光に攫われる街

秋空のグラデーションに高圧線が五線譜を引いた
こんなに切ない気持ちは初めてのことだ
ずっと続くと思っていた 少なくなる物語のページ
慣れ親しんだ帰り道も 今日が最後のこと

どこにでもあった毎日は 宝物になった

アルバム作りの ひとこまに 時間をかけ過ぎて
泣き出しそうな 今 この時は美しい景色に包まれる


星空のカーテンに凍えた息が白く滲んだ
あっと言う間に変わる景色 もう戻れない 日々

いつまでも覚えているよ 楽しかったこと

振り返ると そこに いつも同じ笑顔があった
今日の私は ただひとり 滲んだ月を 観ているんだ

どこかで逃げていたら こんなに笑えなかった
君がいたから 思い出が出来たんだ

アルバム作りの ひとこまに 居れたことが嬉しい
平凡な日々を 輝かせるのは今だ 前を向いて行こう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

光に攫われる街

難しい漢字ですが、”さらわれる”と読みます。
夕暮れに街の景色が一新する雰囲気と、それを繊細に感じ取る様子を歌にしました。
ボカロ曲では珍しいかもしれないですが、真面目なバラード曲にしてみました。
是非聴いてください。

閲覧数:211

投稿日:2018/04/02 21:49:29

文字数:366文字

カテゴリ:歌詞

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