「こんにちは」
「ギャラリー・ゆうひ」のドアを開けて、入ってきたのは、トーイパークのメグさんだ。
「いらっしゃいませ」
にこやかに応対する、ギャラリーの観月さんは「あら」という表情になった。
このギャラリーでは、いま「ハンドメイド展」の真っ最中だ。
いろんなアーティストによる、手作りの作品を展示している。
布や粘土、紙製品…。
いろんな小物を手にとって、楽しそうに眺めているメグさん。
それを見ていた観月さんは、彼女におずおずと声をかけた。
「あのー、失礼ですけど、メグさんでいらっしゃいますね?」
問われて、彼女は目を丸くする。
「はい、そうですけど」
「やっぱり!あ、ゴメンなさいね。いま、人気のメグ・ハミングの雑貨の、モデルになったメグさんですね。そっくりですもの」
「どうも…」
メグさんは、恥ずかしそうに笑った。
●雑貨を見るのが大好きです…
「コレ、かわいいですね」
照れ隠しのように、手元の雑貨を指さすメグさん。
「あら、お目が高い。それは“レイム&パム”というブランドです」
観月さんは説明する。
「こんど、このブランドの作者の方の、個展をするんです。ここで」
「まぁ、楽しみだわ。ぜひ、また寄らせてもらいます」
メグさんは、目を輝かせた。
「ここの前をちょっと前に通った時は、カフェのスペースがあったように見えましたけど、いまは展示だけですね」
「そうなんです」
メグさんの言葉に、うなずく彼女。
「いま、カフェの店長が出張中なんです。もうじき、再開しますよ」
「そうですか。アートを見ながらお茶が飲めるって、いいですね。ワタシ、雑貨を見るのが大好きなんです」
微笑むメグさん。
●かわいいけれど、フシギ…
「メグさんは、お店の店長さんなんですよね。さいきん、なにか面白いご商品ってあります?」
「そうですね…」
観月さんの問いかけに、彼女は腕組みをして考えた。
「ちょっと、フシギな商品ならあります。かわいいけれど、ちょっと、フシギなんですよ」
「あら…それって、もしかして…」
2人ではからずも、声を合わせてつぶやいた。
「はっちゅーね!」
思わず、顔を見合わせて吹き出した。
「もしかして、しゃべったのでしょうか?」
「そ、そうなんですよ」 (ノ゜⊿゜)ノ
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