シラユキの投稿作品一覧
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嫌われものの黒ネコ
横切るだけで縁起が悪い
そんな噂があって
私は人から嫌われる
私が一体何したっていうの?
そんな目で睨まれったって
水をかけられったって
言葉をぶつけられったって
へっちゃらだもんね
人間なんて嫌いだ...黒ネコ
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やっと一歩を踏み出した
空は今日も青だった
あの頃自分は
こんな風に思わなかった
太陽が眩しい
くらい僕を照らしている
あの頃の自分と
まるで違うみたいだ
不思議だね
あんなに踏み出せなかったはずなのに...本当のところ
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ひとつだけしかない
この僕の心臓を
君とわけあえたのなら
ずっとそばにいられる
なんてそんなことを
考えながらすぎていく
この夏はもうすぐに終わってしまうのに
バカバカしいと君は最後まで笑っていた
そして夏に溶けて
君が溶けて...夏と溶けていく
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浅い眠りから覚めた
雨の匂いがした
傘を差しながら歩く
君を待っていたんだ
君から僕に伝う言葉、態度、温度、表情
その全部愛おしく感じるのに
何故だか悲しくなって
心がしめつけられた
君の言葉すべて
受け止められないから...とある雨の日
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暗くなったこの星に
小さな光が差し込んで
大きな瞳がこの世界を覗いてみてる
そんなこと知らない僕は
ただキレイだと思いながら
君を思い出してはすぐに消えていった
忘れたい忘れられない
ずっとずっと
出会えたのは奇跡なら別れは何になるの
これが運命というものならば...星の話
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声が聴こえたどこまでも遠く
悲しく響いていた
足跡辿って目を閉じればそこには何も無い
微かな希望さえ見つけられずに
ただ立ち止まっている
このまま何処か別の世界に連れてって
僕は自由だ隠していた羽を広げ
誰も辿り着いたことの無い場所へ
羽ばたくために
僕の鼓動は僕だけのもの...Insight
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空が近く感じるこの季節に
よみがえるのはあの日の記憶
忘れられなくて
優しい月明かりが足元照らし
静かなこの夜にただひとりだけ
キミの泣き顔ふいに
思いだすのは冬の空
夜空煌めいて流れていく
僕の頬
あの日交わした約束...散り花
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例えばこの世界から君がいなくなってしまったら
僕は君のことを忘れてしまうのかな
例えばこの世界から僕がいなくなってしまったら
君は僕のことを忘れてしまうのかな
会いたいの一言も言えずに立ち止まった
空は曇っていたんだ今にも降り出しそうなほど
相変わらずの意気地なし
涙さえ流せないんだ
きみはいった
...たとえば
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曖昧な言葉なんていらないわ
そのままの君の声を聞かせて
「魔法にかけられたみたい」
と私は笑う
このままこうやって何気ない
瞬間を過ごしていたい
あぁ、月がキレイだ
もしこの世界から月が消えてしまうのならば
私はもうここにはいたくはない
それでもねぇどうか忘れないで...皆既日食
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離れることなんてない
ずっと一緒だと思ってた
いつもそばにいると
なのに何故?
離れ離れになってしまうの?
自業自得ときっとみんないうけど
だからって一年に一度しか会えないなんて
私たちふたりの罪
雨のち晴れ
2人をつなぐふたつの赤い糸...七夕
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飛行機雲見てた9月の空
いつも通る小さな公園
一緒に歩いた線路沿い道
夕焼に染まった君の笑顔
どれもが大切な思い出の一つずつで
また会いたくて記憶を辿ってみたけれど
あの日君に言えずにいたこと
全部が本当で嘘だったんだ
さよならさえ最後まで言えなかった
君と見たあの景色が忘れられない...君を待っている
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大事なものって
なんだっけ
明日も明後日も
一つ一つ零れ落ちてく
流れていった
あの星のように
ふとした瞬間
もう手遅れと自覚する
どんなに手を伸ばしてみようと
つかむことさえできない...代償
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透き通った夏が眩しかった
入道雲眺めてた
泡になって消えた
君と目があった眩しかった
風が揺らした長い髪が
空へと舞っていく
あの頃の僕らはきっと
夢を見ていた
終わることのない
醒めない夢を...8月
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寒いこの季節が顔をだした
白くなる吐息赤く染まる頬
マフラー越しに聴こえる君の声
すべてが愛しく感じた
君はいう
寒いのは少し苦手ででも夏よりは好きだったりするの
僕もね
同んなじかな、でも君と過ごせるならどの季節だって好きさ
ゆらゆら舞い降りてきたのは
冷たい結晶君の涙と同じ暖かさだ...雪
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またこの季節がやってきて
キミと手を繋いで
最初に出会った日がもう遠い昔
ここからたくさんの人たちと
一つになっていくんだ
初めましてと久しぶり
みんなそれぞれ輝いてる
ほらね、キミと私を繋いだら
一つの星になる
この季節だけの特別なんだよ...星座
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あなただけを見つめてる
この瞳に映るのは
眩しいくらい輝いている光
直視できない
これから私が枯れるまで
毎日見続けられる
朝も昼もまたあなたが顔出す時も
上を向いている
ねぇ、その暖かい光がいつも私達を照らしてくれる
たとえ私を見ていないとしても...ひまわり
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浮かぶ僕らこの世界に
どこに行き着く訳もなく
ただ彷徨い身を任せながら佇んでいる
戸惑うこともないままに
溺れるように沈んでいく
ほんのわずかに光ったそれをつかんでみたくなった
手を伸ばし息をした
キラキラ光った目が眩しかった
この広い空
まだどこまでもつづいていく...空を游ぐ
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朝目を開けて
