【がくルカ】memory【9】

投稿日:2012/05/26 23:48:16 | 文字数:2,906文字 | 閲覧数:1,048 | カテゴリ:小説

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「発作」

グミちゃんとの関係と、がっくんの過去がとうとう明らかに!!いえーい!!((一人で勝手に盛り上がっています。しばらくお待ちください

最初の視点と、倒れたがっくんを見つけたのはグミちゃんです。
がっくんの過去設定を思いついたのは一昨日ですが、がっくんの心臓の病気については去年の11月に思いつきました。
それと同時に、memory(その頃はタイトルすら決まっていなかった←)の最終話も思いつきました。まだ始まってませんでしたが。

新入生編は、次回(電話の相手)で終わろうと思います。
謎のドジッ娘教師であるミクさんについてはまたいつか。

memoryの第2章(2年生編)は、いろいろ書こうかなと思ってます。
夏期講習とか七不思議とか学園祭とか書きたいです。
新入生編は第2章の始め。
一番力入れて書くのは学園祭編。がっくんとルカさんをイチャイチャさせたいです。投稿は凄く先ですが。

いつかmemoryの設定みたいなものを出すかもしれない。

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TEXT
 

その理由を教えて




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見てしまった。
彼女が彼に何かを叫び、彼は逃げ出した。

その際、彼の表情は恐怖を宿していたことを。
彼が苦しそうに、左胸を押さえていたことを。

その瞬間、自分は悟ってしまった。


彼は、何かを思い出した。

そして、


『起きてほしくないこと』が起きている、と―――…







「神威先生が倒れた」
その噂は、瞬く間に広がった。
最初に発見したのは、2-Bの生徒だったらしい。
彼が倒れる瞬間を見ていたそうだ。
彼は病院に搬送された。


何故彼が倒れたのかはわからない。
でも、私と別れたとき、確かに彼はおかしかった。

それに、彼は最後に『ごめん』と言った。
その言葉が意味するものは何?


「…あなたは、どうしてしまったの…?」


ドアを開けた。



その先にいたのは、ベッドに横たわる神威先生。
そして…椅子に座っている緑川さん。


「どうして、あなたがここにいるの?」


私はそう言って、緑川さんの隣の椅子に座る。


「め、巡音さん…」


彼女は、泣いていた。


「緑川さん…」
「神威先生…命に、別状はないって…」


それを聞いて、私はホッとした。
だが、新たな疑問が浮かぶ。

命に別状がないのなら、何故彼女は泣いているのか?

きっと、彼女は何か知っている。
彼のことを、私よりも知っているのかもしれない。
だとしたら、先生と緑川さんは、教師と生徒の関係じゃない。
もっと大事な何かだ。


「緑川さん…あなたは、何か知っているの?」


私の言葉に、彼女の肩がピクっと跳ねる。


「私は何も知らない。でも、あなたは…誰よりもずっと、神威先生のことを知っている……話してくれる?」


彼女は、頷いた。




「まず、私と神威先生の関係についてお話します」


落ち着いた緑川さんは、私の目を見てゆっくりと話し出した。


「誰も考えなかったと思いますが…私と彼は、兄妹でした」
「きょ…兄妹!?年離れてるよね…何歳差…?」
「今の私が16で、お兄ちゃんが23だから…7歳差ですね」
「ええ!?」


若いなとは思ってたけど…そこまで若いとは。


「でも、全然似てないよね…」
「そう思いますよね…私たちは、本当の兄妹ではなかったのです」
「え…?」
「母親が再婚し、新しい父親とその一人息子と共に暮らすことになりました…その息子が、神威先生です」


どうりで先生と仲が良い訳だ。


「だったら、なんで緑川さんと神威先生は名字が違うの?」
「それについては、お兄ちゃんが倒れた理由に関係しています。
 まず、私と彼が初めて会ったのは、私が5歳のときです。お兄ちゃんは、私を『グミちゃん』と呼んでいました…
 最近知ったことなのですが、お兄ちゃんはよく知らない人だと、たとえ妹でも呼び捨ては怖かったそうで…今は克服しているようですが」


あ、昔からそんな感じだったんだ。


「6歳のころ、私は言いました。『どうして名前で呼んでくれないのか』、と…それが道路の真ん中だったんです…私は、車に撥ねられました。
 お兄ちゃんはきっと、『自分のせいで妹を怪我させてしまった』と、トラウマになったのでしょう…悪いのは、私だったのに」


あぁ…今日の私と、一緒だ。
もしかして、そのときの恐怖を思い出して、逃げたのかな…


「お兄ちゃんは、私に駆け寄ろうとしました。その時でした…彼が、左胸を押さえて、倒れたのは…
 彼に意識がなかったのと、私の怪我を調べるのとで私たちは病院に運ばれました。
 結果、私は大した怪我はなかったのですが…彼の身体に、異常があることがわかりました…彼は生まれつき心臓が悪かったことが、13年経過してようやく判明しました」


じゃあ、まさか…
先生が倒れた理由というのは…


「その直後、父が転勤になり、都合により父と母は離婚しました。父の転勤先にはいい病院があったため、お兄ちゃんは父と共に、私達の家から去りました。
 …お兄ちゃんは、幾度も起こる発作に苦しみました。病気が治ったと聞いたのは、それから三年後、お兄ちゃんが16歳のころです」


あれ?じゃあ、倒れた理由は違うのかな?


