※
彼女は何時も 籠の中で過ごし
籠を壊し彼女を 外の世界へと旅立たせる
それが僕の役目と信じて
1、
初めて出会った日の彼女 惨めな接ぎだらけの服
怯えて僕を見る瞳 何処か震えていたんだ
時が経ち 彼女はこの国の女王になった
彼女は言った「魔女狩りを執り行う」と
屍の山 民の消えた山村
黄燐の火は罪無き者を焼き尽くし 憎悪を滾らせていく
例え彼女を民が恨もうと 僕が彼女の盾となる
※
彼女は何時も 籠の中で過ごし
籠を壊し彼女を 外の世界へと旅立たせる
それが僕の役目と信じて
2、
民の消えた町や村 日に日に増えて地図から消え
彼女の治めるこの国は いつしか民無き国となり
滅び行く 彼女の築いたこの楽園が
彼女は言った 「それでも私に従うか?」
頷く僕 彼女に跪き
異国の民は哀れな騎士よと嘲り笑い 哀れみの篭った目で見つめ続ける
例え異国の民が彼女を蔑もうと 僕が彼女の盾となる
※
彼女は何時も 籠の中で過ごし
籠を壊し彼女を 外の世界へと旅立たせる
籠にはもう罅(ひび)が入った
3、
ある日国へと来た軍勢が 彼女を魔女と蔑んだ
彼女を魔女と称すれば 火刑に処すと言い出して
黄燐の火 城を包み込み焼き尽くす
彼女を護る 最早忠誠を遥かに超えた感情
一人で護り 血に染まる鎧
幾人もの魔女を葬った我が身は最早 最悪の魔女の盾と堕ちたと軍勢は言う
力の限界が足音を潜めて近付き 意識は闇へと誘われる
※
黄燐の火に 燃ゆる民無き国
女王は凛として 最期まで城と騎士に寄り添った
毅然とした態度は軍勢を驚かせた
4、
貴殿は知っているだろうか 民無き国に君臨した
『魔女』と呼ばれた女王と 彼女を護り抜いた騎士
何も無く ただ白く塗りつぶされた世界
一人立ち尽くし 真っ赤に染まる双眸から雫が落ちる
あれは自嘲か それとも失恋か
彼女を護りきれなかった事に対する怒りか もう一度だけでいい彼女の微笑が見たい
例え数百年もの時が魔女と伝えようと それなら僕も魔女の騎士
また次の人生が送れるのならば嗚呼 彼女に言えなかった言葉を言おう
※
彼女は何時も 籠の中で過ごし
籠は壊れ彼女は 外の世界へと旅立った
さよなら初恋の人よ
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(D.M.)チャーミー
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2011/01/24 01:50:49