届かない響かない
聞き耳を立てて目の前で
こんなにも近いのに遠くて
どんどん声が小さくなってく
あんなに好きだったのにな
空っぽになってしまった
石ころみたいな硬い歌声
そのままどこかへ消えていきそう
誰に届けたいかわからなくなった
どこに響かせたいか言えなくなった
熱も冷めてただの傷口のひとつになる
そんなの嫌だって思っていても
最後のひとつ思い出して口ずさむ
雨の中で雫に紛れてひとり
こんなにも自信のない歌なのに
雲間から「聴かせてよ」ってお日様が
贈れない進めない
幕は開いていく目の前で
こんなにも広いのに苦しくて
どんどん音が歪んで消えてく
こんなに好きだったのにな
どこかへ行ってしまった
泥水みたいな濁った歌声
このまま自分も忘れていきそう
誰に贈りたいかわからなくなった
どこに進みたいか言えなくなった
陽が落ちてただの暗闇のひとつになる
こんなの嫌だって信じていても
本当のひとつ思い出して声にする
雪の中で白さに紛れてひとり
こんなにもちっぽけな歌なのに
雲間から「聴かせてよ」って三日月が
誰も問うことはない
何も云うことはない
こぼれていく砂粒みたい
いつまでも誰かと同じ
あなたの中のお日様は?
あなたの中の三日月は?
恥ずかしくて封をした
あの頃の自分が泣いてる
歌わない歌えない
メロディはもう頭の中で
あんなにも楽しそうに待ってる
どんどん喉が自分を超えてく
こんなにも好きだったんだ
いつからか隠せなくなって
爆発しそうなココロの音速
そのまま全部忘れて飛んでけ
誰のものかを考えなくなってた
どこにあるべきかどうでもよかった
さざ波はただの鼓動のひとつになる
そんなの変だって気付いてもでも
全身をひとつ歌にして響かせる
光の中で闇の中でひとりじゃない
あんなにも小さな旋律はいま
青空も星空も手を繋いでいられる
理由のチケットを破り捨てた
輪郭の証明書を投げ捨てた
もう私は誰でもなくなった
なのにこの声は響いてくんだ
最後のひとつ思い出して口ずさむ
本当のひとつ思い出して声にする
全身をひとつ歌にして響かせる
光の中で闇の中でひとりじゃない
あんなにも小さな旋律はいま
青空も星空も手を繋いでいられる
あなたがもしこのページをめくるなら
そばでドキドキしながら見てるから
もう少しだけ歌っていようよ
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