僕と彼女の不思議な校内探検 14【リレー】

投稿日:2011/11/11 20:59:38 | 文字数:2,163文字 | 閲覧数:481 | カテゴリ:小説

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ミクさんの名前「月明かりに照らされた芸術」という変なかんじは気にしない。

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TEXT
 

「は…博士…?」



僕は信じられなかった。
目の前にいるこの人が、まさか箱庭の人間なんて。



「まさか恩人でもあり、神管でもある人間を前にして、裏切るとは言わないよなぁ?」



ごもっともです、博士。



「あいつは堕天だぞ?その最悪の罪人を、箱庭に連れて行く気か?」
「…」
「さぁ言え。おまえは、私の部下だと。あの女なんか、計画にいらないんだよ」
「…」
「言え」
「…」
「言うんだ…神威!」



僕が黙っていると、リリーが怒鳴った。
ちなみにミキはこの状況なのに新聞を読んでいた。
あぅ。僕の新聞。



「裏切ったら…どうなるか分かってるよな、神威?」



その言い方、なんか悪人っぽく聞こえる。


気を取り直して…
僕は、どちらを取る?
片方は、僕を助けてくれて、今や世界のトップにいる者。
もう片方は、堕天だが僕にとってなくてはならない、大切な人。

片方を裏切ったら、僕は殺される。
もう片方を裏切ったら、僕はきっと一生後悔する。

でも…ミキはミクがグミに手を下されていると言った。
ミクが今生きているという保障なんてどこにある?
いや…
でも…それでも、僕は…



「さぁどうする、神威」
「僕は…


 僕はミクを、連れて行く」
「ほう…命を捨てると言うのだな?堕天が今生きているはずがないのに」
「いいえ、博士…彼女は、生きていますよ」
「何寝ぼけたことを…一生その口を開けないように私が直接手を下してやる」



リリーはナイフを取り出し、僕に向けた。



「死ね…神威」



リリーは僕に向かってナイフを振り上げた。
だが寸前、



「博士…僕がそう簡単に、死ぬと思いますか?」
「貴様…」



寸前で、僕は隠し持っていたナイフで防いだ。
危ない危ない。ナイフって便利。



「だが、私をなめるな…ナイフ以外にも、刃物は持っている!」



リリーは開いている手で、短剣を僕にふりかざす。
でも僕のほうもなめないでね。



「戦闘中に、お喋りがすぎるんじゃないですか?」
「貴様…もう一本ナイフを…ッ!」



さすがに両方防がれたら結構苦戦するようで、リリーはしばらく攻撃ができない。
お互い隙ができたら攻撃できるというなかなか苦しい状況だ。



「リリー様。私も攻撃に参加いたします」
「おおすまない。どうせだから、今私が防いでいる内に、この裏切者を排除せよ」
「了解」



ミキがどこからかサーベルを取り出して戦闘に参加。
まずい。僕、やばいかも。

とその時、



「あ、神威。ここに居たかぁ」



いつもまにか入り口に、ミクが立っていた。
…なんで僕の家がわかったんだろう。



「「何!?グミはどうしたんだ!!」


二人の気がそれた。
よし、今のうちに。



「ミク、ナイス!とぇりゃっ」



防御を解き、ナイフを使って相手の手元を切り捨てる。
さすがは僕のナイフ、相手の武器を破壊できた。



「「なにぃ!?」」
「ていうかあんたら…神威に、何してんのよ!?」



あ、なんかミクがキレた。



「何を勝手なことを…あんたは堕天という、最悪の罪人のくせに!」
「頭が高い!何も知らぬ奴に、罪人呼ばわりなどされたくはないわ!私を誰とこころえる!」
「何…?」



さずがにこれは僕も驚いた。
どういうことだ?



「我は初代神管、ムーンリット・アート…
 世界を初めて作り上げた神、初音ミクよ」



腰が抜けた。



「その偉大な者に牙を向ける気か?」












***




「な…あんたが、初代神管…!?」
「そう…そんな偉大な人に、刃物を向けるとは…」
「でも、そんなに長い時を生きていられるわけが…」



グミはただ腰を抜かすことしかできなかった。



「今まで転生して、世界を見てきたわ」
「転生…」
「世界が再構成された回数なら覚えてるけど、転生した回数は忘れてしまった…」
「…」



グミは、なにがなんだかわからなくなった。



「で、この時代に転生したときに、なんらかの衝撃でそれまでの記憶がなくなった…でも今日やっと思い出せたわ」
「…」
「あんたには感謝しないとね…でもね、私に刃物を向けた以上、そいつは消さないといけないのよ…
 しかも、ちょっと知らないうちに計画立ててるみたいだし。それも潰さないとね」
「…そ、んな」



グミは、もう頭になにも入らなくなってきた。



「なんでそんな偉い人が…影神の彼を、好きになったの…?」
「初代神管とはいえ、私も人間…転生してきたなかで、誰かを好きになったのは初めてね」

「それにあんたは…七つの大罪を全て犯したんでしょ…?」
「私が一番上の人間よ…私自身が自分の罪を清めることもできる」
「え…」
「ていうか、あんた『箱庭使者』のくせになんで『神管』が持ってるはずの『第7次元閉鎖空間外操作情報インターフェース』を持ってるの?
 神管から盗んだのかしら…」
「あ…」
「それにあんたも、七つの大罪全てを犯してるみたいだし…私が直接、手を下しましょうか」
「あ…あああ…」



ミクは一瞬でグミを切り捨て、理科室を出た。
 

のほほんと生きる物書きです。
ギャグから真面目なものまでいろんなジャンルの小説を書いています。
…のはずが、最近はがくルカを書くことが多いです。


IN率低いです。
マイページ以外では「かなりあ荘」というコラボに出現します。

全体的にgdgdなものが多いです。
小説は、自己解釈もオリジナルもやってます。
だいたいはその場のノリで書いてます。

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