「弥陀の墨着た天使」と笑い
嘆き光らす民へ溶き看取る
罪の血を着た悪魔も問わず
白い奉仕を巻いてただ笑う
呪縛の譜は高々編まれ
秋立つ綾が着こまれる
炙りの詞が看取りを拒み
闇路に雪は寄せてきた
慈悲の目を何度と捧げても
正義は「理想」と黒血の泡
弥陀の置く薬を絶え間なく
持たせて御空を見上げるだけ
母の海見た愛児は睨む
飛沫焼かれた肌を覗かせて
祖母の海見た愛児の琴が
開き探した刃先震わせて
鋳型の賦が緋緋書かれ
金着た銅は音を編む
崇めの詞が白床《しらとこ》に満ち
闇路を業火照らし出す
慈悲の目を何度と捧げても
鉛の思想が溶き混ぜられ
染み渡る火の児を引き出させ
抑えて旅路を明かしていく
慈悲の目を何度と捧げても
新たな旅路は鋳型の先
開け溶かす薬をささやかに
添え足し呪縛を壊していくわ
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6.
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