ブックマークした作品
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静かな夏の果 揺らいで消えてゆく
月影 淡い夜 あなたは変わらないまま
火照る心 哀しく潤い
ただあなたの涙が今
またあの日を思い出してしまう
過ごした日々の姿がこの瞼に刻まれて
切なく滲む涙に抉られた心は
夏に消えてゆく
またあの日のようにあなたを想ってしまうよ
途切れた声はまた 朝靄に溶けてゆく...瞼
かりく
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水たまりがずっと続く帰り道
踏み先も無いやって少し落ち込む
とりあえず回れ右
歩幅を広げて遠回りする
脱ぎ散らかしたまま家を出たから
お気に入りのシャツも痛んでないかと
気付く午後の10時過ぎ
「まぁ、いいか」ってため息を吐いた
雨が降って止まない6月の夜のこと
空っぽの心を抱えて一人...ハイドランジア
じゅみ
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決められたルーティンを
決められた通りにこなして
やりたいことも出来ないまま
言いたいことも言えないまま
普通の人間演じて
身を削ってまで
生活する意味がどこに
あるのか分からない
やれるかやれないかより
染まれるか染まれないか...【曲募集】国民と非国民
蒼桜
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『こんなんじゃない』と
掲げる理想論
叶わない現実
愛せない自分
『死にたい。』と息を吐き
何度も繰り返す人生回想
良かったと思うこともあるけれど
それはほんの僅かで
現在地不明
リストカットで眠る午前4時...【曲募集】自傷有論
蒼桜
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『おはよう!起きてるかな?
外を見てみて!』
ガラス越しには白い妖精が
訪れを告げるようにじゃれ合う
はしゃぐ君から楽しげなメッセージ
心地のよい寒さに かじかむ手
あの頃の僕らは 無垢で幼くて
今一人白に染まっていく街並み眺め想うは
懐かしい君 舞い降りる妖精の中
輝いた 優しい微笑み...スノードロップの雫
蒼桜
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さぁ 新しい服に着替えたら
大好きな君に会いに行こう
「大丈夫可愛いよ 笑顔で!」
鏡の前で 何度も言い聞かせた
「次の日曜日 遊びに行こう!」
小さいけど 大きな勇気
まさかの「いいよ」と
君は微笑んだ
思わず俯き 染まる頬を隠す
夢にまで見てきた この日がついに...女の子の魔法
蒼桜
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明日の自分に 向かって走り出せ
前を向いて さぁ 笑顔つくって
涙 拭いて笑おう
昨日流した 涙は
弱さなんかじゃ ないんだ
強くなるための とっておきの
いつか笑う そのために
立ち向かってる 『アカシ』だから
上手くいかず 逃げたくなるとき...弱虫のアレッタ
蒼桜
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狭い部屋の隅 転がる 雨音
こんな暗い日にでも
君に会いたいなんて
止まない雫 優しい温もり
触れたい 今
どこへと続くのだろうか
宛のない雨 恋の旅
いつかは流れ着くのかな?
ah…頬の熱 拭えないまま
気づけばまた一人迎えた朝...雨の行方
蒼桜
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青く香る ひとひらの色
騒ぐ街の 風 翻(ひるがえ)り
回る回る 明々(あかあか)と夢
肩に揺れた 憧れは覚めて
5月の君は鮮やかな
長い髪にロベリアの青
高架線に影を落とし
白む街の息を奪う
春風のような不幸せは
雨となり頰を流す...5月のブルー
いちはる
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Cheapな台詞並べて
Deepな世界の最奥(なか)へ
道徳(モラル)は雨に廃れて
現実(リアル)は今曝かれた
鮮やかな瞳(め) 差し伸べられた手 Glossの誘惑
歪にIrony 魅せないで
薔薇色した悪魔に噛みついて
絡めた体温(おんど)にうなされているだけ
はらり 堕ちた深紅は拭えないまま
心...Rose of Nightmare
村崎ぶどう
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月夜に溺れて 喘ぐジュリエット
毒を孕んだ蛇が絡み付いて
断罪よ、永遠に 凍り付くイヴに
素足のまま浸る『禁断のEden』へ
誘惑へ堕落 Kissで獅噛み付いて
胸許に罪を“私のモノの証”
鈍色に光る 薬指のRing
構わず絡める、それは引際なの…
赦されないRealの狭間に揺られて
過ごす時は刺激...Eve
すい
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ちょっとした悪戯なら
きっと許してあげるわ
もっと貴方に溺れさせて
だって良く知りたいもの
ずっと側にいたいもの
こんな古びた鎖じゃなく
赤い薔薇の様な棘で編む指輪を
指に嵌めて
癒えない傷をつけてよ
貴方の下僕でいたい...Scarlet Lips
鶏
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1a
さあ夜が壊れたら
一緒に隠れよう
あの子はこっそり
泪のつぶに潜る
1b
8mg(ミリ)ほどの
甘やかな栄養
あなたの内の
たったそれだけ...リリー
いちはる
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a
いつか愛したあの子と
よく似た顔でわらった
きみのナイフ数寸に
きっとたくさんの祈りが
ほんとのことは無視して
テトラポットを数える
僕の腕(かいな)に隠れた
その首筋の白さよ
b...冬
いちはる
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A
千切れぬ鎖 雁字搦めね
重みに瞳(め)を向けた手首(うでさき)
繋いだ手と手は離れることなく
キスマーク(独占欲)に溺れる
B
「大好きよ」なんて
裏切りはいらないの
甘い言葉(ウソ)よりも
揺るがない体躯(もの)が欲しいわ...共依存症(ふたりっきりマラディー)
優羽姫
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[A]
部屋でニュースを見てた
知らない人がこう言ってた
「ミサイルが飛んできました」
「こんな事がもう起きませんように」
部屋でそれを聞いてた
関係ないとテレビをけした
[B]
世界の平和を願う偽善者
ご苦労様です。お陰様で...小さな世界
seel
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戸惑いは空気を伝って チクチクと心を刺す
振動を誤認識しては 小さな声が途切れてた
甘い匂い ほのかに香って
存在を感じさせる
目を合わすこともしないこと
責められているような気がして
遠くへ遠くへ放った言葉が僕を置いてって
浮かんだ心はまた地面に落ちてった
早く早く言ってしまえよと急かす僕の...花の雨
じゅみ
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「止まない雨は無いんだよ」
世界もいつかは終わるもの
「止まない雨は無いんだよ」
せいぜい長生きしましょうね
「止まない雨は無いんだよ」
あなたのせいで強くなったわ
「止まない雨は無いんだよ」
だから何?
