あれからグミヤは何でもないような顔で戻ってきた。
「えっ・・・学校に?」
「誰かはまだ分からないけど。」
--一体・・・誰なんだろう?
するといきなり後ろから誰かが抱き付いてきた。
「うわっ!!」
「ぐみ~♪先に帰っちゃうなんてぇ~」
「ごめんごめん・・・。」
ビックリした。またさっきみたいに何か起きるんじゃないのかと思ってしまった。
「あれ~、首、どうかしたの~?血が滲んでるよ~」
「えっ、あっ本当だ。どこかで擦りむいたのかな??アハハ。」
わたしは何とか笑ってごまかした。本当の事が言えるわけない・・・。
「舐めてあげよっか?」
その言葉がリンの口から出た瞬間、わたしとグミヤは同時にリンを見た。
リンは、少しビクッとしていた。
「なっ・・・なに?」
「いや・・・その・・今、舐めるって。」
「いやいや、ホラッよくケガする時とか舐めるじゃん?」
「あっ、あぁ~そっそうだよね~♪」
また笑ってごまかした。
もしかしたらリンがヴァンパイアなんじゃ・・・なんていう悪い予感が頭によぎった。
わたしが苦笑いをしながら後ろに歩いていると、また誰かにぶつかった。
「あっ、ごめんなさいっ!!」
わたしは勢いよく振り向いて頭を下げた。
「いやっ・・・ってあれっ・・・・ぐみ?」
「あっ、カイト先輩。」
目の前に立っていたのは、優しく笑うカイト先輩だった。
カイト先輩は頭も良くて何でも出来て・・・しかもカッコいい・・・最高の男の子だ。
だからいつもモテモテです!!
「ぐみ~今日も可愛いな~。」
「なっ、先輩!そういう事をサラッと言わないで下さいーー///////」
「悪い悪い。・・・・でも本当だから。」
こんなカッコいい人にそんな事言われたら誰でもメロメロだよーー!!
「あれ・・・君・・・」
先輩はグミヤを見た。グミヤは少しお辞儀して名前を言った。
「どうも・・・グミヤです。」
「グミヤ・・・?」
「はい。」
気のせいだろうか、2人の目つきが少し怖かった。
「あっ、じゃあ俺、行くわ。」
「はい!!さよなら~♪」
先輩は校舎に向かって歩いていった。
私たちも、その後2人で帰っていった。
その夜、わたしは混乱してよく眠れなかった。
ただその夜、月が綺麗に光っていたのは覚えている。


-グミヤの部屋-
「ハァハァ・・・・血・・血・・・・」
--トントン
「だれ・・だ?」
「わたしよ、ルカ。」
「どうして?」
「あなたが心配で・・・。ぐみの血を吸ったんでしょう・・・。大丈夫?」
「なん・・・とか。」
「わたしの血・・・吸う?」
「いえ・・大丈夫です。」
「そう・・・無理はしないでね。」
「はい・・・。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Bloody Girl 5

遅くなってしまって、ごめんなサイ!!
やっとカイト登場☆
カイト、なんか凄くカッコいい設定になっている(笑)
ルカさんーー、君は一体何なのダーーー?w

って事で、次回はアレとアレがああなって・・・
アレがヤバくなって・・・wwww

お楽しみに♪

閲覧数:311

投稿日:2011/04/26 21:35:22

文字数:1,106文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • 紅華116@たまに活動。

    カイト登場だ☆
    あれ…? もしかして三角関係!?グミ・グミヤ・カイトの…
    ルカさんは何者!? 続きが気になる!!
    グミの血を求めているグミヤがなんとなく好きだったwww

    2011/04/26 21:43:27

    • 甘菜

      甘菜

      >>なっちゃん
      こういう終わり方が、わたしの得意分野なので(笑)
      バカイトも怪しいでしょ? (ムフフw
      リンちゃんも怪しいね?www

      さて、誰がヴァンパイアなんだろうか??
      コレは、また先のお話ですwwww

      わたしもその文スキ?♪

      今度も頑張るね☆


      >>紅華ちゃん
      三角関係!!!
      いいね?、でもバカイトにグミはあげないぞっ!!!w
      グミちゃん、モテモテ???ww

      グミヤよ、もっと求めなさい!! (アホww

      2011/04/26 22:19:36

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