【オリジナル】蜘蛛の糸【初音ミク】
蜘蛛は言いました。
「助けていただいて、有難う御座いました。」
犍陀多は言いました。
「いやいや、小さな命なんざ。助けにゃいけねえんだ」と。
犍陀多は嘆きました。
「おいおい裁判官、裁判官さんよ。これは、一体全体どういう風の吹き回しだ?
俺は悪事なんざ、これっぽっちもやってねーぜ。
だから、助けてくれやしないかい?」
鬼は言いました。
「そんな分かり切った嘘を吐くでないぞ。殺人、放火、などなどした泥棒の言う事なんざ、聞いてやるもんか」
お釈迦様、お釈迦様! どろどろ血液の中から私を見つけ出して!
お釈迦様、お釈迦様! 助けた蜘蛛の糸で
蜘蛛は言いました。
「助けていただいたんだ。犍陀多を助けようぞ」
お釈迦様は言いました。
「そうだ、そうだな。そうしようか」
蓮の池から一本 蜘蛛の糸を垂らした。だが
這い上がる罪人どもの呻き声とただひたすらに無我夢中で上り上る犍陀多の姿
を見つけた。
お釈迦様は、さぞ残念そうに顔を歪ませて
「人間の醜さ、自己中心的な行動、これは如何に!
折角助けてやろうと思いお前が助けた蜘蛛の糸を借りて垂らしたらこれはどういう風の吹き回しか!」
ああ、残念、残念だ! どろどろ血液の中に沈み沈み、もう助けは無い!
お釈迦様、お釈迦様! もう金輪際、嘘やそんな下品な行動いたしませんので
お釈迦様、お釈迦様! どろどろ血液の中から私を見つけ出して!
お釈迦様、お釈迦様! 助けた蜘蛛の糸で
祈りはお釈迦様に届くはずも無くて、
蜘蛛は、池の隙間からただぼうと犍陀多を見つめていた。
蓮の花が、良き匂いを放ち ゆらゆらと風に吹かれていた。
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