【消火器がダンディーで気が利く場合】消化器かカッパか、どちらがダンディーで気が利くか聞かれれば【原曲者に謝れ】
投稿日:2013/03/05 22:21:59 | 文字数:2,715文字 | 閲覧数:1,626 | カテゴリ:小説
[投稿日時:2012/12/16]
ホントは解釈を書こうとしたら、1番足らずで疲れた&色々脱線したため急遽【原曲者に謝れ】に変更(ぇ
しかもタイトルがいつもよりダントツで長ェ(((
私の恋人は、とってもダンディーで気が利くの……消火器だけどね!
【消火器がダンディーで気が利く場合】
消化器かカッパか、どちらがダンディーで気が利くかと聞かれれば【原曲者に謝れ】
「ただいま!」
バン! と元気よく家のドアを開けた。
家には、いつもと変わらないベッド、テーブル、タンス……そして消火器。
消火器は私が帰ってきたことに気づき、私の方へ寄ってきた。
「おかえり、グミ」
いつもと変わらない爽やかなイケメン顔、聞き惚れるようなバリトンボイス。
私が愛する……消火器の君。
「お前の為に、ちゃんとドラマの予約はしておいてよ」
「ホント! いやー、私録画し忘れてたからさー」
「あぁ、今から見るか?」
「もちろん! ……あ、でも洗濯物……」
「俺が片付けといた」
「わぁ! ありがとう!」
本当に君は気が利くなー。
しかも私が椅子に座ろうとしたら、さっとロープ(黒い紐のところ?)で椅子を引いてくれるし。
うん、本当ダンディー。
しかもテーブルの上に角砂糖2つ入りの、私のためのコーヒーがある。
あぁ、ホント気が利くなぁ。ちゃんと私の好みも知ってるし。
ズズッ、とちょっと違うような効果音でコーヒーを味わいながらも、私は君が手渡してくれたリモコンでTVのスイッチを入れた。
そして録画リストの中の『カッパマン♯5』を再生させる。
TVの画面いっぱいに、赤いマントを翻した丸っこい緑の伝説上の生き物……カッパが映った。
そしてタイトルコールが始まったのだった。
*消火器side*
『ダダンダダンダダンダ──ン!!!(ドラムロール)
皆の平和を守ります! カッパマン! ただいま参上!! ドォォン!!!(後ろで何かが爆発した音)』
「きゃー! カッパマンステキー!」
グミが無邪気な幼少年の如く興奮した。
『きゃー! 誰か助けてー!』
知らない女の人が助けを呼ぶ。
そして1秒後、ア○パ○マン(局が違うため名前を伏させていただきます)の如くやってきた!
『チッ、のこのことやってきやがったな! カッパマンめ!』
女の人をチェーンソーで殺そうとしていた(ある意味グロい)タニシマン。
別にのこのこじゃないと思うんだが。
たった1秒でここに来たんだから。
『ふん、今日こそ倒してやるぞ! タニシマン! 大学時代で……結局100万円返してもらってない借りをな!』
カッパマンよ、お前どんだけ騙されてたんだ!
そんな100万円も貸すかね、普通。
っていうか今日こそって、毎日戦ってるんですか。
前回は「死んでいるマンボウ」と戦わなかったか。
『くらえ! サンドリペリオン(砂の反乱)!』
おい待てタニシマン。
それは「F○RY T○IL(局が違うたm(ry)」に出てくるキャラの技名だぞ。
まさかパクったのか……!?
『どうだ! この砂で鳥取砂丘を作ったんだ! その力でお前も生き埋めにしてやるゥ!』
鳥取砂丘はお前が作ってたのか!
いや、これがフィクションなことは分かっているが、絶対あとでこのドラマクレーム来るよな……
さて、対するカッパマンは……?
『この野郎、僕の服を汚しやがって……! 許さねぇ!』
服ってマントのこと!?
怒るポイントそこじゃねーだろ! 後ろで女の人がさっそく生き埋めになってるの気づかないのか!?
