「ねー憐ー。待ってよー」
・・・・・・・・・・・・・・・
「ねー憐ってばぁー!」
・・・・・・・・・・・・・・・
「憐!」
彼女の怒りが混じった声に足を止め、後ろを向く。其処にいるのは薄茶のローブに身を包んだ、己と同じ姿をしている少女だった。
「歩くの速いよ!もう少し遅めにしたって良いじゃない!」
「・・・・・・悪かった・・・。・・・・・・後、私の名を余り表で言わないで欲しい」
言うと彼女は目を瞬かせ、予想通りの言葉を言った。
「何で?良いじゃない、どっちも死神なんだから、ごちゃ混ぜになるわよ。あ、それに私の事も 綾、て呼んで良いから。ね?」
 綾。  リ、と言いかけた所で口を噤んだ。
そして元の方を向き、
「名を呼ばずとも分かるから、その必要はない」
と、言った。案の定後ろからは「何を――!」と言う声が聞こえた。





綾。 リン。  言いたくとも言えぬ、 愛しい人の名。






――彼女にその時の記憶は残ってないのだから。












それでも忘れられぬ、再び言葉にしたい名・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

言いたい、言えない ~鎌を持てない死神の話 番外編~

私的設定満載の鎌を持てない死神の話です。今回は短編!

何かこの話は自分的にまだ続いています。いやだってリンとレンくっ付けないと私のレンリン心と言うものが収まらないわけd(何だそれは
憐は綾の前世の前世のリンが好きな訳で、綾が好きなのは憐な訳で・・・。
ややこしい!(お前が言うな
この先どうなるかは分かりませんが、これからもちょくちょく載せると思いますので宜しくお願いいたします。

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閲覧数:485

投稿日:2010/05/15 17:09:31

文字数:458文字

カテゴリ:小説

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