KAITOの種30(亜種注意)

投稿日:2010/02/10 23:58:59 | 文字数:1,792文字 | 閲覧数:198 | カテゴリ:小説

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昨日で書き始めて一周年でした。間に合わなかった自分ざまぁw
ってか時間なくて内容酷い事になってるw
…………すみませんorz

一年間なんだかんだで続いてきました。これもタグやコメントをくれる優しい皆さんのおかげです。
何のお礼も出来ませんが、感謝しています。
これからものんびり書き続けていきたいと思いますので、よろしければお付き合い下さいませ。



一年お世話になった本家様
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TEXT
 

小さなホールケーキに蝋燭が一本。火が点されたそれを眺める二人の顔はキラキラと輝いていた。
モカとコウの誕生日祝いだ。
…正確にはモカが昨日でコウが明日だがまとめてしまった。何度もケーキ買いたくないし、あまり有り難みがないような気がして仕方なかったからだ。
しかしよく誕生日を忘れないでいたものだと自分で思う。なんだかんだで覚えていて、ケーキを買って帰ってきた。
蝋燭の数を悩んだが、とりあえず一本にしておいた。というか、こいつらの歳の取り方は人間と一緒なのだろうか。まずそこがわからないのだが。だがさっきまで誕生日という存在をを知らなかった本人達に聞いても、わからないだろう。誕生日に関して教えるのは簡単だったが、一年という概念がないらしくそっちの説明に時間がかかった。そういえば一ヶ月の説明を昔したが、それも理解してくれるのに時間がかかったな。
なんて考えているとコウが騒いでいた。それはもう蝋燭に興味があるらしく、何かこれから起こるのではと期待に満ちた表情でこっちを見ている。
別に何もないんだがな…。まぁ早く吹き消してもらおう。
モカ、コウ、持ち上げてやるから火を消してくれるか?

「みー!?」

いや消しても何もないけど…。
コウにとっては蝋燭は初めてだし、いつも火を使うときは傍にいさせないから間近で見る炎は魅力的なんだろう。蝋燭の火でこんなに騒ぐんじゃまだ火の近くにいさせられないな。
ケーキにか炎にか、嬉しそうにはしゃぐコウと対照的に静かに火を見つめるモカを掌に乗せ、蝋燭の傍に寄せる。
落ちるなよ。蝋燭も危ないし、何よりケーキに沈むぞ。

「みーみっ」

主にコウに言ったのだが、聞いていたのかいないのか。身を乗り出している。ちゃんと頷いてくれたモカがコウを支えてくれているので落ちることはないと思うが、心配だ。
いいか二人共、せーので吹き消せよ。

「み!」
「…………はい」

じゃあ息吸って。……いいか?せーの。
声に合わせて二人が勢いよく息を吹く。炎が揺れ、ふつりと消えた。
電気をつけたままだったので部屋が暗くなることはないが、明かりが一つ消え、手元が暗くなったように感じた。
蝋燭から立ち上る煙りを興味深げに眺める二人を机に降ろす。
蝋燭を抜いて、ケーキを半分に切った。
二人でケーキ半分…食えるか?
小さいケーキとはいえ、クリスマスに食べたカットケーキよりは一人当たりの量が多い。
そう思って聞いたのだが、ケーキに飛び掛かったコウには問題ではないらしい。好きなんだなぁ、ケーキ。
モカも食べろよ。足りなかったらこっちあげるから。

「……マスター、ありがとう…ございます…」

…何が?

「………祝って…くれて」

ああ、まあ。…当然だろ?
一年間、色々な事があった。二人には留守番ばかりさせたし、マスターらしい事はあまり出来なかったように思う。だから誕生日ぐらいちゃんとやってやりたかった。…だから覚えていたのかもしれないな。
考え込んでいるとモカと目が合った。考えていた内容のせいか、妙に恥ずかしくなってくる。
ほら、食べないとコウに食われるぞ。
そのつもりはなかったのだが、なんだか早口になってしまった。照れ隠しだろうか。無意識って怖い。