『くらえ! 「カッパ様は雨の日の天の川の余裕で渡れるんだぜ」キ──ック!!』
『ぐはぁ!! く、くそゥ、カッパマンめ……! 次こそ覚えとけよ……!』
ここで必殺技が繰り出され、タニシマンは呆気なく倒された……が、まさかの光の速さで逃げていった。
だから決着がつかないのか。
『お、タニシマンめ、結構上手そうなタニシ置いてってるじゃねーか……だから止めを刺せないんだっつーの』
まさかのタニシ分けてくるから止め刺さないのか!?
そこは正義のヒーローなんだから刺しとけよ!
『さぁ、あとは何処かの家のキッチンでタニシ茹でよーっと』
何処かの家ってことは、まさかの不法侵入するつもりかこいつ……!
その家の主が帰ってきたら、「ゴメンゴメン砂抜きは外でやっておいたから」さって言うつもりなのか。
そしてその家の主が「そういう問題じゃねーんだよ」って心の中でツッコむのか。
『カッパマン・完』
「きゃー! 本当カッパマンカッコよかった……!」
こうしてドラマが終わると、グミはものすごい満足感で浸っていた。
「いーなー、私もカッパマンにキッチンでタニシ茹でてもらいたいなー」
……お前にはあの色々ツッコミどころ満載のgdgdドラマがカッコよく見えるのか……
しかしそんなことを素直に言ってしまえば消火器の名折れ(?)
俺は代わりに違う言葉をかけた。
「そんなカッパマンなんかより、俺がいるじゃねーか。今日の晩御飯は、タニシがいいのか?」
「うんっ!」
本当はお前の為に、違う晩御飯を振舞ってやろうと思ったんだがな……
しかしグミの注文にちゃんと応えねば消火器の名折れ(?)だ……! と思いながらキッチンに行くと、
「あ、ゴメンゴメン、砂抜きは外でやっておいたからさー」
──丸っこい緑色の伝説上の生き物……カッパがいた。
しかも、カッパはタニシを茹でていた。
*グミside*
「タニシのフルコースだ」
と君はテーブルにたくさんの料理を運んできてくれた。
あれ? いつもは真っ赤の君の顔の赤みが、ちょっと薄い……? 色落ちしちゃったのかなー?
「赤ワインに合う味付けにしておいた」
「へぇー。赤ワインにあう味付けってどんなのだろー」
「食べれば分かるさ」
あれ? まさ君の顔の赤みが薄くなった……?
私がそのことについて口を開こうとしたら、君がグラスに赤ワインを注いでいた。
……まぁ、いっか。色落ちしたってことだよね、きっと!
私は「いただきまーす!」と手を合わせて元気よく言ってから、さっそくタニシを食べる。
そして赤ワインを呑んだ。
「わぁ……! 本当に赤ワインにぴったり! とっても美味しい!」
「そ、そうか。それはよかったな」
「うん! 私、君のこと好きになってよかった! 大好きだよ!」
「俺も大好きだよ」
二人で愛の告白を交し合いながら、またタニシを一口。
そして赤ワインも一口。
美味しいぃ~。もうこれ、レストラン出せる級なんじゃない!?
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【がくルカ】Snowy night
冬の雪は、静かに街に降り注ぐ。
寒さに身を震わせる人々の気持ちなど、何も知らずにただ舞い落ちる。
子供達は、白く冷たい雪で、はしゃいでいる。
大人達は、振り続ける雪など構いもせず、歩く速度を速めていく。
賑やかな街へ出かける気にもなれず、俺はただ窓を見ていた。
【がくルカ】Snowy night
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【五番目のピエロ】今宵の犠牲者は……【原曲者に謝れ】
……今宵の犠牲者は誰だろう?
