[君がいないこの場所で]

落ちて行く桜の花びらが僕の目の前を通り過ぎて行く

ふわり、ふわり…

風に流れてゆく

「もう春になったみたいだな…」

家の近くの公園の一角に植えられている一本の桜の木
僕は桜に向って返ってくることのない言葉をなげかけた

「君がいなくなって…、2度目の春を迎えたよ」

木にそっと触ってその冷たさに泣きそうになった
冷たいけれど、どこか温かい気持ちにもさせる
見上げれば満開の桜が僕を見下ろしていた

「まだ君が好きなんだ」

ポツリと呟いた僕の声をかき消すように、春の風が僕の頬を撫でた

「…大好き、なんだ」

この木が好きだった君は今も
この木の下にいるような気がしてやまない

僕の春は君を思いながら桜とともに風に流れて
いつの間にかどこかへ消えてしまった

君がいないこの場所で
(この場所で生きることに意味はあるのだろうか?)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

君がいないこの場所で

初小説です
レンの好きだった人が死んでしまってから2度目の春
というのをコンセプト?に書きました
いくら説明しても駄文ということに変わりないので
…こんなんでも見てもらえたら嬉しいです

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閲覧数:242

投稿日:2010/10/03 15:43:38

文字数:387文字

カテゴリ:小説

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  • 未鈴

    未鈴

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    「 僕の春は君を思いながら桜とともに風に流れて

                   いつの間にかどこかへ消えてしまった 」

    「 この場所で生きることに意味はあるのだろうか? 」ここの二つの部分好きです(#^.^#)

    2010/10/03 20:06:05

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