君は景色の中に溶け込んで……
やがて、季節の一部になる。


いつも遠く。
……そして近く。
君の声が聞こえる。
約束を守れないままに。
……僕はその手を離してしまう。


ごめんなさい。
……ごめんなさい。
君は景色の中に溶け込んで……
やがて、季節の一部になる。


いつも遠く。
……ずっと遠く。
君の姿が掠れる。
「思い出」なんてそんなの嫌だよ……
……なのに、あの日の僕は手を……


ごめんなさい。
……ごめんなさい。
君は景色の中に溶け込んで……
やがて、季節の一部になる。


たった一度だけ。
離してしまった手を。
……もう一度、繋ぐことは出来なかった。


ごめんなさい。
……ごめんなさい。
君は景色の中に溶け込んで……
やがて、季節の一部になる。


やがて、季節の……一部になる。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

君は景色の中

後悔ってこういうものだよねというお話。
一度してしまったことは取り戻しがきかないことが多い。
そして、ずっとそれを引きずって生きてしまう。
いつのまにかそれは思い出と呼べるようになるのかもしれないけれど、季節が巡る毎に思い出し……辛い思いは消えはしないという、ね。

閲覧数:141

投稿日:2008/06/19 10:59:28

文字数:353文字

カテゴリ:歌詞

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