タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(72)
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君が飲む珈琲は
少し背伸びした大人味
得意気に飲み乾すけれど
瞬間、しかめる眉に
愛しさを感じるのです
気付いているけど
言わないで
微妙な距離の心地良さを
すれ違うもどかしさを飲み込みたいから
僕は「砂糖みっつ」...[改変版]MELT IN BLACK
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神の恩恵を失くした人間は
もはや生きては往けず
地を這い回り 縋る
人間の信仰を失くした神は
もはや神とは呼べず
血に染まる腕 滲む
争えど たったひとつの終焉に向かい
同じ舞台で踊っているだけ
神も 君も 誰も彼もが
捩れ、雑じり、溶け合って...滅亡エクスペリエンス - 010/終焉 - the end
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光も降らぬ 箱庭で
永遠に似た時間を生き
闇に包まれ 眠る様に
遠い目覚めを待っているの
まだ己が名も知らぬ
純潔の真白き羽根
空の声 聴いた瞬間
全てを悟るのだろう
愛に抱かれた 揺り籠で
生命の音に耳を澄ませ...滅亡エクスペリエンス - 005/名もなき我ら - nameless child
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夜が明けて 小鳥は囀る
新しい朝を告げる様に
陽が充ちる 街を見渡せば
白亜の塔から鐘が響く
街人の笑い声であふれる
こんな日常を『平和』と呼ぶのだろう
…だけど わたしは
この壁の向こうの 燃え盛る戦火を知っている
屍が重なる 戦慄の光景を知っている
報われぬ生命の 埋もれた嘆きを知っている...滅亡エクスペリエンス - 003/偽りの平和 - peace/dead
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仄暗く黴臭い部屋
気が付けばそこに居た
傍らに男の姿
その碧眼には狂気が滲む
起き上がり軋む肢体は
透きとおる程白く
刻まれた記憶の波に
浚われて存在意義を思い出す
彼は呼ぶ 譫言の様に
いまは亡き恋人の名を...機械仕掛けのこころ
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生まれて来た事が
罪だというのなら
生き続けていく事は
罰なのでしょうか
もしもこの祈りが
天に届くならば
全てを差し出すでしょう
魂も 肉体も
逆巻く焔が全てを凍らす
破滅への序曲...重罪ノ獣
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おはよう☆さんさん
今日も今日とて元気満タン
さ、いってみよー!
ゆきかうみなさん
やけに暗いぞ どーしたこーした
いってみてっ!
あーあー なるほどね
あーあー わかります
あー…えっ? もしかして
どーにかしろとおっしゃるの?...まちの何でも屋さん☆
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うらら 風吹きて
舞い散る華よ
さらら 流るるも
未だかすかに この手に残る
薄紅色の淡き戀
季節は過ぎても咲き乱れ
尚 この胸を騒がせる
萌えよ乙女よ いつの世も
変わらぬものが在りませう
燃やせ生命を 限り有る...繚乱ジャパネスク
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毎度毎度と演じ切って姫ごっこ
莫迦な貴方は騙されっ放し
毎夜毎夜に引っ切り無し火遊び
可愛がられる術は巧みよ
嘘は発覚しなきゃ「嘘」じゃない
頭に?浮かべて小首を傾げたら
それで極まり
今日も貴方の前では貞淑に
惜しみなく愛情と幸福を
ずっといい夢を魅せてあげるわ...カメリア
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hold me hold me ずっと ずっと
キミの世界を見ていたいんだ
love you love you そっと そっと
あたらしいドア開いて
darling darling もっと もっと
キミの世界を感じたいんだ
kiss me kiss me きっと きっと
このままとけてまざっちゃうん...Your world
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硝子細工の瞳 映すのは
永遠の孤独と無限の刻
退屈を嘆いても 動かない
視線を外す事さえ許されない
あとどれだけ 針が回るのを数えれば
わたしは自由を手に入れる事が出来るの
響く鐘の音 廃墟の一室
蜘蛛の絲も朽ちてゆく夜
月の光すら 此処へは届かない
誰にも触れられぬ儘 鎖される世界...籠
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開放 奥底に眠る消せない言葉
彷徨い続ける 永遠無限の闇
閉口 水底で綴る虚ろな物語
贖い続けて 行き着く無間地獄
叫び 劈く聲
背中を押すその手
早く 眼を醒まして
苦しく鳴る胸は
廻って堕ちて境が消える
何処かの還るべき場所 認識不能...モノクロビジョン
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いつも振り返れば
変わらない笑顔が在って
数え切れないほど
前を向く勇気をもらった
当然に甘えてた
今更だけど、気付いた
悔やんでも もう遅い
君が遠くに、消えてゆく―――
想い出だけが走馬灯の様に廻っては溢れてく
声を上げて泣いても和らがない この痛み...君が遠くに、 【歌詞応募】
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薄紅の莟はもう直に
綻びそうにその身を揺らす
やわらかく馨れば想い出と
溢れ出でては溜息咲かせ
『僕』を極彩る 狂おしい程に
君恋うる 朝を 夜を
幾越えて僕は生きる
刻、燃ゆる 胸の奥に
唯ひとつ痕を残し
脆く儚いのはいつの日か...君恋うる刻、燃ゆる
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美しく着飾り 妖艶に舞い踊る
わたしは機械人形
永遠を手にした 血通わぬ身体で
他人の体温 求めている
明滅する 翡翠の瞳は誘う
ここは一夜の夢 宴を御一緒に
