田中Bの投稿作品一覧
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五徳の上の生涯や
すんまへんな すんまへん
ごくろうさんや お嬢ちゃん 肉買うてこか
そしたらな ちゃうねんな こういうときもあるねんな
良い子にせえよ ポリスメン 屠蘇かわす
一二三
朴念仁 朴念仁 朴念仁
五六七八
おっちゃんの将来はどないや
一二三...ヘイ!朴念仁 / 鏡音レン
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フリック タップ フリック
ふやけた爪の先 ココロ躍らせながら
鏡の前の眩暈 クラクラ
フリック タップ フリック
覚えたての言葉 ココロ戸惑いながら
余白を埋めた匂い
思い出せるのは 窓の外くだり坂 足跡も消える
微睡み霞む夢の中 泥だらけの靴 忘れてたことばかり
空はいつの間にか
鮮やかに色褪せ...フリックハート/鏡音リン
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模型の街の ブリキの鼓動
昨日のことも 塗膜の向こう
霞んで見えた高架線も一瞬の内に
ご覧の通り
隙間にそそぐ常夜燈のせいで思い出した
不安に耐える
刹那の方へ
知らない景色に僕の夢を重ねたなら
うわべに描いた詩でさえ空に届くだろう
決して触れられない泡になっても 此処にいられるなら...リルトガーデングライダー
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ポケットの中に隠した景色を 見ないように 見えないように
不確かなまま薄めたイメージで 満たすように かき出すように
ただ黙って意味を疑って 痛がっていて
ひとつひとつを欲しがって 欲しがってたっけ
透明なベリルを
例えれば 君といたことも思い出せるなら
このまま醒めないでいいよ
重なれば 朝が...グリーンベリル
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飛び込んで逆さになった世界から
兎の唄と空と一片の羽根
土手っ腹に打ち込まれた嘘も
檻の中で聞こえた噂も
消し飛んで雨上がりの泡沫
代わる代わる摩天楼の影
昨日嗅いだリモネンの香り
気が付いたらこの狭いレモンの躰を浮かべた
僕ら幽霊船の夢の中 遥か水平線の向こう側
蒼白い航路を照らしたなら突き進め!...僕ら幽霊船の夢の中/鏡音リン
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まだ水曜日の午前3時 ライオンの夢で目が覚めた
瞬く間に片付いた 冷蔵庫の中
そうだ シュガーペンギンのレイアウト 思い出してすぐに替えた
温ためていたお弁当のこと すっかり忘れてた
ドキドキしちゃうな 君の声が背中から
ちょっと早すぎる 窓の外の低気圧
僕のイメージの通りの展開になっちゃうな...シュガーペンギンの日常/初音ミク 鏡音リン
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やがて空は澱の彼方
まるで夜のまだら模様
毀れ落ちた雫
奈落で見つけた宝物をひとつ
喉の奥に溶かしていく 溶かしていく
僕らは崩れ行く世界で彷徨っていただけなのに
いつしか この声も体もなくなっていく
ここは夜のまだら模様
風と影と雫...ダスクと雫/初音ミク 音街ウナ
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あきれた夢 街はすっかり 無窮の空に溶けた
君と二人っきりでやっぱり 時間を眺めていた
指先だけが 重なってさ このまま居られたらな
何も変わらない 景色ばっかり 時間を繋げていた
遠いよ 急ぐよ 涙は流さないよ いま響き渡るのは 風の音だけ
もうすぐ 暮れるよ この手は離さないで 光の...ゆらゆら
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痒痒天国/鏡音リン (の幼虫)
痒い痒い 蚊 蚊 炎天下真っ裸 ストレスマッハ 見失った蚊
宙を舞うステルス 狙いを定めて 一瞬の隙 一瞬の隙
殺虫 防虫 忌避 ディート 抗ヒスタミン軟膏 resistance!
幾千年に及ぶ戦い そう 人類の敵 人類の敵
デング 黄熱 マラリア 脳炎 伝染病の媒介...痒痒天国/鏡音リン (の幼虫)
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驕れ笑え 不眠の至り カビた闇路を練り歩け生成り
ここで 婦人の旅路は終わり ペテン師に騙され泣いている
でもね 舌と舌鼻と鼻くっつけたら頭痛いのも治っちゃうのに
だからひとりぼっちは嫌 悪い子は今日も屠殺場の夢を見た
ああ
溺れていくあたし 痺れた指先 微睡む空の色が
許されてる証し 三日月泳いで...セシル嬢の計画的憂鬱/鏡音リン
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千切れた影は 針の筵
叫ぶように 嗤う怠惰
希うせいで 朽ちた世界
満ちた月を 磔にした
爛れた躯 腸の中
哀れな獣を締め付ける檻
疑り合えば 息が続く
下卑た空に 羽ばたいてみた
螺旋の道は 孤独 孤独...【鏡音リン】インカーセレイト【オリジナル】
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隘路に根ざした毒蜘蛛の糸 まんまとかかった人々の群れ
鉄澱の中で見たときよりも 一層眩しく輝いていた
いきり立った前頭葉がまだ 磨りガラスに向かってがなってる
陋室に閉じこもった娼婦は かわいそうに今日も患ってる
逃げ足だけは速いなカルマ 四方五月蠅に囲まれちまった
極楽浄土にたどり着いては 俗にま...【鏡音レン】ママとナルコレプシー【オリジナル歌詞】
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淡く儚く虚ろな微睡み 遥かまだらの渦の中
響く響く星屑の雫 いつか焦がれた虹のあと
黄昏の幻
