滲んだ言葉が
君の心を映していて
僕の胸をズキズキと
締め付ける
下校時刻は
とっくに過ぎている
僕の足はまだまだ
動きたくないようだ
思い浮かんでは消える
景色は君の笑顔で
輝き満ちていて
誤魔化しようもなく
ただ
隣の席に座る横顔や
冗談言って笑う声や
君の存在が目を閉じれば
浮かんでくるんだ
最後の日のその前に
急な君からの呼び出し
照れくさくてさ
逃げ出してしまったんだけど
ごめん、大好きだよ
まだ、帰れないな
窓の外の光が
教室をオレンジに染めて
きみが好きな色だと
思い出した
伝えれる期間は
とっくに終わってる
それでも私はまだ
諦めたくないんだ
全てが終わった教室で
一年座った私の席の隣
ひっそりと眠る文字は
間違いようもなく
きみの
隣で居眠りきみの姿を
寝ぐせで照れ笑いするきみを
きみの存在を思い出せば
笑顔になるんだ
最後の日のその前に
勇気を出して呼び出し
伝えたくてさ
待ちぼうけだったけど
大好きでごめんね
まだ、帰れないな
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