ヒトトセ
私は、駅のホームの端
誰も気がつかない場所で
小さなベンチに腰掛けて
ずっとあなたを待っている
お気に入りの小説
鍵の形をしたしおり
使い込んだブックカバー
いつか、あなたに渡すための手紙
私は、駅のホームの端
古いベンチに座りながら
必死に文字を追いかけて
世界から目を背けていた
真珠貝に差す月
丸い星の破片(かけ)を置いて
骨に徹えるほどの
花の香りは
夢幻の一夜
春には桜の花びら
風に乗って舞い落ちて
夏には空色の日差し
墨色の影法師
秋には手のひら紅葉
うろこ雲 空高く
冬にはかじかむ指を
吐息で暖めて
私はここにいる
認めたくなかったから
私は、駅のホームの端
誰も気がつかない場所で
自分の体を抱き締めて
じっとあなたを待っていた
お気に入りの小説
落ちる涙を受け止めて
前を向けるだろうか
桜色の便箋を
破り捨てた
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