知ってしまった繋がりに
怖じ気づいて後ずさりした
嬉しいことなのに
喜ぶことなのに
広がる枝葉の年輪も葉脈も
あなたを知る術だったはずなのに
双葉も見えない私の芽を
今すぐにでも切り落としたい
私の見えないところで
大きく広がって欲しいなんて
手を差し伸べてくれたのに
傲慢な根無し草笑い種
あなたの目を盗んで雲隠れ
陰に潜んで息を潜めて
ゆっくりと距離を遠ざけていく
二度と出会わない彗星みたいに
最初からいなかったんだ
そこに私はいなかったんだ
それでいいそれでいい
今日もページはめくられない
私の見えないところで
楽しく笑ってて欲しいなんて
足を運んでくれたのに
猥雑な脳裏は茨の花園
どうして足音が聞こえてくるの?
私を探してるの?嘘でしょ。
諦めてあの笑い声の中に戻って
お願いだから じゃないと私の
慣れない靴のまま走れずに
大きな鉢植えの葉の陰で
小さく泣きじゃくる私を見つけて
しゃがみ込んであなたは呟く
「きっとここには良い花が咲くね。
次は私があなたに笑顔を咲かせる。必ず」
私はずっとその葉に水をやりつづけた
大きな腕の中で 声を上げて
今もどこかで躊躇いがちな
芽を吹きかけた種達がいるのなら
俯きたくて倒れたくて
根を張るのも苦痛な胚を持つのなら
太陽は決して逃がしてくれない
大地も必ずあなたを引き寄せる
そして潤いに満ちて大きく実る
まるで何もかも嘘みたいに
何もかも大きな嘘みたいにね
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