タグ:解説長っ
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只今から失踪します 行方知れず
唯今から疾走します 走れ走れ
仕事尽くめ 礼儀作法に 年功序列 人間関係
満員電車 通勤ラッシュ 朝寝坊で遅刻寸前
勉強尽くし 覚え切れない テスト前に一夜漬けで
放課後には部活明け暮れ 気が付いたら門限過ぎ
過ぎ行く日々は忙しなくて物足りないな
たまには逃げ出しても...疾走するイマからの失踪
白井冬星
~時の隙間から~
<S>
時の隙間から こぼれた雫
Ah・・・ Ah・・・
<AⅠ>
ねぇ あの空の果てに何があるのでしょうか
そう ここは暗すぎて 何も
みえることはない
<BⅠ>...時の隙間から
のほほんネコ
ひらりひらり 花びらが舞う
春の宵に 妖しく灯る
月の差さぬ 夜にざわめく
白き夜櫻 焔の如く
優しく招く 白魚の指
誘われるまま 唇重ね
白磁の素肌 乱れる吐息
華の褥に 黒髪流る
絡ませた指 肌伝う汗
紅き唇 微笑を浮かべる...夜櫻の檻
紫藤 悠
生きてくことを 諦めていた
そんなつもりじゃ なかったけれど
人の心に 振り回されて
流されるのは 嫌だった
顔も知らない 君と交わした
手紙の文字に 嘘はないけど
待たせるだけの 僕の心を
君は恨んで いないかな
花が嵐に 散りゆく様に
空を流れる 星の様に...君がため・・・
紫藤 悠
黄金の翼広げ 空高く舞う鳥よ
導く峰の向こう 天空の湖
陽の光煌く波 蒼く澄み渡る水
古き伝説の都市 湖底に眠る
愚かなる若き王 神の怒りに触れて
その躰貫いた 雷(いかづち)の刃
降り続く雨の中 逃げ惑う人々の
祈りの声届かず 水底(みなぞこ)沈む
岸辺に咲く白い 名も知らぬ花
優しき風に そよい...天空の湖
紫藤 悠
「友達」と「恋人」の境界線
わたしには最初からはっきりと見えていた
でも君の答えは違う
「友達か恋人か」
そんな簡単で分かり切った感情
どうして迷うの
嗚呼 君の心を見せて
こべりついた笑顔で笑うの
真っ赤な唇
バカにしたみたいに...愛のピエロ
もふもふ♪
流れ行く雲を見上げて あなたの名前そっと呟いた
暮れゆく空 沈む太陽 愛しい面影消えてゆく
手を伸ばしても 虚しさを掴むだけ
あなたの声 耳に残っているのに
愛していると 言葉にしても
あの優しい瞳 もう戻らない
春に出逢った日から 幾つもの季節を過ごしたね
二人で育てた櫻の花は 今年も綺麗に咲いた...逢いたくて・・・
紫藤 悠
恋する乙女心 万華鏡 貴方の微笑で キラ☆キラ輝る
切ない乙女心 くるくる廻る 貴方に逢いたくて ゆらゆら揺れる
毎朝見かける 背の高い男性 隣に立ちたくて 早起きをする
ドキドキ抑えて 挨拶したら 貴方は微笑んで 返してくれた
微かに薫る 優しい匂い あの男性に似た 青い海の色
降りる駅まで ほん...万華鏡
紫藤 悠
金木犀が香る 秋の夕暮れ
「淋しい?」と 呟いたのはあなた
何も言えなくて ただ首を振り
痩せた白い手を そっと握った
「ずっと傍にいるから」遠い日の約束
あなたがくれた 水晶のお守り
櫻舞う春の日に 出逢ってから
二人で過ごした日々 幸せな想い出
今も僕の胸に 刻まれているのに
その瞳に...願い (先に説明文をお読み下さい)
紫藤 悠
松に絡みし 藤の花 宵風揺れる 長き房
扇翳して 舞乙女 楽の音流る 春の宵
空に掛かるは 朧月 燃える篝火 揺らぐ影
白檀薫る 舞扇 紅の色房 金の鈴
舞い踊れや 舞い狂へ 今宵ひととき 笛の音響く
舞い踊れや 舞い狂へ 春の暮 妖し夜の 泡沫の夢
花房長く 咲きし花 色合い深し 春の花
艶や...泡沫(うたかた)の夢
紫藤 悠
水面をすべる 切なき調べ
高く低く 月夜に響く
岸辺に揺れる 蒼き月香華
古の恋人の 変幻し花
風に乗せて 流れる調べ
遠く近く 心に響く
水面に映る 蒼き満月
古の時代より 変わらぬ姿
深き幽谷の 奥に隠れた
美しき華苑 瀞(きよ)き泉...樂醉夢(がくすいむ)
紫藤 悠