精密なる 人工脳で微笑む
こころ欲する爪 煌る たおやかに
選りすぐり 極上の素材
貴方仕様に最適改造...機械人形
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どうして泣いたのだろう
雨のあと 手を引いて
仄霞む橙の空 逸らせず見詰めていた
ちいさな世界を数え
喜びと悲しみを ひとつずつ並べてきたの
何かになりたくて
繋いで 結んで 解けて 離した
巡る季節の中で
香れ、それぞれの花よ
傷むこころもいつか...花香
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砂となる身体
降り注ぐのは陽射し
蒼く 高い 空 が
罪という重さ
罰という烙印が
酷く 強く 痛む 心
泣きたいのに 涙涸れ尽きて
掠れた声が風に消えるだけ
恋しいのは あなたじゃなくて
優しく突き刺す その眼の光り...渇く掌
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月の光りが静かに降る夜は
胸元飾る水晶を涙の色に染め
目覚めぬ瞳そっと接吻けては
ここに還らぬ魂に 遠き彼方想う
眠る肢体は一縷の穢れもなく
ただ微笑みを湛えて 終わらぬ夢を視る
この手伸ばせば触れられるのに
蒼褪めた頬 こんなにも冷たい
今宵、祈りが月を満たして
揺れる鼓動をふたり分け合えたのなら...リリィ
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白い羽根 舞い散る
深々と降り積もる
蒼い虚空 響いた
玲瓏と鳴る無音
赫い悪夢 訪い
点々と知る答え
黒い陰翳 纏った
滔々と時は消え
最後の雫に残された色は
全てを呑み込む透明な闇...記憶
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粛正だと剣を振るうは
愚かなる神に魅入られた人々
荘厳なる聲を聴けよと
血走る眼で騙り継ぐ栄光
罪には罰を 穢れを禊ぎ
至極の後生に我が名を讃えよ
忘れるなかれ 信ずれば救われん
胸を突き刺す 暗黙の使徒
盲信し者の濁世は狂宴
燃え立つ空に 滲む境界...神騙りの愚者への断罪と懲罰
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或る日、沈んだ陽は 大きな音を立てました
闇は何処にでも訪れて わたしを包み込むと謂いました
それでも 祈りは「星」に通じる、と
あなたが いつか話してくれました
共に戦う毎日を
永遠の約束を
あの蒼い星に
頬に流れる血は 止まる事を知りません
陰は消える瞬間を知らずに 皆を深淵へと導きます
それで...蒼い星
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聴け 愚かなる者よ
「無限」とは「有限」である
「世界」とは「無意識」である
自覚があるならば認めよう
意味を論じても無意味なのだ
知れ 浅はかな者よ
「期待」とは「幻想」である
「事実」とは「絶望」である
言葉を呑み込めば交わろう
無知を嘆いても得られぬのだ...神託
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ゆっくりと温めてね
あなたのその手で
じっくりと待っているわ
目が合うその瞬間
きらきらした世界がそこからはじまる
かたいカラに守られた
わたしのココロを
やわらかなその愛で
やさしくつつんで
さっぱり孵らなくても...たまご
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君と繋がるサテライト
遠く離れてたって
僕が繋げるサテライト
そばに感じられる
夜空を見上げ
涙しちゃう日も
きっとあるけど
そんな時こそ
忘れちゃいけない
もっといい方法...サテライト
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ゆらり 揺られてる
空いた電車の窓から
見える 空の色
夏の匂いがした
忙しさに忘れてしまっていた
ゆるやかに流れる この時間を
ひとり あてもなく
ぶらり散策して
今まで見落としてたモノも見つけられるかな?
たまには足を止めて 深呼吸...晴れ模様
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どんな光景を奇跡と呼ぶのか
僕が生きるこの世界は欲望に塗れてる
どうせいつの日か消えてしまうなら
この手一杯に抱えても全て無駄になるだけ
祈るように呟いた
本当は失くしたくなんてない
斜に構えても きっと燻り続けている
遠い記憶 幼き日の夢
こんな光景を奇跡と呼ぶなら
君と生きるこの世界は輝きで溢れ...きみのとなり。
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灰色の空 鴉が啼いた
これが「全ての始まり」だと
瞼の裏で懐かしむのは
遠い彼の日の約束 指切り
そっと
握り締めたら 駆け抜けて
風を裂いて 紅い雨を降らす
声にならぬ 叫びを吐き
焼け野が原、身を投じる
積み重なる 目眩がする...胸ノ奥、黒百合ハ咲ク
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季節の端々に 憂いを見付けては
白い息と共に消えてゆく その温もり
枯葉舞う並木道 手を繋ぎ、ふたりで
沈む夕日を背に 影ならべ歩いた
固く結んだ筈の赤い糸 いつからか
緩まって解けて 風にさらわれた
君のその遠くを見る癖 大好きだったよ
だけどね、今は それが怖くて仕方ない
「僕だけを見てて欲し...サヨナラの合図
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宵闇に紛れた影の
揺蕩う髪の馨だけが届く
儚さが夢うつつへと
寄せて反し煌びやかに輝いて
燃える 燃える 一夜の戀
艶やかに花開いて魅せませう
咲いて 咲かせて 散りゆけど尚
誰が手を乞う 浅ましき熱
濡れて 塗れて 鮮やかに染む
今宵この身 尽き果てる迄...紅色サクラ
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果て無き道を 僕は行く
罪を正せば罰が生まれる
世界はいつも廻りゆき
忘れた頃に揺り起こされる
何もかも 消去していく
この星に害を為すもの
荒れ果てていく この大地
生命は絶えて また繰り返す
抗えど その手では
何ひとつ護れないというのに...【イラスト募集中】M・D・R・T (My Destiny Realize To)