夢みたいな この世界は 心なしか 寂しそうで
あの子供も 今日はいないな 路地裏では猫が鳴いた

ずっと 続くなんて ことは 思わないけど 
やっぱり 少し 寂しいものね 空が開いた


神様でも 寂しがるの? 触れる肌は 震えていた
大時計の 鐘が止んだ これが最後の鐘だった

陽が沈み 夜が来ても 朝はないけど
何回も 見てた景色を きっと忘れない


指で紡ぐ この世界は 幸せでした
またいつか会えるでしょうね

それじゃさよなら 

それじゃさよなら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

旅路の果て

タイトルから「終わりかけの物語の中の子が語っている歌」というイメージを膨らませて作詞させて頂きました。


以下、作詞時にイメージしたことです。箇条書き失礼します。

・「あの子供も今日はいないな」:いつもは道ではしゃいでいる子供が今日はいない、全体的にいつもより静かな雰囲気である
・「ずっと続くなんて~」:この子はこの世界が物語の中であること、終わりが来ることを知っていた
・「神様でも~震えていた」:「神様」は物語の作者の事。神様は寂しがったりすることはしないと思っていた、でも今はどうだろう、いざ終わりを迎えるとなると「神様」が震えて(悲しんでいる)
・「大時計の~朝はないけど」:大時計は物語の街の象徴だった。その鐘はもう鳴ることはないし、自分たちはもう次の朝を迎えられないことを分かっている
・「指紡ぐこの世界」:作者が今までその指で綴ってきた物語
・「またいつか会えるでしょうね」:もう自分たちの新しい道はないけれど、作者は忘れないでいてくれると信じているから「会えるといいな」の類ではなく「会えるでしょうね」という確信の言葉にしています。

以上です。

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投稿日:2018/11/23 00:52:52

文字数:231文字

カテゴリ:歌詞

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