さぁ
今夜も始めましょうか

ほら
楽しいお遊戯の時間ですよ?
























































ねぇ、今夜はどんな羞恥を下さるの?

服は飽きちゃったわ
もう、何回脱ぎ着したことか



ほら
動物なんてどぉう?

人間の言葉も分からぬ馬鹿に成り下がり、堕ち、尻尾だけ振っている動物に






ほらぁ
やっぱり、なって欲しかったんじゃない

犬に



言い訳は無用よ?
貴方がその手に握っている首輪と尻尾が、何より決定的な証拠じゃない?



さぁ、首輪をはめて下さいな
わんころは、手を器用に使うことが出来ませんの

さぁ、尻尾をつけて下さいな
貴方が望むとおりに何でもして上げる



厭んだりなんかしないわ
こんな愉しいこと






さぁさぁ、犬になった私に何をして欲しいの?



足を嘗めましょうか?
恐れを知らぬ子供の瞳で寄り添いましょうか?
それとも、箱に入れて寒空の下捨てますか?



今の私は私ではないの
一匹の犬



それがどんな犬なのかは貴方次第
躾のなってない下品な犬かもしれない
はたまた、とっても品の良いつまらない犬かもしれない

どんな犬がお望みかしら?






何も知らぬ子犬の様に足元に擦り寄りましょう
貴方はどうします?

放置しますか?
抱き上げますか?
蹴り飛ばしますか?



穢れと蜜の味を知った牝犬の様にお強請りしましょう
貴方はどうします?

見つめ返しますか?
踏み潰しますか?
溺れますか?






ほらほら

芸もちゃんと出来るのです
このわんころは、きちんと躾けられていたようですね



どんな芸をお望みですか?

三回回ってワンですか?
お手とおかわりですか?
それとも、上手にお強請りですか?






愛しい人
私の愛しい玩具

さぁ、オーダーをどうぞ
何でも致しますよ?
どんなことであろうとも、躊躇わずに

さぁ、どうぞ




























なぁに?
にゃんころ?

人間の言葉も分からぬくせに、自分を過信し、独りで気取ってるあいつね



さぁ、猫に何をして欲しいのかしら?



分かったわ
邪魔な鼠を殺してきますわ
ほら、これで良いかしら?

これを醜く、下品に貪り尽くせば良いかしら?






今の私は私ではないの
一匹の猫



それがどんな猫なのかは貴方次第

周りのことは一切気にしない、気高い猫かもしれない
はたまた、とても懐く馬鹿かもしれない



どんな猫がお望みかしら?






天使の子猫の様にその靴に口付けしましょう
貴方はどうします?

哀れと見下しますか?
その靴を嘗めますか?
穢らわしいと蹴り飛ばしますか?



馬鹿馬鹿しい気高さを持った牝猫の様にご奉仕致しましょう
貴方はどうします?

馬鹿らしいと目を閉じますか?
罪を下さいますか?
溺死しますか?






どんな醜い言葉でも吐いて見せます
『愛』だなんて何か分からないけれど、吐いて見せます

あぁ
醜い醜い



けれど、これが貴方のオーダーなのですよね
では、何も躊躇うことなどありませんね






貴方の持つその蛇だって、何の嫌悪感も感じません
それどころか、楽しみです

空を切るその蛇はとっても魅力的
貴方以上にね

でもね、それによって作られた傷を見るたびに思うの



いつか、私も使ってみたいわ



ってね
思うだけ思うだけ

実際は使えたことなんて無いわ






あぁ
愛しい人

もっともっとオーダーを

ほら、早くしないと
這い上がることも溺れることも、どちらも出来ずに終わってしまうわ

そんなの嫌でしょう?




























愛しい人

私に痛みくれる
私に屈辱をくれる
私に快楽をくれる






馬鹿な人

私に言葉をくれる
私に優しさをくれる
私に愛をくれる




























貴方はどんな私がお望みなのかしら?



呼べばすぐに飛んでくる介護馬鹿?
忠実で絶対的な召使?
何でも言うことを聞く玩具?
一筋縄ではいかないお姫様?
会話の成立しない機械?
どれだけ蹴っても見放してもひょこひょこ付いて来る馬鹿な阿魔?






