#7-4「みんなには…」



レンはミクに吹っ飛ばされて完全に気を失っていた


「レン君!レン君!しっかりして!」


ミクがレンを揺さぶって起こそうとしていた


「何事でござる!!」


そこへがくぽが走って駆け付けた


「レン君が…レン君が…」


ミクは涙目になりながら、がくぽを見た


「なに!?一体だれがこんなことを…まさか!曲者か!!」

「ちがうの~!私が本気でレン君を突き飛ばしちゃったの~!!ごめんね~レン君!!」


ミクは泣きながら、気を失っているレンに謝った


「ちょっと?今の音は何事?!」


そういって、ゾロゾロと上の階にいたみんなが下りてきた


「レン!!」


レンが倒れていることにまっさきに気付いたリンはレンに駆け寄った

続いて、カイトも駆け寄る


「大丈夫そうだ…気を失ってるだけだ…」

「…それは…よかったです」


ハクは胸をなでおろした


「でも、一体どうしてこんなことになったんだい?」


ネルが状況説明を求める


「そ…それは…ぐすっ」


ミクが泣いている。
さらにみんなに自分がやったと言わなくてはいけないという事実が彼女にプレッシャーをかける。


「あ~。レン殿は階段から足を踏み外して、滑り落ちたみたいでござるよ」

「え?…がくぽさん?」


ミクはどうしてといった表情でがくぽをみた

それに対して、がくぽはうなずいた
それはまるでここは拙者にまかせるでござるといっているようだった


「へぇ…レンもドジなとこあるのね…」


メイコはやれやれといった様子だった


「あとは拙者とミク殿がレン殿を看るでござるから、みなは気にしなくていいでござるよ」

「…そう?…じゃぁ、あとはよろしくね。がくぽさん、ミク」


メイコがそういうと、みんな各自の部屋に戻っていった






「あの…がくぽさん…どうして、さっき」


ミクは、どうして自分をかばったのかが気になっていた


「ミク殿はもう十分反省しているでござろう?」

「…うん」

「じゃぁ、それで十分でござる。それにミク殿が突き飛ばしたなんて、メイコ殿やネル殿、そしてリン殿には言いづらいのではないかと思ったのでござるよ。迷惑でござったか?」

「ううん…ありがとう」


メイコにばれたら、それこそ地獄を見る
ネルにばれたら、ただでも信用ないのにさらになくす
リンにばれたら、頼れる姉として慕ってくれているのに幻滅させてしまう

そういった複雑な事情も、がくぽにはお見通しだった






「う…ううん…」

その時、レンが目をさました


「レン君!!」

「レン殿!!しっかりするでござる!!」


この2人の呼び掛けに対して、レンは意外な返答をした


「え?……あなた達…だれですか…」



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

みんなでボーカロイド観察(仮)#7-4

終わってみれば、今回(#7)は、
がくぽの好感度がうなぎのぼりだなww

前回(#6)のアドリブがひどくて
もうだめかと思ったけど、今回はうまくできたなww
よかったよかったww


そして、衝撃の終わり方!
これは次回に続くよw

閲覧数:397

投稿日:2011/12/20 03:21:14

文字数:1,181文字

カテゴリ:小説

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    ご意見・ご感想

    ぐえあっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?レ―――――――――――ン!!!!戻ってこーーーーーーーーーーーーい!!!!

    こっちはリンが戻ってこないよー。…構想の中でwww

    2011/12/20 15:12:10

    • しるる

      しるる

      レン君!どうやって戻ってくるのか…

      それはその時のアドリブによるwww


      リン!もどってこーーーい!

      2011/12/20 21:08:50

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