もらった絵の具をたくさん広げて
目を閉じて想像してみたらなんだか
何も描かなくていい気がしたから
僕はそのまま透明になることにした
僕の見る「僕のいない世界」は別に
何も変わらないどこも違わない
気を良くして歌ってみたらその辺の
野良猫が立ち止まってひと鳴きしただけ
透明な歌声は響かないからって気軽
どこまでも届く錯覚すら感じてる
時折通りすがる北風が少し一瞥
太陽も月もきっと気付いてんだろうな
森に遊び泉に騒ぎ砂浜で転げては
幾度となく聞こえない歌を奏でてた
寂しいなんてひとつも感じることなく
ただ少し気になる君を見つけてしまった
「聞こえる歌」があるのに寂しそう
「見える音」を持ってるのに悲しそう
確かな形を持って歌を響かせていて
なんでそんなに頑なな旋律なのかな
少し眺めていたらなんとなくわかった
もう誰も歌わなくなっていたんだ
歌を知らず歌を遠ざけ悪しきものとし
楽しさすら忌み嫌われていたなんて
南風に手伝ってもらって伝えたんだ
一緒に透明にならないかってそしたら
「苦しくても形ある音と生きたい」って
そして僕は初めて寂しくなったんだ
夕暮れに手伝ってもらって聞いたんだ
そこじゃない世界でも構わないでしょ?
「響かせる前に立ち去りたくない」って
そして僕は初めて笑顔が消えてた
さざ波に手伝ってもらって言ったんだ
君と一緒に歌っても良いかいって
「そう言ってくれるのを待ってた」
そして僕は初めて涙を流してた
もう透明じゃなくなった僕の歌は
自由を解き放って枷に溺れて
思い出したように苦しみを響かせる
隣で奏でる君の声を聞きながら
「ずっとあなたのために歌ってた」
小さく呟いてうずくまる僕を抱えて
二つの声は幾度となく歌を通わせた
そして二人は初めて星になった
流れることを許されない小さな星に
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