あなたの傘を私にくれるの?...止まない雨は無いんだよ
鶏
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1a
ローテーブルに散らばる
食べ物とその他のレシート
ヘッドボードに並んだ
紙屑は昨夜の亡骸
本当ならば知らない
顔してるつもりだったけれど
インスタントな言葉は
あまりにも愛しい我楽多
1b...ラビッシュ
いちはる
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1a
フェーダーの街へんなの
手懐けた賢い生きもの
パチンコの玉あつめて
手作りの賢い生きもの
1b
わからないままでいいから
ただ見ていてあげるから
お酒も車も
1s...モルモット
いちはる
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1a
刺さらない左手の甘さ
いっそう危険なサイレン
くだらない話の後でも
泣くことは退屈だった
1b
ぴりぴりする舌先が
ちょっと悔しいな
リバーサイド ミッドナイト ラララ
1s...リバーサイド
いちはる
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A
スローモーションの静寂の中で 光る
甘い風が吹く また一つ夜を 飾る
B
もどかしく高鳴る 鼓動
不器用に投げるより
いつか いつか 届けよう
S
夜空の星が 降り注ぐような 夢の後で
僕は唄うよ なぞる 想い 繋いで...One Starry Night
kαzu
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1A
騒がしい街がうそぶく灯(あか)りは
私を明日(あす)へと誘(さそ)う
虚(うつ)ろな視線と閉じ行く瞼の
その隙間で手を伸ばす
1B
汚れた蜜の毒は息を奪い
喉を刺せば壊れていく
潜(ひそ)ませたパラノイア
1サビ...オーバードーズに沈む夜
いちはる
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画面で潰れてる虫の死骸が
彼の名前と重なっている
惰性でつづけてる約束に
真実が覗いてても
I see 賢い彼女は
煙の匂いのする爪で
唇を拭ったまま
静かにないている
まるごと頬張っても
芯は棄てちゃっていいよ...フルーツ
いちはる
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a
あの子の秘密に近づけない
土曜日は新宿で忙しい
何をしているのかしら
何をしているのかしらね
かわいい服も靴も髪も
彼女はどこで創り出したの
手指それともその口?
言葉それとも××××
b...ポップ
いちはる
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長い夢を 見たの
淡い淡い 淡い物語
私ぼんやり 砂を蹴って
青い青い 青い星を見てた
私は流星に 飛び乗って
独り独り 独りここに来た
星の街 あなたはいない
広い広い 星でひとりきり
月の砂漠を 歩いた
向かい風の日は いつも...【初音ミク】 月の砂漠 【歌詞】
バクロウ
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水葬 人は涙の底を感情の
ガラクタと遊ぶ海月達
交差点は浅瀬の夕焼け
瞳を開けられないのは
言葉の埃 吹き上げたまま星空には
鎮魂を注ぐ鯨座に
信号機は深い深呼吸
人は蛍を食べたがる
コーデュロイの街で出会った素敵な人でした
二人で確かめた掌に命のkissを感じました...薤露青
Yuki
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1a
えっと、二年前にもらった
ピアスがちょっとだけ可愛い
きっとわかり易い阿呆で
フェミニストの方が愛しい
1b
携帯は壊れてるし
満たされない自分は
自分じゃ食べられないし
犬にでもあげようかな...ラブミーテンダー
いちはる
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A
彩(いろ)失す廃郷 錆びれた悲鳴
崩れ落ちていく 街の残骸
普遍に彩る 一巻(ひとまき)の書に
綴られ続ける 虚ろいの時
B
詠人(よみびと)なぞ在らず
読み人なぞ居らず
活きづく命など
それが限りと...忘却史書ケレス
優羽姫
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1a
べっ甲のピアスの反照
邪魔そうに揺らしてる
彼女は 栗色の髪で
白い羽を隠してた
1b
仄暗い6月の街
舞台だっだバルコニー
今でも探しているよ
1s...エンジェルブルー
いちはる