A
雨に濡れたまま 過去と同じよう 傘もささずに
霧雨が作る 湿った匂い 髪を伝う雫

薄もやの中で その輪郭だけ 男には見えた
鈍色の世界 懐かしい後悔の赤色


B
にじみ現れる視界に 土の道が続く
目の前に浮かぶこれは 蜘蛛の糸なのか?


サビ
手繰り寄せる紐 赤い紐
引けばその先に 広がる薄闇

絡まる手くびも そのままに
錆びた匂いのする方へ



A
狭い町の路地 雨に晒されて 冷えきった手を
並んだ灯篭 揺らめく灯り おぼろげに照らして

見知らぬ男が 空だったはずの 座敷牢に一人
ずぶ濡れのままに 橙の瞳でねめつける


B
あがなうことなど知らず 繰り返した日々
今は逆らいもせずに ただ辿る泥濘


サビ
手繰り寄せる紐 赤い紐
綾なす何かの 意のままなのか

夾竹桃の枝もまた
闇の深みを指し示す


手繰り寄せる紐 赤い紐
懐かしい音に 魅せられるまま

絡まる手くびも そのままに
鬼灯笛のなる方へ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

手繰り寄せる紐

暗めの和風の歌詞です
男性視点?なのでカイトかレンでいかがでしょうか

二作目こそは明るいの!と思っていたのですが、あれ?
逆ラビリントスなイメージです。
曲にあわせて、歌詞の調整・変更OKです!

閲覧数:94

投稿日:2008/12/13 04:28:56

文字数:416文字

カテゴリ:歌詞

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