微か聴こえるコバルトの祈り いまは黄金の澱の中
遠く輝くイリスの方舟 煤けた翼を滲ませる
果てに揺らめく花も散る
うつつ途切れた芥 よぎる
あかつきに魘されて 満たされてしまった躯じゃもう逃げ出せや...追憶の飛行船
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篝に怯える 暗闇側の秒針を刻んだ 機能的病巣
瓦落多に縋る はだしのまま少年が抱いた 虚妄の理想郷
夜に傅いた 悪魔の夢 眠れぬ日常に嗟嘆を
目をふさいで 研ぎ澄ました 言霊に焼かれてしまった
カルマの腕 絡み付いた 傷跡にうつしみの矜持
涙の痕 血でなぞって やがて誰もいなくなった
千切れた 鎖で...【鏡音レンオリジナル】Der Process
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或る砕かれたモノローグ
いづれ澱に塗れた飾
欠落するダイアローグ
咎に焼きつけられた痣に紛れる
扉の奥のリビドー リビドー
切り刻まれた 咆哮垂る
額ずく影に 鍵を 鍵を
閉じ込めた鴉が啼き止まない
紅く染まるロザリオ
かき消された歎きの叫びを包みこむ風の音...【鏡音リンオリジナル】ネロ
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朝 街は緩やかに 死に絶えていく蛍の火
また いつもの幻燈に 騙されて今日も夜行性
冷たく透き通った屋上に ハルジオンがもう咲いていて
瞬きをやめて軋む覚醒の彼方
雨 予報に遅れて 渇ききらないアスファルト
まだ 琥珀の明滅が終わらない時間帯のラジオ
冷たく尖った環状線に 烏が虚しく啼いていて
輝き...フェイクリブート
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壁に沿って立ち並ぶプラタナスの影
グラスの向こうの景色と入れ替わる
やがて僕の体も透明の中へ
アスピリンは今日も効き目がないのに偉そうに笑う
向かい風に間違われてすぐに足跡も立ち止まって
僕たちは迷路からいつも遠ざかって
裸足で歩きなれたまわり道のあてもなくなって
曠野の果て
消えた名前も思い出せな...記憶消失
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ガラス越しの街の明滅が現実だと
知らされずに今日も繰り返す
祈りを捧げてた少女なら音も立てずに消えてしまったろ
はじめから届かないことも分かってたってのは嘘で
悪魔に決められた運命と知らずに
無限に続く闇の中を
イメージだけを頼りに飛ぶ
翼なんてないくせに 気どってさ
時計はさか廻りのま...Infinity―
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下り坂の終わりにある 赤い月の照らす時計
まだらの夜 途切れながら 渇く地平線に向かう
風車にかき消された 烏と蝸牛の影
時計はまだ針を止めて 鉛の街並みにとける
やさしく尖る風に レプリカの花が咲いた
新しい朝 運命の青 誰も知らない世界
Hallo halo ぼくらは光の箱舟の体で空へ
降り...epilogue
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仇花すっかり舞い散る季節
踏切の向こう側で泣いてる
プラスチックベルゼブブの羽音
愛想笑いで今日もやりすごす
この薄汚れた街角の果て
埴輪シンドロームに侵された
汽笛の音色をちょっとずらして
外野からすかしてガムかんでた
真夜中の4時にみつけた 四ツ葉のクローバー焼きついた
三ツ足のカラス 屋根の上...深海シティアンダーグラウンド
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遠ざかる月の暈なら渇いて
monochromeを取り戻していつもと同じcobaltに融けた
から回る逆さのままの風見鶏
最後の片足もとれてむなしく空を眺めていた
葵の花は今日も檻の中
いつまで咲き誇るのか 何も知らされないまま
嘘を信じて 終らない祈り
目を塞いだまま夢をさまよって君を探す旅にで...あくる日の光の果て【鏡音リン】
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猫が死んだのが先だったっけ
僕が死んだのが先だったっけ
どうしよう
おぼえてないや
肝心なことは何一つ
去年の今日の空の色や
隣に座った馬鹿な女の笑い声
どれもこんなに鮮明なのに
どうしよう君の声だけ思い出せない 思い出せない
枯れた街路樹で蝉が鳴いてる...月がない街
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昨日つばさを買ってきた
お気に入りのスニーカーと引き換えだったんだ
緑色したいびつなやつで
それでも確かにとべるんだってさ
あいつらをはるか上から見おろしてやろうか
もう誰に従わなくても
僕は自由になったんだ
このまま
風にまかせてどこまでも遠くへ
はばたいて行けるはずないだろ 君を置いて...風に吹かれて
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霞みほどけたこの魂の影は
ほどなくさかまわり時計のなか
風(かざ)めく頃に鳴くひばりの瞬き
尖る光を避けながら凍え墜ちる
わたしは螺旋の扉をくぐり抜け
誰より高く月を見下ろしたウルド
あざみ糸屑あらしの中に向けて
滲む体は磨(と)がれちぎる
雨の詩まだあかつきさえ
きんいろの海原をかけめぐる...真空Argon
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霞むモノクロ銀色の夜 遠く遠く浮かんで揺れる
琥珀に融ける始まりの光 淡く淡くしぼんで見える
くもり硝子ぼやけた空白 重ねた手を離して壊れる
ポケットのなかしのばせたNOEL くちに含んだままで繰り返す
幻になればあなたと浮かぶわ
わたしの
そらに褪せた光貫いて やがてひとつの記憶は
星の彼方...Effect comes over