#30-2「みんな、あれから」
この寮から、ミクがいなくなってから2年の歳月が流れた
ミクがいなくなった当初は本当に大変だった
リンは部屋に引きこもるようになり、ネルはぼーっとする機会が多くなった
メイコとハクも毎日大量の酒を飲んでいた
他のみんなも気落ちして、沈んでいた
それでも、みんなが立ち直ったのは、意外にも意外…お調子者のグミのおかげだった
グミはみんなが気落ちしている間も、ミクとの約束を果たすべく必死に努力していた
【歌を上手くなって、一日でも早くミクに会いに行く】
それだけが、グミを突き動かしていた
その姿をみて、みんなも徐々にやる気をとりもどしていったのだった
そして、ミクとの別れから2年……
「リン!まだか?早くいくぞ!」
「あ、レン、待って!今行くから!」
双子はあの時のミクと同い年になっていた
2人は相変わらずで、今でも仲がいい
「がくぽさん、これ変じゃないですか?」
「いやいや、大丈夫でござる。ルカ殿、素敵でござるよ」
ルカは、あれから一層美しくなった
がくぽとの仲も、親密なものになっていた
「ネルちゃん!かわいい!ぜひ私に抱きしめさs」
ゴスッ
「あ、ごめんなさい……その…グミさんのかわりに…」
「いやいや、あやまらなくてもいいと思うよ。ハク姉、ありがと」
この二年で性格が一番変化したのはネルかもしれない
女の子らしくなり、ハクのことを昔のようにハク姉と呼ぶようになった
それとは対照的にリリィは性格に変化はなく、今日もネルにひっつこうとした
それを、いくらか活発になったハクに止められたのだ
「カイト!なにやってんの!」
「なにって…カメラを持っていこうかとおもってさ!めーちゃんも撮ってあげようか?」
「な!なにいってんの!ばか!さっさといくわよ!」
この二人も相変わらずこんな感じ
お互いがお互いの気持ちを知っていても、特に何もかわらない
もともとこういうスタイルなのか…
そして、なぜみんながこんなにあわただしくしているのかというと…
今日は国内最大級のドームで、グミの初の単独のライブが行われる
グミは元々、歌や踊りはうまかった
ただ、やる気や根性、目標がなかっただけだ
二年前のミクとの約束のため、彼女は必死に努力し、いまでは国民的スーパーアイドルになった
全ては憧れのミクに近付くため…
しかし、そのミクは今では世界で活躍するアイドルとなり、グミのはるか先を行っていた
それでもグミは諦めずに努力を続け、今日、やっと初の単独ライブ
それに寮のみんなも応援に来てくれることになっているのだった
「よし!みんなそろったね!いこうか!」
「うん!」
こうしてカイト達は、ライブ会場のドームに向かって歩き始めた
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もっと見る#4-4「みんな、よっぱらい」
朝になり、リビングにミク達が全員一緒に下りてきた
レンがリビングのドアをあけた
「うわっ!酒くさっ!!なんだこれ?」
レンはたまらず鼻と口を袖でふさいだ
「あ、メイコ姉とハク姉がテーブルにうつぶせになって倒れてるよ」
「ソファの方にはカイトさんとがくぽさんが倒れてます...みんなでボーカロイド観察(仮)#4-4
しるる
#30-3「みんなの歌姫」
ライブは満員御礼の大盛況
いざ、ライブが始まると大熱狂のファン
カイト達は、グミから最前列のチケットを手配してもらっていたので、最前列でグミを応援していた
リンやレンは汗だくになりながらぴょんぴょん跳ねている
他のみんなも手を振り上げたり、手を振ったりしている
そして、ラ...みんなでボーカロイド観察(仮)#最終話ー3
しるる
#26-2「みんな!緊張の一瞬!」
今日は、リンの部屋で姉弟が2人で寝ている
部屋は真っ暗…
時計の秒針のカチカチという音だけがひびく…
「レン……もう寝た?」
リンは小さな声でレンに向かって話しかけた
リンは少しだけだが、返事が返ってこなければいいなと思った
しかし、返事は返ってきた
「ううん…起...みんなでボーカロイド観察(仮)#26-2
しるる
#4-2「みんな、だらしないわね」
―――1時間後 ぽっぽー♪
ドサッ!
がくぽが椅子から転げ落ちた
「がくぽ!大丈夫!?」
カイトが心配して、がくぽに近付いた
しかし、当のがくぽはスヤスヤと寝てしまっていた
「え?もう酔っ払っちゃったの?だらしないわね~」
メイコががくぽを見下しながらいった
...みんなでボーカロイド観察(仮)#4-2
しるる
#3-4「みんなに広まる秘密」
寮のリビング
「う…うーん…」
「あ、がくぽさん気が付きましたか?」
がくぽは意識がはっきりしない中、目の前にピンク色の髪をした女性がいることに気がついた
「ルカ…どの?」
そして、次の瞬間には驚いたようにがばっと起き上がった
「ルルルルル…ルカ殿!拙者のために…そそ...みんなでボーカロイド観察(仮)#3-4
しるる
#5-4「みんなで食べるものだから」
料理班:メイコ、ルカ、がくぽ
キッチンに立ったがくぽは1つだけ、どうしても気になることがあった
「…メイコ殿は食器を並べてもらえたら、それでいいでござるよ」
「え?どうして?」
がくぽは気になっていた
「あ、いや…その…メイコ殿、疲れてるかなと思って」
「大丈夫...みんなでボーカロイド観察(仮)#5-4
しるる
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ご意見・ご感想
june
ご意見・ご感想
すごww
年長組はそういうスタイル希望www
鏡音(16)見たいなぁ…w
2012/06/01 19:00:16
しるる
すごいよねww
カイトとメイコはそれでいいww
きっとレン君、ものすごく背が伸びたと思いますw
リンちゃんはスタイルがよくなってるんじゃないかな?ww
2012/06/01 20:04:30