何でも叶えましょう

えぇ
躊躇いなんて物は存在するはずも無い



ふふ






それで、貴方はその見返りに何をしてくれるのかしら?
当たり前でしょう?

私にこれだけ苦痛と恥辱を与えておいて、何も無いだなんて
そんなこと言わせないわよ?




























愛しい人
お馬鹿さん



どうして、この二つがイコールなのかしらねぇ?






ねぇ、この遊びはいつまで続くの?

いえ、貴方の気が済むまで続けてもらって構わないのよ?
ただ、貴方のその穢い情欲はいつまで続くのかしら?



底に溜まった仄暗い欲望
頂点に達した薄暗い欲情



貴方はどれだけ溜め込んでいるのですか?

バレバレですよ
そんなに見せびらかしていたら



ふふ
だから、貴方はお馬鹿さんなんですよ




























その足はなにかしら?

あぁ
そう



それはいけないことよ
今までの私達の形を全否定することになってしまうでしょう?

今まで散々、愛を蔑み踏み躙ってきたのはどっちかしら?
私は、愛する貴方の為にこうやってオーダーを実行してあげてるの



さぁ、貴方は何をしてくれるのしらねぇ……

とっても楽しみだわ



貴方はこれを、私からの愛だと信じて疑わないのね

それだから、可愛いのよ
でもね、それが私を傷つける

計画を台無しにする



とっても憎い人




























今日も首輪をつけるの?
いいわよ

尻尾も好きなところに付けて頂戴
犬は犬らしく、地面を嘗めて、下品な芸でも披露しておきます



三回回ってワンですね



私の羞恥はいつから無くなったのかしら?




























溢れ出すこの蜜
さぁ、好きなだけ啜っていきなさい

その代わりに私は、その苦い苦い薬でも飲んでいくことにするわ




























『愛』なんて言葉、聞いて楽しいのかしら?

私にはさっぱりだわ






でもね、貴方がそれを望んでいるのなら、私は躊躇いなんか持たずに実行します



「愛してる」



これで良いかしら?

あぁ
何て醜い言葉なんでしょうね



きっと、言霊が宿っていればとっても美しい言葉になるのでしょうね
それはもう、人一人殺すのなんて容易いほどの美しさ

でもね、この言葉には何も宿ってないの
ただ単に発せられただけの言葉



これ以上に醜い物は無いわね




























あら
今夜はオーダーが多いのね

蛇まで出てきたの?



悶絶して、美しく散ることは貴方のお望みでは無いようですね
ならば、この体中を駆け巡るこの痛みに醜く穢く耐えて見せましょう



嗚呼
きっと、明日になれば貴方は忘れているんでしょうね

知ってますか?
私は毎日見るのですよ

この醜い傷跡を




























もう、玩具には興味なんて無いの

私が興味があるもの
それは、恥辱に耐える私の姿じゃないの



それを愉しげに見つめる貴方
それだけ




























貴方のオーダー通りに何でも叶えて見せましょう

何?
今夜は何をして欲しいのかしら?



あらあら


大胆なのね




























どんなオーダーをするかなんて、それは貴方の好きにして頂戴

だけどね、一つだけ覚えておいて
私達は恋人なの
知ってたかしら?



恋人は対等なのよ?



貴方が私にどれだけ屈辱を与えようと知ったことじゃないわ
貴方は後で、同じだけの痛みを受けるんだから




























愛しい人

とってもお馬鹿さんなの
でもね、だから『愛』という感情を抱けるの

あら?
この感情は『愛』とは違ったかしら?






そう
気付かないのね

それとも、気付かないふりをしてる詐欺師なのかしら?



どっちでも良いわ
私が、無理やりにでも気付かせてあげるから

でも、それはもう少し後
だってね、私が貴方にしてきた事と、私が貴方にして欲しいこととが釣り合うまでにはもう少し時間がかかるの



ねぇ、愛しい坊や?
この意味が分かるかしら?




























等価交換って云うのよ?



