【第七話】STRAIGHTEN
こぉぉぁああああ!!!!
そんな音とともに、私が放った光は、瞬く間に家を包んだ。
すべてを包んだ。
目を開けていられないくらい、強烈な光線と、浮いているような変な感覚が、気持ち悪い。
「ルカ!!引き上げなさい!!!」
「でも…、ミク、あの子は……」
そんな会話が聞こえた。
グミさんや、カイトさんの声なんて全然聞こえないのに。
『近くにいる……?』
そう思って、きょろきょろする私。
剣をがしりと握りしめて。
相変わらず、耳を裂くような音は続いている。
『どこだ…』
―――クスッ
笑い声が聞こえた。
正面からだ。
走って、逃げられる前に、捕まえて―――
「イイもの見せて貰ったわよ」
そ、と。
耳元で、『ミク』の声がした。
確かに笑い声と、気配は前からしたのに。
「―――くすッ…」
その嗤い方。
声は確かにミクなのに、さっきのルカの嗤い方と、まるで同じだ。
――――――ぞッ――――
背中の毛が、さっと立ったのがわかった。
冷や汗が流れる。
――ぉぉぁぁぁぁあああああああああああああああああぁぁぁ……………
音が、止んだ。
とっさに後ろを見るが、誰もいない。
もちろん、ミクと、ルカの姿もない。
ただあの声だけ、耳にへばりついている。
さっきとおなじ様な格好で、レンが壁に凭れていた。
「レン!!!!!!!」
駆け寄る。
私のせいで、何か怪我はしていないか。
余計に傷が大きくなったらどうしよう。
とか。そんなことだけ考えて。
今は、レンが嫌いというか、むかつくというか、そんなの後回しだ。
「リン…」
か細い声で、呟かれる、私の名前。
「よかった、怪我してない??ルカさんにやられたの、大きくなってない??それなら私の所為だし、大丈夫?ほんとに大丈夫??」
「はは…」
笑われた。なんでだ。
「大丈夫だよ。ほんとに。にしても、スゲーな、おまえ」
「え…と、何が…」
レンが指をさす。
それは、ミクたちがいた方向。
派手に破られた、壁。
そこにはもう誰もいない。
「リンがアレ出したから、奴ら、引き上げたんだぞ?」
にこり、と、ほほ笑む。
「そ、かなぁ……?」
「ああ。なぁ、みんな」
レンが、私の後ろへ笑いかける。
ディフェクトのみんなが私を見て笑っていた。
優しい、やさしい笑顔で―――。
それを見て、まだ困惑気味の私も、にこり。
笑って返した。
CrossOVER NoIsE.
これから、本格的に行こうと思います。
何となくコツもつかんだのでwww
ディフェクトのみんなの能力とかも、また話の中で説明します。
今のところ分かってるのは、レンの、武器がリボルバーで、リンの武器が剣ってだけですね…w
みんなそれぞれ、武器がありますから。
ちなみに、ミクとルカは武器使いません。
魔術オンリーです。
今後、魔術名とかも考えなきゃなあ………。
コメント2
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ご意見・ご感想
しるる
ご意見・ご感想
なるほど
バトルものって、技名とか、武器とか、考えること多いもんなー
ミクが敵側も数少ないなーってかんじましたw
2012/08/26 17:02:22
イズミ草
結局、私は適当に辞書片手に考えましたねww
おじいちゃんからもらった辞書ww
ミクはなんか、純粋な子、主人公、無垢、っていうのが多いので、
ちょっと、違うのにしてやろうか…ww
ってなったんですww
2012/08/27 10:57:07
Turndog~ターンドッグ~
ご意見・ご感想
ルカさんよりミクの方が立場上!?なんだこの俺得な展開(うっさい
魔術名とかフィーリングで十分ですよwww
ネギとかタコとかマグロとかをいろんな言語で書いてみたりするだけで結構かっこよくなりますwww
2012/08/04 13:59:43
イズミ草
wwそう言われてみれば、ルカさんよりミクさんの方が立場上って無いですね、あまりwww
気付かなかった^^;
バトルの先輩からのありがたきお言葉…。
心に刻みまくります!!w
2012/08/04 18:30:44