君に相見える日まで この想い忘れるなかれ
然れども誓いは口にせず 赤い絲 指に絡めた
朱の裾ひるがえす君の 笑顔が大人びた日を知ってる
僕だけではないだろうけど
淡い顔に色がのる 誰がために引いた紅か
僕には知り様もないのだけど
桜の花弁舞う中で 君だけを僕は見ていた
無邪気な笑みが愛しくて日射しを避ける振りをした
天を突く雲よりやわい 指がこんなにも細いと
初めて知ったあの木陰で君の長い髪がなびく
何よりも大切な君のこころねはまるで昼の月 嗚呼
翳りなどさせはしない
腰に佩く銀のきらめきは疾風に花弁を散らされぬよう
君を護り抜くため
伏せた睫毛が影つくる頬が淡く紅揚して
落日の儚さにも似た紅葉に視線奪われる
震える唇に揺れる白い吐息がせつなくて
せめてと伸ばしたてのひらに君を閉じ込めたくなった
守るべきは大義と 憎むべきは時世と
それでも忘れられぬ 君へ抱いた恋情
然りと締めた詰襟に 腰に佩びるは志
ひさしに炯炯と瞬く 眼を逸らす事はない
君がため惜しからざりし命故と胸に仕舞う
花弁ほど淡い想いを 武勲の陰に忍ばせて
いざ往かん猛き御空へ 本日晴朗なれども
流雲さえもなく 本日晴朗なれど波高し
君に相見える日まで この想い忘れるなかれ
然れども誓いは口にせず 赤い絲 君と絡めた
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ひらがなver.
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きみにあいまみえるひまで
このおもいわすれるなかれ
されどもちかいはくちにせず
あかいいとゆびにからめた
あけのすそひるがえすきみの
えがおがおとなびたひをしってる
ぼくだけでないだろうけど
あわいかんばせにいろがのる
たがためにひいたべにかぼくには
しりようもないのだけど
さくらのかべんまうなかで
きみだけをぼくはみていた
むじゃきなえみがいとしくて
ひざしをよけるふりをした
てんをつくくもよりやわい
ゆびがこんなにもほそいと
はじめてしったあのこかげで
きみのながいかみがなびく
なによりもたいせつなきみの
こころねはまるでひるのつき ああ
かげりなどさせはしない
こしにはくぎんのきらめきは
はやてにかべんをちらされぬよう
きみをまもりぬくため
ふせたまつげがかげつくる
ほほがあわくこうようして
らくじつのはかなさにもにた
もみじにしせんうばわれる
ふるえるくちびるにゆれる
しろいといきがせつなくて
せめてとのばしたてのひらに
きみをとじこめたくなった
まもるべきはたいぎと
にくむべきはじせいと
それでもわすれられぬ
きみへいだいたれんじょう
しかりとしめたつめえりに
こしにおびるはこころざし
ひさしにけいけいとまたたく
まなこをそらすことはない
きみがためおしからざりし
いのちゆえとむねにしまう
はなびらほどあわいおもいを
ぶくんのかげにしのばせて
いざゆかんたけきみそらへ
ほんじつせいろうなれども
りゅううんさえもなくほんじつ
せいろうなれどなみたかし
きみにあいまみえるひまで
このおもいわすれるなかれ
されどもちかいはくちにせず
あかいいときみとからめた
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