後ろの正面だぁれ?

五月雨の 夢醒めぬ日に
灯した熱は 空蝉 侘し
蚊遣り火の灯は 残り香 懐かし
祭囃子聞き 駆け出した宵

見失いそうな 人混みの中
涙 霞む世界 彩付き 咲いた
二人で 線香花火の灯に
願っていたことは 違ったというのでしょうか
夕立の頃


葉桜は ひとり 看取って
夢と知りせば さめざらましを
翡翠の水は 恋文攫って
星空 流れた 一夜を想う

夏の空に遠く 響き渡る音
永久願ってた 一輪の花
綺麗なびいどろの飴
透かした世界 覗いては
歌いし 君の声
振り向いた宵

正面だぁれ?

静けさ嘆く この場所にひとり
今に過ぎゆけば 灯涼しの恋
遠くから聞こえる 祭囃子も
泡沫だったのでしょうか?
夕闇を待つ

逝く日は 水絡繰 濁し
あゝ 花氷 紅 恋しや
彩に焦がれ 手を伸ばす
彼岸の花に

あけぬるものを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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【結月ゆかり】祭囃子聞ク頃【オリジナル】歌詞

オリジナル曲【祭囃子聞ク頃】の歌詞です。

閲覧数:405

投稿日:2017/11/09 00:02:24

文字数:372文字

カテゴリ:歌詞

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