……クラスの半分近くのいすには誰も座っていなかった。
黒板には「カエレ」と書いてある。
私はその文字を消した。
「今日から英語の担任になった巡音ルカです。よろしくお願いしますね」
その言葉に帰ってくる言葉はなかった。
ただ静かで、チョークの当たる音しか聞こえない授業。
チャイムが鳴り、授業が終わる。
「ありがとうございました。」
やっぱり誰も答えてくれない。
そのまま二時間目後の休み時間に。
「ルカ~」
マサさんだった。
「この学校の6年生の子は……」
「うん。そうとう荒れてるね、この学校。」
ボクの理科の授業もまともにできなかったよ。
少し困り気味な感じでマサさんはしゃべっていた。
そのあと、5年生のところへ向かうために、渡り廊下に出た。
すると……
オレンジに近い色の髪で、頭にリボンをつけた女の子が廊下のそばにある岩石園に座っていた。
ただ、すごい派手な服で、小学校には合いそうにない格好だった。
その子は私に気付いたみたいで振り返り、
「なに?」
「え……。いや、授業始まるよ?」
「あっそ。」
初めはその程度の会話だった。

そのあと、3時間目は5年生。
全員参加している。
やっぱあの学年だけなのかな。

……でも、

でも、なんであの学年だけ?
それが気になって、放っとけなくなって、先生になったのに。
なにもわからない。
さっきの子は何か知ってるかな?
でも、詳しくはなかなか聞けそうにないし……。
あぁ。もう。

どうしようもないもやもやを残したまま、一日が終わった。
マサさんが借りたアパートの2階がしばらくの家。
その階段を踊り場まで登った時。
「あら?ルカさん?」
聞き覚えのある声がした。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

LUKA’S STORY第三章第五話「凛」

ホントに皆様お待たせしました。
復活……ですが、結構無茶苦茶な文面かもorz
蛇足ですが、凛って字。結構好きです。

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閲覧数:219

投稿日:2009/12/27 00:35:28

文字数:713文字

カテゴリ:小説

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  • warashi

    warashi

    ご意見・ご感想

    トレインさんお久しぶりです!
    お待ちしてました、またお話の続きが読めて本当に嬉しいです^^
    最初からかなりシビアな感じですね、学級崩壊怖い……
    ルカ先生みたいな先生が来るなら絶対出席しますよ!
    マサさんの授業も受けてみたいです><

    凛って言葉の響きが綺麗なので、私も名前とかで凛って呼ばれているのを見るといいなぁって思います。

    2009/12/27 02:02:27

    • トレイン

      トレイン

      >warashiさん
      投稿してすぐのご感想ありがとうございます!
      そして、長い間お待たせしてしまいすいませんでした。
      今回はちょっとシビアですが、あまり長くは続かせません。
      warashiさんの小説も見ていきたいと思います。
      ご感想本当にありがとうございましたm(_ _)m

      2009/12/27 21:25:28

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