A
雨に濡れたまま 過去と同じよう 傘もささずに
霧雨が作る 湿った匂い 髪を伝う雫
薄もやの中で その輪郭だけ 男には見えた
鈍色の世界 懐かしい後悔の赤色
B
にじみ現れる視界に 土の道が続く
目の前に浮かぶこれは 蜘蛛の糸なのか?
サビ
手繰り寄せる紐 赤い紐
引けばその先に 広がる薄闇
絡まる手くびも そのままに
錆びた匂いのする方へ
A
狭い町の路地 雨に晒されて 冷えきった手を
並んだ灯篭 揺らめく灯り おぼろげに照らして
見知らぬ男が 空だったはずの 座敷牢に一人
ずぶ濡れのままに 橙の瞳でねめつける
B
あがなうことなど知らず 繰り返した日々
今は逆らいもせずに ただ辿る泥濘
サビ
手繰り寄せる紐 赤い紐
綾なす何かの 意のままなのか
夾竹桃の枝もまた
闇の深みを指し示す
手繰り寄せる紐 赤い紐
懐かしい音に 魅せられるまま
絡まる手くびも そのままに
鬼灯笛のなる方へ
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