「みみーみっみー」

なんだ?
クリームだらけのコウが何かを伝えに寄ってくる。机にクリームの足跡が残っていた。…ベタベタして歩きにくそうだ。気にならないのだろうか。

「みーみみみ」
「……来年もケーキ…食べれるか……だそう、です………」

ケーキの事しか頭にないのかお前。
来年、か…。
結局一年、こいつらはあまり目に見えて成長しなかった。身長はほとんど変わっていない。けれども中身は成長してくれたのではないだろうか。普段あまり感じないけど、大きくなったのだと思う。
一年間、決していいマスターとは言えなかっただろうけど。
また来年の誕生日祝ってやるから、一年よろしくな。

「…みみ?」
「……マスター?」

予想していなかった返答だったらしく、二人はきょとんと首を傾げた。
おいで。
手を差し出すと不思議そうにモカとコウは乗ってきた。
普段は恥ずかしくて絶対言わないだろうけど、誕生日だ。プレゼントがわりに伝えてあげよう。

お前ら-。

恥ずかしくて死にそうになったが、二人は嬉しそうに頷いた。

自分の辞書には「自重」とか「遠慮」などの言葉が欠けている様です。


素敵なアイコン画像を予感子様からいただきました。
兄さん必死です。
ありがとうございましたー。



・思い出とオルゴール後書き
ここまで閲覧いただき、ありがとうございます。
何故ここに書いたかといいますと、あの場に余計な文を書きたくなかったのです。雰囲気を大事にしていたので、それを壊すことはしたくありませんでした。…まぁ壊れる程雰囲気が出ていたかわかりませんが。

このお話は所謂死ネタというものです。文をぼかしていますが、最後は二人とも亡くなっています。
始まりで作者である自分が「KAITOと種KAITOの違いを追求した一つの結果」と言いました。まさにその結果がこの終わり方です。
種KAITOは生きている。KAITOは生きていない。これがこのお話の大前提です。
だから種KAITOはマスターが死んだ後、天国まで追いかける事が出来るのです。

KAITOの亜種というからにはKAITOに似ている部分、KAITOと違う部分、両方ある筈だと思っていました。アイスが好きなところ、顔が似ているところ、マフラーをしているところ。皆似ています。
では違いは?と考えた時に先に述べたあの考えが出てきました。性格に関しては元が性格あるものではなく、それこそ好きな性格を創造出来るので省きました。うちの子設定とかありますしね。
そのほかにも違いはあると思います。成長すれば大きくなりますし。

自分の中で種KAITOは死ぬと霧散します。アイスから生まれたので最後は溶けてなくなるのでは、と思ったのです。
そしてもう一つ、マスターが死んだら種KAITOも死んでしまいます。
…この設定については「KAITOの種シリーズ」でいずれ出そうと思っています。

長々書きました。すみませんお喋りで。
いずれ修正して投稿し直そうと思っています。自分にとって大切なお話なので完璧にしたいのです(笑)
タグ、コメントありがとうございました。
特にタグは思い入れのある話なのでいい話と言われて嬉しかったです。…最後、ああなってしまいましたが、いい話だと思っていただければ幸いです。
まだまだ語りたいことはありますが、そろそろ失礼致します。
次はいつもの通り書きたいです。それからもうすぐチャラい種KAITOことモノの話を書きたいですね。…挑戦状の締切が迫っています(笑)

ここまで読んで下さって、ありがとうございました!

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作品へのコメント2

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    ご意見・感想

    一周年&誕生日おめでとうございます!
    これからもこっそり通いつめて二人を愛でたいと思います←やめれ

    2010/02/11 16:31:09 From  美琴

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    メッセージのお返し

    お祝いの言葉ありがとうございますー。

    美琴様
    こっそりなんてせずに堂々と愛でて下さいよー。
    …ってそんなことされると自分が恥ずかしいですが。

    純チョコ様
    どんどん出てきてコメント書いて下さいw
    遠慮なぞ無用です!


    閲覧&コメントありがとうございました!

    2010/02/11 21:34:21 霜降り五葉

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    ご意見・感想

    一周年&誕生日おめでとうございました!
    これからも偶に物陰から出てきてコメントしますよ(来なくていいよ

    2010/02/11 13:49:21 From  純チョコ

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    メッセージのお返し

    お祝いの言葉ありがとうございますー。

    美琴様
    こっそりなんてせずに堂々と愛でて下さいよー。
    …ってそんなことされると自分が恥ずかしいですが。

    純チョコ様
    どんどん出てきてコメント書いて下さいw
    遠慮なぞ無用です!


    閲覧&コメントありがとうございました!

    2010/02/11 21:34:21 霜降り五葉

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