ひとひらの恋 茂りは過ぎぬ
藤波の薫香 漂えど

過ぎし日に思い馳せる
藤波のこの色香に
忘れがたき君の面影を重ね
紡ぐ想いを 唄に乗せる

思い焦がす 寂寞たる宵
月の影を照らしては 
手を伸ばす

ただ一目のみ
交わせるのならば 
常ならぬ世ではなくて来世(いつか)に
思い初めた日を藤に染めて
明くる年の春にまた逢える

朧夜に一人眺む
臥待月の玲瓏
いずれ消ゆる刹那の花笑み宿し
濡らす袖先 唄に染める

覚え巡る 文の残り香に
藤の香気重ねては
手を伸ばす

此の夢人に
重ねゆく想い
遠ざかる宿命なれど結ばれ
出でし月も また影を落とし
追憶の藤波 風薫る

永く咲きたるも
徒に落つる
清らな花房にやつして
泣き濡れる路に導く
揺るがぬ恋の宿世ならば…

ただ一目のみ
出逢えるのならば
宵闇に咲いた花に託して
待宵の藤 想いよ乗せて
明くる年の春に また逢える
幾千の契りを重ねても

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

待宵の藤 feat.KAITO&Fukase

ロカルツPさんを始め8名でのコラボ曲で和風バラードになりました!
ボーカルはKAITOとFukaseになります。
是非聴いてください!

https://youtu.be/HytYf-1vMNg

閲覧数:353

投稿日:2022/05/28 07:45:07

文字数:399文字

カテゴリ:歌詞

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