1A
石畳に響く音は
行きに比べ半分に
二人で見るはずの花火が
見下ろすように闇を葬った

2A
どれだけ耳澄ましても
聞こえることのない跫
まだ賑わう背中の向こう
貴方は今 誰 想ふ

1サビ
夜の向日葵のように
宛もなく 光 探した
振り返る度 愚かだと
思い知るのだった

3A
"きっと貴方は追いかけてくる
そっと私を抱きしめる"
夢現の中 見上げれば
もう帰路は終点を迎えてた

2サビ
枯れた向日葵のように
頭垂れ 滴る泪
それでも藁に縋るように
夜明けと共に

3サビ
白藍の朝を駆けて
もう一度 光 求めに
それは雀の涙だと
嘲笑われたとて

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  • 非営利目的に限ります
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宵宮帰り

閲覧数:127

投稿日:2019/07/07 21:10:01

文字数:278文字

カテゴリ:小説

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