乾いた風に息苦しくなるから
壁にあけた風穴にも瞬く星よ

震えた声喉こじ開けるように
何度も名前呼んだんだ
行かないでおくれと

願った理想も、満足に描けない
補助輪なしの人生
前を見ろ！って

擦りむいた膝で歩いた帰り道
上手く生きる
コツなどありもしないのに

朝陽が昇ったら消えてしまった
君はホログラム
言いたいことだけ、言って
僕だけ残して消えてしまった
途切れ途切れ瞳に映る姿は

過去の自分輝いて見えるんだ
壁は今にも崩れそう流れる星よ

ぶつかり合って戻れなくなる前に
何度も名前呼んだんだ
行かないでおくれと

世界は広くて、イメージできないよ
制服脱いだ人生
夢を見ろ！って

失敗が怖いのは大人だけじゃない
上手く生きる
コツなどありはしないから

朝陽が昇ったら消えてしまった
君はホログラム
言いたいことだけ、言って
僕だけ残して消えてしまった
掠れ揺れる瞳に映る僕の眼

遠い未来から来た少年よ
君はホログラム
意味ありげにほら、笑って
僕だけ残して消えてゆくんだろ？
ホログラムの瞳が映し出す世界

地球が回ったら消えてしまった
君はホログラム
言いたいことだけ、言って
僕だけ残して消えてしまった
途切れ途切れ瞳に映る姿は

ホログラムが映し出した姿は