ふと思う
あれは夢だったんだって
やっぱりそうだよな
なんて思いながら
夢の続きがみたくて
二度寝する
あぁまだ眠っていたい
眠っていたいのに
気づけばもう夢はおわっていて...眠り姫
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別れと出会いのこの季節に
涙こらえ
想い募らせ
今日が始まる
長くて短いような365日が
またここから
巡っていくよ
新たなスタートを
それぞれ繋ぐ自分だけのストーリー
空を見上げて進む道に花びらが...さくら
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夏の終わりに見上げてた
青い空
君の声が聞こえた気がして
雲は流れはじめていく
一瞬で
永遠のような気がしていた
僕らのこの場所からが
新しいスタートの一歩を踏み出して
この広がっていく世界に
もっと遠くまで行けるよ...羽ばたけ僕らの歌
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君のところへ行けるのならば
僕はそれだけでかまわないから
だからこのままその手をとって歩きだそう君との未来へ
歩きだすその道の行き先が正しいかどうかなんてわからなくて
いつもと同じ毎日が少しづつ変わっていくことになっても
熱い太陽と心地よい風と
君と歩いてきた道
その全てがなんだかとても愛おしくて
...君との未来
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ドラマチックなストーリー
求めています
そういうのって流行るよね
もう、うんざりだ
ハッピーエンドバッドエンド
どっちがお好みですか
どっちもですか欲張りですね
みんな知ってる物語も本当の真実は知らないんだ
他人事だからさ、そんな風にキレイって思えるんだろう
魔法のキスも真実の愛も最初からなかったん...おとぎ話
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花火の輝きは一瞬で
消えてしまうけど
目に焼き付いて離れなくて
心がきゅっとなる
時間が止まってしまったみたいな
この時がなんだか好きで
だからだろういつまでもこうしていたいと思ってしまうのは
願いを叶える花火
そっと線香花火が消えてしまう前に
互いの火を重ね合わせて...線香花火
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ふと音が鳴って恋に落ちたんだ
花火のように一瞬で大きな音が
散っていくようにヒラヒラ舞い落ちる
心臓の鼓動で聴こえなくなるほどの衝撃的な
きっとこの瞬間を忘れることなんて
できない、できるはずない
周りの音さえも掻き消されていく
アナタの声しか、響かないくらい
好きだと
思ったこの間(ま)をどうし...恋がおわる音がした
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君と歩いた道
青春の一ページ
マフラーまいて
聞こえる笑い声
ずっとこんな日が
続いてくれればなんて
君は駆けていく
白い息吐きながら
バカみたいにはしゃいでいたあの時を
きっとまたどこかで思い出すんだろう...11月
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二度とないこの瞬間を
忘れるなんてことあるのかな
あの日見た出来事その全てを
過去になってしまうほど
遠いものになっていくのかな
あの日キミに出逢えたことその全てが
泡になってく、一つ一つ
消えていく、音をたてて
私はいつだって思ってる
会えないキミに会いたいんだ...憧れ
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あの日探していた物
いつか目指していた夢
それがとても懐かしく
だけどとても切なくて
ここからだよ未来へ続く道は
これから先誰も知らない世界へ
歩き出すんだ見守っているからさあ
大丈夫君ならきっと
足跡響いた
その水音光る...始まりの世界
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近くて遠いそんな距離だ
手を伸ばせば互いに届く気がしてた
水平線なんて初めからなかったように
こんなにすぐそばにいる
朝昼夜いつでも
写し出す
君は僕で僕は君だ
溶け合って
恋しいな
あの輝きが...海を翔ける
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絵本のように上手くいかない
出会いと別れ
走り出したあの日のように
続いているの
もう何もかもダメだって思っていた私は
その瞬間にあの日のことを思い出していた
私が笑って君も笑って
それだけで世界は変わった
私たちも変わっていく
泣いて怒ったそれなのに...そんな気がする
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あの空の向こう側にある
僕らが探しているもの
一緒に見つけに行こう
今度はきっと掴めると信じて
ここから全て始まったんだ
出会い別れ繰り返して
広がっていく世界に
また僕らは夢を見ている
誰かが僕の背中を押した
次は君の番だと...continue
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月をみてた
空をみてた
風を感じた
雲ひとつない青
君がいる町
僕がいる街
太陽さえも
遠く離れたまま
さよならの朝に花を贈ろう
夢の中の出来事だっていいさ...ネリネ
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何故かいいようのない
不安が押し寄せて
僕だけ置き去りのままで
過ぎさっていく人たちの
姿がだんだんと見えなくなっていく
暗闇のなか彷徨い続けて
光も見えない
届かない
諦めてしまえば楽になれるのかな
なれるのかな...Starlight
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ヒーローヒーロー
そろそろ出番だよ
準備はオッケー?
君を迎えにいくよ
現実の自分なんてこんなもんさ
見て見ぬ振りして何食わぬ顔
それでも上手くやっているんだよ
お得意の笑顔ごまかしているのさ
みんながみんなそうしているのに
君だけは違ったんだ...ヒーロー
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零れ落ちた流れ星に
夢をみている
やがて空は光に包まれ
夜明けを迎えた
そしてまた手を伸ばして
君を待っている
その瞳にうつる
この世界は何色なの
手に掴めないものを
何度願ったんだろう...new World
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流れる雲と澄んだ青空
きみの横顔通り過ぎる風
今この瞬間かけがえのない日常
その全てがぼくを突き動かしていくんだ
飛び立つ鳥のように
どこまでも自由な君を追いかけていた
空は果てしなく続いていて
止まらないこの鼓動のように
そばにいて駆け出すこの衝動
止めないで明日もきっと笑って...ソラ