　

尽きるものなら尽きてしまえ
こんな命など棄てるも心残り無い
堅苦しい社会に身悶えしながら生きるのならば
僕はその柵を壊して明日を掻き消そう

不必要なのはなんだろう?
昨日今日明日明後日
いらないものはさぁどれだ
希望夢願望欲望
消すべきものはさてどれだ
崩れかけの自我この手で壊せば
死んだように眠れるの?

悲劇の幕開け
いつから始まったのかこの惨劇
陥れたのは僕自身
抜け出せなくなって狂って堕ちる

何時の時代もこの世の理が全てを縛る
無力なものは人類そのもの
価値も意味も何も無い
明日に希望すら見出せない
光を掴むことは出来ない

運命の中で生きる僕達
無意味な日常壊して進め
昇れないなら堕ちてゆけ

疲れたのならそのまま死んで
灰になって跡形も無く
消えればきっと明日は来る
見えないものはこの世界

全ては唯の無意味の羅列
無垢なる哀しみ湛えた闇に
君なら　さぁ　何と言う?

悲鳴が過去を切り裂いて
哀しみが明日を掻き消して
憎悪が今を押し潰す

無意味な日々は終わりを告げて
時は永久に止まるのだろう
信じたものは何も無く
残るものは思念かな
光を欲して闇夜を手に入れる
夢幻に思い馳せた矛盾の中
そこには淡々と　冷たく微笑む　君がいた

　