#34「消し炭とテト」
前回のあらすじ
迷子のグミさんを無事発見!
リリィさんとグミさんの間には、何かあるようだが、私には知る術はなかった
「みんな~、ただいま~!」
グミさんが元気よくリビングに突撃する
私はリリィさんと顔を合わせて笑うと、私たちも後に続いた
「……テトさん、おかえりなさい。カイトさんたちも先ほど帰ってこられたんですよ」
と、ハクさんが言っていた通り、カイトさん、がくぽさんは、すでにその場にいた
「グミ!!いつもいつも、みんなに迷惑かけて!がみがみがみがみ…………」
グミさんは、メイコさんに正座させられ怒られていた
メイコさんの怒号と共に小さく肩をしぼめていくグミさん
「まぁまぁ、メイコさん。無事でよかったじゃないですか。今、料理を温めなおしますね」
ニコリと笑ったルカさんが大皿を手に持ち、電子レンジの方に歩いて行った
どうやら、ルカさんは、ちゃんと起きたみたい
「え、メイコさん達……まだご飯を食べてなかったんですか?」
グミさんを探すのに手間取ったから、もうとっくに先に食べているものだと思っていた
「あたりまえじゃないか。みんな一緒にじゃないと意味ないだろ?」
ネルさんは、そう言ってウインクしていた
「う~……でも、私、もうお腹すいた~!!!」
リンさんが大声をあげている……よほどお腹がすいているのだろう
「あ!リンちゃ~ん。だったら、私の腕を噛んでもいいよ?むしろ噛んで!」
私が目を離したすきに、スイッチが入ってしまったリリィさん
「う~……いまなら、それもアリ……かも……」
「リン!!しっかりしろ!それは食べ物じゃないぞ!」
空腹で思考回路がおかしくなったリンさんを、必死にレンさんが止める
「それにしても、よくグミを見つけられたでござるな?」
いつのまにやら、がくぽさんが私の隣にいた
「え……あ、はい……リリィさんのおかげです」
「そうでござるか。テト殿にも迷惑をかけたでござる、申し訳ない」
誠意のこもった礼に、私も慌てて頭を下げた
……ん?なんか、変なにおいがする?
「ねぇねぇ、カイト兄?」
ミクさんが青い顔をして、カイトさんの袖を引っ張っていた
「ん?なんだい?」
カイトさんがミクさんに笑いかける
「ル、ルカ姉ってさ……料理できたっけ?」
顔を真っ青にして、ミクさんが震えている
「え?確か、かなり苦手じゃなかったかな?お茶を淹れるのは上手だけど……それがどうかした?」
不思議な顔でカイトさんが、ミクさんの目をまっすぐみている
「あ、あのさ……さすがに電子レンジで温めるくらいは……できるよね?」
「え?うん、それくらいできるでしょ?」
きょとんとしているカイトさん
「じゃ、じゃぁさ……あ、あの、ルカ姉が今持っているの……あれ何?」
ミクさんが指さす方を、私も見てみると……え!!!?
ルカさんの手には大皿が……そして、その大皿の上にあったはずの料理は真っ黒に……
それを見て、不思議そうに首をかしげるルカさん本人…………
料理が一品、消し炭になったことに気づいて、固まる一同…………
コメント4
関連動画0
オススメ作品
君は王女 僕は召使
運命分かつ 哀れな双子
君を守る その為ならば
僕は悪にだってなってやる
期待の中僕らは生まれた
祝福するは教会の鐘
大人たちの勝手な都合で
僕らの未来は二つに裂けた
たとえ世界の全てが
君の敵になろうとも...悪ノ召使

mothy_悪ノP
Jutenija
作詞・作曲: DATEKEN
vocal・chorus: 鏡音リン・レン
lel twa jomenti
al fo letimu...
el tsah tjumeni
jah hun mu...
lel twa sjah lenti
al fo letico...
ol tah ...Jutenija

DATEKEN
ハローディストピア
----------------------------
BPM=200→152→200
作詞作編曲:まふまふ
----------------------------
ぱっぱらぱーで唱えましょう どんな願いも叶えましょう
よい子はきっと皆勤賞 冤罪人の解体ショー
雲外蒼天ユート...ハローディストピア

まふまふ
「彼らに勝てるはずがない」
そのカジノには、双子の天才ギャンブラーがいた。
彼らは、絶対に負けることがない。
だから、彼らは天才と言われていた。
そして、天才の彼らとの勝負で賭けるモノ。
それはお金ではない。
彼らとの勝負で賭けるのは、『自分の大事なモノ全て』。
だから、負けたらもうおしまい。
それ...イカサマ⇔カジノ【自己解釈】

ゆるりー
誰かを祝うそんな気になれず
でもそれじゃダメだと自分に言い聞かせる
寒いだけなら この季節はきっと好きじゃない
「好きな人の手を繋げるから好きなんだ」
如何してあの時言ったのか分かってなかったけど
「「クリスマスだから」って? 分かってない! 君となら毎日がそうだろ」
そんな少女漫画のような妄想も...PEARL

Messenger-メッセンジャー-
A1
幼馴染みの彼女が最近綺麗になってきたから
恋してるのと聞いたら
恥ずかしそうに笑いながら
うんと答えた
その時
胸がズキンと痛んだ
心では聞きたくないと思いながらも
どんな人なのと聞いていた
その人は僕とは真反対のタイプだった...幼なじみ

けんはる
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想
イズミ草
ご意見・ご感想
可愛いいい!!!
ますます可愛いルカさん!!!
なんて可愛いんだ!!w
2013/03/29 10:42:16
しるる
ルカさんが「?」ってしてる姿
かわいいのですww
すごく幼い感じに感じてしまいますww
2013/04/01 20:40:26
ハル
ご意見・ご感想
安定してますなあwwしっかりしているんだけど料理のことになるとすごいものを作り上げてしまう究極のルカさんww
リンちゃんwww 腕を噛むってりんちゃんなう!りんちゃんなう!
むしろ折ってくださいリンちゃん いつものルカさんだからあったかいわ~(*´∀`*)
・・・・あれ? 何か少し熱い気が ってえええ!?レンジで何分に設定したのルカさん!!
2013/03/28 21:23:08
しるる
レンジを何分にしたのか……
それを受けて、次回に記入しましたwwおたのしみにw
リンちゃんなら、腕、かまれてもいいよww←
2013/04/01 20:38:58
Turndog~ターンドッグ~
ご意見・ご感想
やっ☆ちゃっ☆たー☆
安定のルカさんwww
相変わらずすぎてあったかくなるね!
2013/03/28 12:52:15
しるる
そですね?
でも、料理は温かくなりすぎて、黒くなっちゃいましたww
2013/03/28 19:51:01
美里
ご意見・ご感想
で、電子レンジで温めるだけなら大丈夫と…油断してた…!
これじゃあ、思考回路がパンクしたリンちゃんがリリィちゃんの腕に噛みついてしまうよ…!
2013/03/28 08:06:14
しるる
他のメンバーも、私も(!?)、さすがにレンジくらいはいけると思ってましたww
まぁ、そのネタは、例のあの曲ですけどねぇ?ww
2013/03/28 19:49:11