劇場で僕は一人
客席は誰もいない
戻り出す砂時計
記憶が蘇るの
壇上を歩く君は
劇の世界の他人
客席で座る僕と
目が合ったの「でも君はだれ?」
舞台上の君と目が合う
君は劇の役になりきる
でも視線が交差したとき
現実の僕と目が合う
劇が終わり幕が閉じる
鳴り止まない拍手とコール
カーテンコールの君は
僕が知ってる君
不恰好なお面を作る
劇で使う予定の小道具
本当に不器用だね
君はたまらず笑った
曲がりなりにも世界と向き合えるように
戯けてお面を被る 君が笑ってくれるから
この劇場より大勢の人の中から
君は見つけたんだよ
それが僕には信じられない
台本をなぞるように
僕らの筋書きを
変わることなどないと
毎日過ごしたけど
願うだけじゃ駄目なんだ
時間が止まればいいのに
動き出す砂時計
僕らも変わるよ
劇が終わり幕は閉じて
観客はとうにいないけど
客席で僕は一人
まだ君のことを待ってる
舞台から君は降りて
客席を通り抜ける
僕と目を合わさないように
君は離れてく
そう ありのままの君は
現実の世界を生きる
何も演じていないのに
君はもう知らない人
曲がりなりにも君と向き合えるように
変わろうとはしたんだよ
今更もう手遅れなんだろう
此処に君が居られないと言うのなら
遠い空の何処かで
また歩き出せるように
劇が終わり幕は閉じて
君はとっくに居ないけれど
客席で僕は一人
君のことをまだ思ってる
最後に演劇をしよう
一番幸せだった
頃の僕自身のように
笑顔で終わろう
不恰好なお面を被る
君の笑顔が観たくて
本当に不器用だねって
泣きながら君は笑った
コメント0
関連動画2
歌詞設定作品1
オススメ作品
ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...オズと恋するミュータント(前篇)

時給310円
満員電車 月曜の朝
すぐ目に入る その人は
長いまつげと整った眉
白い頬とのコントラスト
沈んだ色した通勤服の間から
のぞく顔
疲れてるようには見えなくて
眠っている
見つめているうち
ふと目を開けそうな気がする...眠り姫 (feat. 初音ミク)

bagband
<1>
穢れの禊(みそぎ)で生まれた
母の温もり 知らぬまま
行き場のない悲しみが 山を枯らし 川と海を干す
父神の命に背いて 黄泉国への旅をただ願うが・・
姉神との誓約(うけい)を交わした後に
裂け出でる荒神の性(さが)
荒んだ心の絵図を 天上界に描き出す
この激情 誰か受け止めよ
<2>...日本神話 スサノオ

のづたかし
赤い光がまた舞い散って
白く輝く空を
照らし陰って風の音を
吹き付ける大地の
それぞれの色光り
明日(あした)に向かって歩く
在りし日の自分は
後ろ陰と共に
泣いて笑っては帰り
家の灯探しては...光の丘 歌詞

Artistrie
穏やかすぎるくらいの
ひとりといっぴき暮らし
そこに君が優しく加わっていく
知らなかった気持ち
忘れてた気持ちに気づかせてくれる
名札で知った君の名前
声に出すたび臆病になるのはどうして
察しが悪いから
君の気持ちに後から思い当たるけど
どうでしょう 自意識過剰かな...名前(feat. 初音ミク)

bagband
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)

時給310円
クリップボードにコピーしました

ご意見・ご感想