkun@かずくんPさんの歌詞募集楽曲( http://piapro.jp/t/4uei )への応募用歌詞です。
伴奏の繰り返しと切なく盛り上がっていくオケ、情感溢れるサビの旋律が魅力的な曲だと思います。

最初の台詞は曲中に既に含まれていた部分を表記。
その台詞と曲から夕陽、川、哀しさ、後悔のイメージが浮かんだので、そこからいろいろ連想したものをまとめたらこんな具合に。

読み方と意味
・擦れて(かすれて)
・陽に(ひに)
・過ぎる(よぎる)
・一葉(いちよう):一枚の葉。一艘の小舟。
・瀬織津姫(せおりつひめ):諸々の禍事・罪・穢れを川から海へ流す、河や滝の女神。

タイトル、歌詞共に改変可です。
歌詞を考える楽しい機会をありがとうございました。
採否に関わらず、完成を楽しみにしています。

閲覧数:298

投稿日:2011/05/26 19:26:55

文字数:425文字

カテゴリ:歌詞

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