何かを手に入れる為には、同等の対価を払わなくっちゃ

ね?
それぐらいなら、その痴情の塊の頭でも考えられるでしょう?




























どんな苦痛だって羞恥だって耐えられるわ




どれだけ蛇を叩きつけられようが、構わない
その度に可愛い声で啼けば良いんでしょう?
簡単なことじゃない

どれだけ罵られようと、構わない
その度に好色な顔つきで寄り添えば良いんでしょう?
あぁ
何て簡単なことなのかしら



でも馬鹿な貴方は、それで満足なのよね
大満足よね






それじゃあ当然、私が大満足することをしてくれるんでしょう?






いくら馬鹿だと言っても、ちゃんと頭はついてるでしょう?
こうなるってちゃんと分かってたわよね?



当たり前よね
でないと、私に犬になって、と言いながらも自分が犬になるなんて云う達者な芸は出来ないわよね






え?
何?
その困った様な顔は

もしかして、覚悟なしに馬鹿をやっていたの?
もう、呆れちゃうわよ



強請ったのならそれだけの対価を頂くわよ?












さぁ、苦痛も羞恥も耐えて見せて
























































嘘よ
そんなことに興味は無いの



貴方が苦痛に耐えようと悶えている顔?
貴方が羞恥に耐えようと泣き狂っている様?

そんなのには全く興味無いの



だから
安心して良いわよ



貴方は今まで私にたくさんオーダーをしてくれたわね

でもね
私からのオーダーは一つだけ



今までのたくさんのオーダーがたった一つのオーダーで済むのよ?
優しい淑女で良かったわね






それじゃあ、オーダーをお願いするわよ


それはね









ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

エーヤ  ……何か、全体的にこの歌はエロスで溢れている!…………

ここまで読んで下さった貴方・貴女
ありがとうございます!


まずは、素晴らしき原曲様
超俺の好みだったぜ!!
http://www.nicovideo.jp/watch/nm10404422?watch_harmful=1






今回は、mayuko様の『エーヤ』で書かせていただきました!
mayuko様、其の弐ですねww

零奈のリクエストでもありました!






全体的にえろすおーらに包まれたこの曲な訳ですが……

最初にも書いたように超好みでしたww
まぁ、ヴェノマニアが大好きな人ですからwwwwww



『色欲>睡眠欲>食欲』

ですね!
本来なら『睡眠欲>食欲>性欲』なはずなのに……








あと、この前まで知らなかったのですが、自分はなんと受験生でした!
時の流れとは早いものですww


なので、月1くらいのペースで強敵・テストが出現します!

一応、テストはちゃんとしないといけないので、
勇者は1ヶ月前ほど前から冒険の準備をするのです

でないと、完敗してしまうのです
ボスに武器も装備も全く無しで挑むようなものなのですwww




ってことで、PCの前に出現することさえ危ぶまれるのです!
はい
普通に投稿スピードがガタ落ちするはずです

1週間に1つも危ういかも……



それでも生暖かい目で見守ってくれたら嬉しいです

『そんな奴知らん!』と言う方は……
ごめんなさい






ご意見・感想いただけたら嬉しいです!
よろしくお願い致します

閲覧数:421

投稿日:2011/05/03 16:25:11

文字数:4,523文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • 零奈@受験生につき更新低下・・・

    読ませていただきました!
    規制というか見る前に確認させるほどのエロスにあふれた曲を、しっかり再現してくれましたね!
    受験生ならあまりリクエストしない方がいいですかね?
    早めに勉強したほうがいいですよと一昨年受験生だったお姉さんは忠告してみたりw
    あ、私も絡繰賛歌を書いてみました。
    アリサさんみたいな書き方を目指して失敗しましたが。
    http://piapro.jp/t/rg2T
    一応リンク貼っとますね。
    ではではw

    2011/05/06 08:17:47

    • アリサ

      アリサ

      感想、ありがとうございます!

      リクエストは、今までどおりでおkですよー
      ただ、時間がかかると思います……



      お姉さんん!
      忠告ありがとうございますww!!

      絡繰賛歌読みに行きまーす

      2011/05/06 18:30:30

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