わからない。それは富豪の誰かであるということ以外は。
さぁ、わけのわからない言葉を発する太った豚にナイフを突き立てて。
黒から、赤へ─────
【五番目のピエロ】今宵の犠牲者は……【原曲者に謝れ】
【五番目のピエロ】今宵の犠牲者は……【原曲者に謝れ】
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【小説「悪ノ娘」完結祝い】青ノ王と狂おしい娘たち【小説に土下座しろ】
私の名はカイル=マーロン。
通称“青ノ国”の王だ。
近々“黄ノ国”ことルシフェニアの王女、リリアンヌとの結婚を控えている。
しかし、私は恋をしてしまった。
ミカエラという、緑の髪の娘に───────………
【小説「悪ノ娘」完結祝い】青ノ王と狂おしい娘たち【小説に土下座しろ】
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【がくルカ】memory【12】
どういうこと?
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「……で、どうしてこうなった」
バスから降りて最初に見たのは、初音先生が転んでいる光景だった。別に初音先生がよく転ぶのはいつものことなのだが、右足の靴が無くなっている。どういう転び方をしたんだろう。
「どうしたんですか、初音先生」
【がくルカ】memory【12】
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【がくルカ】memory【21】
ねぇ、信じてもいい?
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「――ッ」
ちょっと待ってよ、嘘でしょ? こんなの、理解できないよ。だって、だって。こんなの、台本にはなかったはずで。
突然、天井から、何かが落ちてきた。あれは何? 何か黒くて硬い物。もし当たれば、絶対に怪我をする。擦り傷とか切り傷とか、そういう軽いものじゃないことは理解できる。
【がくルカ】memory【21】
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【がくルカ】memory【9】
その理由を教えて
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見てしまった。
彼女が彼に何かを叫び、彼は逃げ出した。その際、彼の表情は恐怖を宿していたことを。彼が苦しそうに、左胸を押さえていたことを。
その瞬間、自分は悟ってしまった。彼は、何かを思い出した。
【がくルカ】memory【9】
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【希望の手紙】明日への希望を【音を失った少女に】
僕の言葉に応えてくれますか?
返事はこないまま。
僕は、ずっとこの箱で生きていく。
それは、僕がタイムリミットを迎えるまで?
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【希望の手紙】明日への希望を【音を失った少女に】
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【悪ノ召使】可愛い王女様とシスコン召使【原曲者に謝れ】
「オーホッホッホッホ。さぁ、跪きなさい!」
民衆達は云う。彼女は正に『悪ノ娘』だと。
嗚呼、君の周りには敵が多すぎる。
だから、僕が君を守ってあげる。ずっと────……
【悪ノ召使】可愛い王女様とシスコン召使【原曲者に謝れ】
【悪ノ召使】可愛い王女様とシスコン召使【原曲者に謝れ】
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【最後のリボルバー】あなたは最後に…【原曲者に謝れ】
─────冬のある日。
サンタさんがくれたプレゼントとメッセージカード。
それは実弾入りのリボルバーと、『彼を撃ちなさい』のという命令文。
私は命令されるままに、あなたにリボルバーを向けた。
私を見てきょとんとするあなた。
【最後のリボルバー】あなたは最後に…【原曲者に謝れ】
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【がくルカ】memory【7】
あなたにとって、彼女はどんな存在?
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「―――といって、ここは……」
二-Bの教室に響くのは、神威先生の声、チョーク、シャーペンを動かす音。いたって普通の光景だ。
私のノートは、言葉で埋め尽くされて真っ黒だ。他の教科とかもそうだけど、日本史とこの古文だけは、ノートを解読するのに時間がかかるほどに、真っ黒だった。
【がくルカ】memory【7】
兄さんマジLOVE213%な雪りんごです
リンゴをくれれば支配下に回るよ←
文才のカケラもない小説書いてます
好きなジャンル:ミステリー(ただしホラーは×)
得意なジャンル:gdgd←
最近の悩み:頭が馬鹿すぎること←手遅れ
とりあえず:兄さんを愛でたい
(`・ω・){ヨロシクね!