瞳もクチバシも軽やかに羽ばたく翼も全て
吹き出したばかりの血の色したbloody bird
「ヤツの仲間はどこにもいない親も子もない」
「どこからともなく現れ血塗られた声で囀る」
「ヤツはそのクチバシで刺し殺し食らう」
「ヤツは死臭を嗅ぎ分けて獲物を食らう」
「ヤツは死の瞬間を予期して現れる」
「ヤツが来たらそれこそが死の合図だ」
口々に紡がれていく物騒な言い伝えも
私を示す物は何一つなかったのだから
口にするのは水か果実赤いのも食べる
威嚇は耳障りで当然そして人の言葉が解る
「ヤツは死神の使い魔で死ぬことは無い」
「ヤツに生贄を捧げないと飢饉がおこる」
「ヤツの肉を食らえば不老不死になれる」
「ヤツのクチバシを煎じて飲めば魔界に繋がる」
端々に記されていく滑稽な言い伝えも
私のため息のタネになるのみだった
目立ちやすさで敵が多いため夜行性で
模様も特徴も遺伝性が強く見た目が似る
好き勝手な物言い呆れて物も言えない
毎回違う扱い私は天使で私は死神
目に映る不確かな事を感情に任せて
調査の博士を殺し私の伝説に添えた
生き延びているだけだよ皆と同じで
私はただ赤いだけの小さな小さな鳥
つまらない真実を誰も信じることはない
欲しいのは滑稽なおとぎ話それだけ
ある日狡猾なハンターが数人森を訪れ
私をお金に換えるために必死に探してた
罠を仕掛け誘導をして餌もまいたが無意味
大声でしゃべっていれば全て筒抜けに
焦ったヤツらは狂いだし森に火を放つ
私は全力で体を震わせ叫び声を上げた
ここを離れろここから逃げろさぁはやく
森中の動物が逃げ出して私は撃たれた
血を流しても分からない赤い体は動かない
ヤツらの手が私に触れる瞬間木が倒れて
そのまま焼け落ちて土へと返っていった
もう森に赤い鳥の声は聞こえない響かない
動物たちは私の卵を探し出して大切にした
面倒な言い伝えはまだ続くみたいだった
この森じゃないどこか別の場所できっと
けたたましい鳴き声が聞こえたらきっと
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