「じゃあそれから7年間、今日までずっと発作は起きなかったってこと?」
「いえ…実はお兄ちゃんは、二年前に一度、発作を起こしています」
「二年前というと、緑川さんが中学三年生のころか…って、まさか…!」
「そうです…私は、二回目の事故に遭いました。私がずっと入院していた理由はそれです。今度の怪我は、決して軽いものではありませんでした。
 その時、お兄ちゃんは封じていた記憶を思い出してしまい…」


再び、病室は静寂に包まれる。
しばらくの静寂の後、緑川さんはゆっくりと口を開いた。


「二年前に、医師に言われました。『病気が再発した』と。私が知っているのは、ここまでです」


知らなかった。
彼に、そんな過去があったなんて。
彼が、そんなに苦しんでいたなんて。
彼は、常に自分の病気と闘ってきたなんて――…

緑川さんの話を聞いたから、疑問が次々と解決していく。


何故、緑川さんが来た初日から、彼は彼女と打ち解けていたのか?
それは、兄妹だったから。

何故、緑川さんのことを名前で呼んでいたのか。
それは、自分の妹だから。

何故、自分と緑川さんとの関係を知られたくなかったのか。
それは、兄妹なのに名字が違う理由の中に自身のトラウマがあり、それを思い出せば発作が起きてしまうから。


「でもね、巡音さん。去年の4月から、妹の私から見ても、お兄ちゃんは毎日が楽しそうだった。好きな人ができたのかな、って思ったよ」
「そうなんだ…」
「それで…お兄ちゃんと巡音さんって、付き合ってるの?」
「ふぇ!?」


どうしてそんな質問がでてくるんだろう。


「二人を見たら、お互いがお互いを好きなんだなーって、なんとなくわかったの。だったら、付き合ってるのかなーって」
「え、えーと…」
「…付き合ってるよ。俺とルカは」


突如、病室に新たな声が響く。
それは、間違いなく、私の愛する人の声で。


「神威先生…目が、覚めたんですね」
「…全部、聞いたのか。グミとの関係も…俺のことも」
「ごめん、全部話しちゃった。もう、こんないい人と付き合ってるなんて聞いてないよー。なんで教えてくれなかったの」
「こっちにも事情があるんだよ」


改めて見てると、二人は凄く仲が良い兄妹だ。
そんなことを考えていると、いきなり先生は私のほうに向き直った。


「ごめんな、ルカ…俺のせいで、心配かけて」
「いえ、いいんです…こちらこそごめんなさい。神威先生がそんなに苦しんでいるなんて知らなくて」
「俺自身がルカに言おうとしてなかったんだから、当たり前だけどな」


こうして普通に話していても、彼の身体は病気と闘っている。
私も、出来る限りのことをしよう。


…うん?“ルカ”?

のほほんと生きる物書きです。
ギャグから真面目なものまでいろんなジャンルの小説を書いています。
…のはずが、最近はがくルカを書くことが多いです。


IN率低いです。
マイページ以外では「かなりあ荘」というコラボに出現します。

全体的にgdgdなものが多いです。
小説は、自己解釈もオリジナルもやってます。
だいたいはその場のノリで書いてます。

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作品へのコメント2

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    ご意見・感想

    一人じゃない!!私も盛り上がっている!!主に呼び捨てでwww
    ずるいよがっくん俺もルカさんのこと呼び捨てにしt…おや誰か来たようd(ry

    義兄弟だったか!幼馴染かなんかかと思ってた…
    …ってそれじゃ下手すると修羅場化してまうなwww

    ところでがっくん23歳って超新任やん!いったいどこであんな巧いチョーク投げを習得しt
    『詮索するな!!』(スパパパパキャッ!!)←四連撃
    Ouch!!

    2012/05/27 19:47:50 From  Turndog~ターンドッグ~

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    メッセージのお返し

    そこ!?www

    まさかの死亡フラグwww

    幼なじみだと年離れすぎなのでw
    確かに修羅場ww

    年齢的には超新任のくせに実はこの学園で二番目に長くいるという(カイトも一緒)。
    この学園ができてからかなり経っているのだが、とある事件により全員の教師がいなくなるという異例な出来事があったのだがそれについてはまたいつか((誰も聞いてない
    チョーク投げをどこで習得したかについては考えていなかったという←
    4連撃!?

    2012/05/27 21:32:18 ゆるりー

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    ご意見・感想

    むきゃー! ついに呼び捨てだー!(落ち着け
    それにしてもがっくんとグミちゃんが兄妹とは……その発想はなかった。

    あーはい、ブクマ頂きますね、はい。っていうかブクマ頂かなきゃね、あれですよね、はい。←

    2012/05/27 01:51:10 From  雪りんご*イン率低下

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    メッセージのお返し

    そうですついに呼び捨てですよ!!…でもmemoryの4話で、がっくんがルカさんのことを呼び捨てにしていることに誰も気づかないという←

    グミちゃんを出した時点で、二人は兄妹という設定はありました。
    (両親が離婚してるから本当はもう兄妹じゃないんだけど←)

    ブクマありが…あれ?ブクマしてなくね?((←

    2012/05/27 09:48:18 ゆるりー

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